Column コラム

建設業界の施工管理はこのままでいいの?本当の働き方改革とは。

2023.06.06

コラム

  • 建設業界では3K「きつい」 「汚い」 「危険」のイメージが払拭できず、人手不足に悩まされている・・
  • 工期に追われ、土日や祝日も稼働している現場もまだまだ多い・・

というような悩みをお持ちの経営陣も多いのではないでしょうか?

施工管理で働き方改革を進めていくためには、労働環境の整備やITの導入が必要不可欠です。

この記事では、施工管理における働き方改革のメリット・デメリットやその方法について詳しく解説していきます。

働き方改革で得られる3つの効果

働き方改革という言葉はよく聞くけど具体的な方法が分からない経営者も多いでしょう。

働き方改革を進めていくには、以下に挙げる側面からアプローチすることが重要です。

  • 労働環境について
  • 労働時間について
  • 健康増進について
  • 賃金向上について
  • 生産性向上について

女性や外国人労働者が増える中で、労働環境や受け入れ態勢の整備、また、資材に含まれる有害物質の対策として定期的に健康診断を行うなど、働き方改革で考えなければならないことは多岐にわたります。

自分の会社の問題点を洗い出し、状況に応じた改革を行うことが重要です。

この章では働き方改革を行うことで得られる3つの効果について詳しく説明していきます。

人材の定着率向上

  • 入っても長く続かない・・
  • 他の会社に移ってしまう・・
  • 若い人材はすぐに辞めてしまう・・

ただでさえ人手不足の状況で人材の定着率に悩む経営者も多いでしょう。

近年の建設現場では男性に限らず、女性や外国人労働者の数も増えています。

キレイで働きやすい環境づくりを行い、外国人労働者の受け入れ態勢を整えることで新たな人材の雇用促進が期待できます。

また、働き方改革を実施することで、作業員のワークバランスが改善され、働く環境が良くなれば会社への帰属意識も高まり、人材の定着率向上にもつながります。

(参考:国土交通省 建設分野における外国人材の受入れ

生産性の向上

建設業では人同士のコミュニケーションの良し悪しが工事の進み具合を左右する重要なポイントとなります。

最近では、現場管理アプリやBIMなどのデジタル技術、ならびにロボット技術を施工管理に取り入れる会社が多くなっています。

導入には一定の費用が必要ですが、費用以上の効果が得られるケースも多いです。

これらの技術を活用することで、工期の短縮や作業環境の改善につながり、その結果、生産性が向上し、人的負担も軽減できます。

業界イメージの向上

建設業界のイメージの悪さは昔から変わらず業界全体の悩みの種です。

業界イメージの向上は建設業の人手不足の解消につながる最も重要な課題になります。

女性でも安心して働くことのできるキレイで安全な職場、残業や休日作業の少ない現場、他業種に劣らない給与体制など、これらが実現できれば建設業への流入人口の増加が見込めます。

