工事の進捗に重要な工程管理!効率化への方法とは?
2023.04.20
工事の施工管理の中のひとつで重要な工程管理。
重要な業務であるため、正確な工程管理を行うことは非常に重労働で負担が大きく、効率化できないものかと悩まれることでしょう。
そんな工程管理を効率化する方法として、工程管理業務の進め方、工程管理システムの導入などがあります。
そこで今回は、工程管理の目的から効率化を行うための方法について詳しく解説していきます。
業務負担を減らして正確な工程管理業務行うための参考にしてください。
目次
施工管理の中の工程管理とは
工程管理とは、工事の着工から完成までを管理する施工管理業務のひとつです。
工事に携わる職人や各種業社などの配置や日程調整を行い、工事がスムーズに進むように導いていくために必要です。
工事の規模に関わらず、工程管理がしっかり行われている現場とそうでない現場とでは、工事の進み具合から工事の品質も落ちてしまいます。
工程管理は工事において非常に重要な役割を担っています。
工程管理の目的とは
正確であり重要な工程管理。
そんな工程管理を行うのには2つの目的があります。
- 工期と品質を守るため
- 生産性を上げるため
工程通りに工事が進んでいけば、工期は守られ無理な作業工程を行うことがなくなるので、品質も確保できます。
さらに、工事に追加や変更が出ないので、無駄な人件費がかからずコスト削減にもつながります。
このように工事全体のレベルを向上させることが工程管理を行う目的です。
工程管理の効率化する方法
工程管理は工事全体の流れや内容をしっかり理解していなければ行えない業務です。
さらに工程の進捗や工程に合わせた業者への連絡など幅広い業務があります。
そんな工程管理を効率化ができれば、一人あたりの担当物件を増やすことが可能となり、生産性も上がっていきます。
ここからは工程管理の効率化する方法について解説していきます。
PDCAを意識して回していく
工程管理を行う時に、PDCAを意識して業務を行っていくことで効率化につながります。
PDCAを工程管理業務にあてはめると、
- 計画(Plan):工事計画を立て、工程を作成する
- 実施(Do):工事の監督を行う
- 検討(Check):進捗状況と計画との差異を把握する
- 処理(Action):工程表や工事の問題を改善する
この4つの手順を繰り返すことで、生産性の高い工事を行うことが可能です。
工事は、天候などによりトラブルがつきもので予定通りいかないことも多々あります。
しかし、改善や対策は柔軟に行っていくことで、不測の事態にも対応できる応用力も養われてレベルの高い工程管理が行えるようになるでしょう。
工程管理システムの導入
業務の多さから工程管理のPDCAを手順通り繰り返し行っていくことは、かなりの重労働といえます。
特に「P:計画」の部分では、工程表作成の重要な部分なのでかなり時間がかかります。
こうした時間のかかる業務を効率化することを可能とするのが、工程管理システムの導入です。
工程システム導入は、初期費用が高額になりがちなので、コスト面で導入を悩まれる企業も多いです。
しかし、クラウド型のシステムを導入すれば、初期費用を安く抑えることが可能です。
他にも工程管理に対してだけのシステムではなく、その他の管理業務を一元管理できるシステムを導入すれば、さらに高い費用対効果を得ることができます。
自社の工程管理業務の見直しと合わせて、管理業務などの見直しも行い自社に合ったシステム導入が効率化へとつながっていきます。
工程管理システムのメリットとは
業務効率化につながる工程管理システムのメリットについてですが、
- 管理業務の効率化
- 人為的ミス、伝達ミスの軽減
- 工程管理の見える化
などがあげられます。
工程管理システムの導入によって工程表の作成をはじめ、作業進捗の確認、データ管理など便利な機能がたくさんあります。
ここからは工程管理システムのメリットを詳しく解説していきます。
工程管理システムを導入する際の参考にしてください。
管理業務の効率化
工程管理システム導入によって、効率が悪い業務を見つけることができるので、無駄を省きやすいです。
そのため、重要度が高い業務に時間をかけることが可能です。。
管理業務の一部を工程管理システムが行ってくれるため、経験や技術が必要となる業務の割合が少なくなります。
そうすることで、担当者ごとの経験や技術の差が小さくなり、一定の品質を保つことが可能になります。
この結果、品質の向上へもつながり、さらに取引先への信用にもつながっていくことでしょう。
人為的ミス、伝達ミスの軽減
人為的なミスの低減に有効なところは、工程管理システム導入のメリットです。
細かく複雑な作業などはやはり人が行う必要があります。
しかし標準化や自動化が行える部分について工程管理システムにて処理を行うことで、ミスや見落としの発生が防止できます。
工程管理システムを利用する業務とそうでない業務をうまく分けることが全体の業務効率化につながります。
工程管理の見える化
工程管理システムは、現在進行中の工事のスケジュールや進捗状況を可視化できます。
そのため工事の現状について把握が容易に行えるようになります。
現場で現状起きていることがわかれば、具体的な改善策を早期に検討できます。
そうすることで、トラブルの早期解決につながり円滑な工事進行につながります。
優先して行うべきことも分かりやすくなるため、業務の無駄を省け効率をあげることができます。
工程管理システムの選び方
最後に、自社に適した工程管理システムの選び方を解説していきます。
まず工程管理システムには2つの提供タイプがあります。
【クラウド型】
- 導入が早く低コスト
- メンテナンスコストが不要
- あらゆるデバイスでアクセス可能
- セキュリティ面について不安
- 他システムとの連携に不向き
【オンプレミス型(パッケージ型)】
- カスタマイズ性が高く自社オリジナルの機能も簡単に導入可能
- システム連携性においても優れている
- メンテナンスコストが必要
- サーバー導入が必要で高コスト
上記の2つの提供タイプがあり、それぞれにメリット、デメリットが存在しています。
自社の業務の流れや既存システムとの連携などしっかりと検討して導入する必要があります。
機能について
工程管理システムにはさまざまな機能があり、工程管理システムの種類によって特徴も変わってきます。
- 外出先からでも操作ができる
- 他システムと連携して情報を収集できる
- 誰でも操作することができる
工程管理のシステムについてしっかりと吟味し、最適なシステムを導入できるように多少時間が掛かっても準備をしておくことが重要です。
どんなシステムでも使いやすいものになっているかは重要です。
使いにくいものを選んでも使いこなせないと意味がないので、自社に合ったものを選択していきましょう。
まとめ
今回は、施工管理の中でも重要な工程管理の効率化について解説していきました。
工程管理の効率化は自社の品質向上や生産性の向上につながります。
工程管理業務の効率化の方法のひとつにあげさせてもらった工程管理システム。
これから進むIT化時代に向けて工程管理システムの導入についても検討してみてはいかがでしょうか。
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