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リフォーム作業の工程表|使用する4つの種類も徹底解説

2023.06.12

コラム

  • 「リフォーム作業の工程表って必要なのかな」
  • 「リフォーム作業の基本工程がわからない」

こんな悩みありませんか?

本記事ではリフォーム作業の工程表が必要な理由や基本工程について解説します。

最後まで読むことでリフォーム作業の工程表について理解できます。

この記事を参考にぜひリフォーム作業について知識をつけてください。

リフォーム作業の工程表とは

リフォーム作業の工程表|使用する4つの種類も徹底解説【画像①】

リフォーム作業の工程表とは、リフォーム作業の工程を細かく記入した予定表のことです。

リフォーム作業は一般的な工事現場と違い、多くの作業を同時におこなうケースが多く、工程表作りが間に合わない場合があります。

しかし、工程表がないと工事の進捗や次の動きがわからないため、現場が円滑に周りません。

上記のことからリフォーム作業の工程表は必須となります。

リフォーム作業において工程表が必要な理由

リフォーム作業の工程表|使用する4つの種類も徹底解説【画像②】

リフォーム作業において工程表が必要な理由は以下のとおりです。

  • 納期厳守
  • 品質の向上
  • トラブル対処
  • 人件費の把握

納期厳守

納期を守るために工程表を作成します。

納期に間に合わないと顧客との信頼関係が損なわれ継続の仕事がなくなります。

納期厳守は安全の次に大事といっても過言ではありません。

リフォーム作業は通常の工事と違い短いスパンで作業を終えなければならないため、切り詰めた工程表が必要です。

工程表を確認しながら納期を守ることが大切です。

品質の向上

品質の向上のために工程表を作成します。

かつかつな工事予定だと工事の品質が落ちます。

工程表でゆとりをもって工事日程を組めば工事にゆとりができ、成果物の品質がよくなるでしょう。

トラブル対処

トラブル対処のために工程表を作成します。

現場はトラブルが当たり前におこります。

工程表がないとトラブルが起きてもどのように対応したらよいかわかりません。

工程表があれば、次の工事までに期間があるからそれまでに修正するなどと対応策がすぐに出せます。

上記のことから工程表はトラブル対処に必要です。

人件費の把握

人件費の把握のために工程表を作成しましょう。

工程表には各工事の作業人員を書き込みます。

作業人員を可視化できるため、人件費の把握にもつながります。

全体の作業人員も把握できるため、人件費の調整もできるのが嬉しいポイントです。

リフォーム作業で使う工程表の種類

リフォーム作業の工程表|使用する4つの種類も徹底解説【画像③】

リフォーム作業で使う工程表の種類は以下のとおりです。

  • バーチャート工程表
  • ガントチャート工程表
  • 曲線式工程表(グラフ式工程表)
  • ネットワーク式工程表

バーチャート工程表

バーチャート工程表は縦軸に作業項目を、横軸に日付と日数を配置した工程表です。

一戸建て住宅やリフォーム現場でよく見られます。

この工程表は、作業の予定日程と所要日数を一目で確認できるようになっています。

この標準的な工程表は、誰でも簡単に作成できます。

お客様と共有する際には非常にわかりやすく、スケジュールを把握しやすくなります。

しかしながら、この工程表の欠点として、各作業間の関連性がわかりにくいという点が挙げられます。

作業の流れや依存関係が明確に示されていないため、作業の進行状況やスケジュールの変更が必要な場合に、その影響を正確に把握することが難しくなります。

このような欠点を補うためには、工程表に加えて作業の関連性や依存関係を示すネットワーク図や詳細な計画書などを併用することが推奨されます。

これにより、作業の流れや作業間の関係をより明確にできます。

ガントチャート工程表

ガントチャート工程表は縦軸に作業項目を、横軸に各作業の進捗率を表示する工程表です。

主に各作業の進捗状況を追跡するために使用されます。

この工程表では、作業が進むにつれて進捗率を追加していく形式です。

この工程表は、大まかな作業の進行状況を一目で把握できますが、各作業間の関連性は明確に示されていません。

つまり、作業の依存関係や影響を正確に理解することは、難しいでしょう。

そのため、リフォーム現場ではあまり使用されることはありません。

この工程表では作業の詳細やスケジュールの変更に関する情報は得られませんし、作業間の連携や調整が必要な場合には不十分です。

したがって、作業の進捗状況を把握するだけでなく、作業の関連性や依存関係を明確にするためには、工程表に加えてネットワーク図や詳細な計画書などを使用することが重要です。