正しい方法で継続的に働き方改革を行うことにより、人材の流入を促進させ、業界イメージを向上させることができます。

働き方改革を行うために必要な施工管理のポイント

あなたの会社の施工管理は万全でしょうか?行っているけど正しいかどうか不安、そもそもやり方が分からない、といった経営者も多いでしょう。

働き方改革を行うためには様々な角度から問題点を探し出し、自社の規模や環境に合った施工管理を行うことが重要です。

社員や協力業者が何を求めているのかを細かく分析し、効果の得られる正しい方法で施工管理を行いましょう。

この章では働き方改革を行うために必要な施工管理のポイントについて詳しく解説していきます。

無理のない工程計画

建設業界では期限に追われて残業や休日作業を行うなど、突貫で作業を行っている現場が多くみられます。

天候や災害の影響を受けることが多い建設業界では余裕を持たせた工程計画が必要です。

急いで作業を行えばケガや事故が起きやすくなり、さらに品質の低下にもつながります。

無理の無い工程計画を立てることは安全や品質にも影響する重要なポイントです。

労働環境の整備

「汚い」のイメージを払拭するには労働環境の整備が不可欠です。

近年、女性の作業員も増えてきた建設現場では女性専用のトイレを設置したり、更衣室を作ったりする現場も増えてきています。

また、外国人労働者の数も増えているので、受け入れ態勢を整え、間口を広げることで新たな雇用が生み出されます。

きれいで安全な働きやすい現場環境にすることで人材の流入も増えて業界の活性化につながります。

IT技術を活用した作業の効率化

IT技術を導入したいけどどうしたらよいか分からない、費用面でも心配、そんな経営者も多いでしょう。

IT技術を活用すれば下記のように様々な恩恵を受けることができます。

  • 時間短縮
  • コスト削減
  • 施工品質の向上
  • 省エネ

今ではIT技術を駆使したサービスは様々なものがあり、費用はかかるけどそれ以上の効果をもたらす質の良いものがたくさんあります。

こういったサービスを導入することにより、現場でのコミュニケーションのスピード化やタスク進行の効率化ができ、様々な業務の負担を減らすことができます。

負担が減ることで人材も定着しやすくなるなど、導入するメリットは大きいです。

働き方改革を行うデメリット

働き方改革を行うことで職場環境が良くなる、早く帰宅できるようになる、などメリットはたくさんある一方でデメリットもあります。

それは職人の収入が減ってしまうことです。

最近では月に2回土曜日を休業にする、祝日は完全休業といった施策をとる会社も増えています。

元請や管理する立場の人なら休日が増えることはうれしいことです。

しかし、日給月給で支払いを受けている職人の場合は休日が増える、すなわち収入が減るということになるので昇給や特別手当など、給与面での対策が必要です。

工事期間が長くなる

働き方改革により休日が増えると、それに伴い工事期間も長くなります。

労働者にとってはメリットがある一方、発注側からすれば工事期間が長くなることは建物の使用開始時期が遅れることになるのでデメリットになります。

着工前打ち合わせの段階で工事期間が長くなる旨を伝え、トラブルにならないように気を付けることが重要です。

稼働日数の減少に伴う収入減

施工管理を行う監督やスタッフにとっては、休日が増えると体への負担も減り、家族への時間や趣味に時間を使うことができるのでかなりのメリットがあります。

一方、作業を行う職人からすれば稼働日数が減り、働きたいのに働けないという状況に陥ってしまうので結果的に収入が減ります。

日当を上げる、特別手当を支給するなど作業員に対しての対策が必要です。

まとめ

働き方改革を行うことは簡単な事ではありませんが、それぞれの立場や環境に合った方法で実行することが大切です。

私の経験で例えると、作業員の休憩所の壁に美しい自然風景の写真が飾られていたり、いろんな香りのアロマポットを置いている現場もありました。

これは癒しやリラックス効果を狙った施策です。

IT技術を導入することにより効率的な施工管理を行うことができ、人への負担も軽減できます。

無駄を省くことにより利益を残せれば、給与面でも優遇できるので人も集まりやすくなります。

働き方改革を行うことは、結果的に業界全体のイメージ向上や底上げにつながりますので正しく継続的に行いましょう。

 

SAKSAKとは?

デキる会社の経営を
カタチにしました

 

リフォーム統合管理システム「SAKSAK」はできる会社の経営管理をカタチにしたシステムです。SAKSAKを使うことで、次のような悩みを解消いただけます。

  • 粗利管理ができていない
  •  請求書の確認に時間と手間がかかる
  • 会社として顧客管理ができていない
  • 見積書作成は営業担当者の負担が大きい
  • 入金遅延や未入金・額の相違が多い  など

意外と、知られてはいませんがリフォーム業界20年という実績があるシステムです。SAKSAKを使って、利益率が5%アップした会社もあります。また、SAKSAKとともに上場した会社もあります。

次は、SAKSAKがあなたの会社をお手伝いする番です。まずは、どのようなシステムか、ご覧ください。

SAKSAKの活用シーンはこちら

 

導入事例集もありますので、こちらもご参考ください。

導入事例はこちら

無料プレゼント実施中

建築業、リフォーム業向けにすぐに使えるエクセル4種類のテンプレート(御見積書・工事請負契約書・工事台帳・工程表)を無料でプレゼントしております。

 

エクセル4種類の無料プレゼントはこちら

 

資料請求
はこちら

お問い合わせ・資料請求

TEL.078-393-8585

平日10時から17時(日祝定休)