これにより、作業の進行状況や変更の影響をより正確に把握できます。

曲線式工程表(グラフ式工程表)

曲線式工程表(グラフ式工程表)はバーチャート工程表とガントチャート工程表を組み合わせた工程表です。

縦軸に進捗率(出来高比率)を、横軸に日時(工期)を表示する形式です。

この工程表は比較的手軽に作成でき、各工事の開始・終了時期や進捗スケジュールなどが明確に把握できます。

この工程表の特徴は、作業の開始・終了日や進捗状況を視覚的に確認できることです。

進捗率や出来高比率の変化をグラフとして表示することで、工事の進行状況を一目で把握できます。

曲線式工程表

しかし、この工程表はお客様との情報共有にはあまり適しておらず、伝える側からするとわかりづらい場合があります。

また、各作業間のつながりや依存関係を把握することも難しいでしょう。

そのため、リフォーム工事ではあまり使用されることはありません。

情報共有や作業間の関連性を明確にするためには、より詳細な工程表や計画書、プロジェクト管理ツールなどを併用することが推奨されます。

これにより、リフォーム工事全体の進捗やスケジュールをより確実に管理できます。

ネットワーク式工程表

ネットワーク式工程表では、丸「〇」や矢印「→」を使用して作業の順序と期間を示します。

矢印の上には作業名を、下には作業に要する日数が記載されます。

この工程表の特徴は、作業の日数や作業間の関連性、工程の流れなどを明確に把握できることです。

また、工程表全体を線で結んだ際に最も長い経路であるクリティカルパスが明確になります。

ネットワーク工程表

クリティカルパスは、工事の全体的な期間を決定する重要な要素であり、遅れが発生すると工事全体が遅れてしまう可能性があります。

そのため、他の作業を短縮してもクリティカルパスが遅れると意味がありません。

従って、現場の工程管理では、クリティカルパスが遅れることがないように管理することが非常に重要です。

クリティカルパスの作業を重点的に監視し、必要な調整やリソース配分を行うことで、工事全体のスケジュール遵守を確保することが求められます。

リフォーム作業の基本工程

リフォーム作業の工程表|使用する4つの種類も徹底解説【画像④】

リフォーム作業の基本工程は以下のとおりです。

  • 解体工事
  • 電気・設備工事(配線・配管)
  • 大工工事
  • クロス工事
  • 電気・設備工事(器具・機器取り付け)
  • クリーニング

解体工事が終わったら、電気・設備が配線・配管工事をします。

現場によっては大工工事も同時でおこないます。

リフォーム工事は解体工事が終わったら、いかにすばやく丁寧に工事をするかが大事になります。

リフォーム作業の注意点

リフォーム作業の工程表|使用する4つの種類も徹底解説【画像⑤】

リフォーム作業の注意点は以下のとおりです。

  • 追加工事の発生
  • 近隣からのクレーム
  • 細かな部分の図面がない

追加工事の発生

リフォーム作業は追加工事が発生する可能性があります。

予算内で収まらない場合は顧客と金額の相談をしましょう。

追加工事に対して全部即答で了承すると金額が合わないため慎重に検討することが大事です。

近隣からのクレーム

近隣からのクレームを注意してリフォーム作業をしましょう。

リフォーム作業は騒音が発生する場合があります。

事前に近隣住民の方にリフォーム作業があることを伝えておきましょう。

細かな部分の図面がない

細かな部分の図面がない場合があるので注意しましょう。

たとえば、スイッチやコンセントの位置の細かな図面がない場合があります。

図面がないからといい、適当な位置に設置しては後で大変なことになります。

そうならないためにも顧客と打ち合わせを密にしましょう。

まとめ

今回はリフォーム作業の工程表と使用する4つの種類も解説しました。

結論として、リフォーム作業において工程表は必須です。

工程表がないと品質が落ち、納期が守れない可能性があります。

工程表を作成する意味を理解してから工程表を作成することをおすすめします。

この記事を参考にぜひリフォーム作業の工程表を作成してください。

 

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