女性リフォーム営業が増える理由と女性が働きやすい職場作り
2023.05.16
リフォームに限らず建設業界は男性の多い業界です。
しかし、最近では女性のリフォーム営業も増えています。
その理由は一体何でしょうか。
また、リフォームを含む建設業界で女性が働きやすい環境を作るために必要なことは何でしょうか。
ここでは、女性リフォーム営業が増えている理由と、リフォーム業界で女性が働きやすい環境を作るにはどうすれば良いかについて解説しています。
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目次
リフォームを含む建設業界で働く女性はどのくらい?
リフォームだけでなく建設業界で働く人は男性が多いのが現状です。
これは、建設業界が力仕事が多い業界であるという固定概念が根強く残っていることも原因のひとつとしてあげられます。
男性社会であるが故に、女性が働きにくいというイメージも強く持たれています。
増加傾向だが女性の割合は建設業界全体の15%程度
建設業界全体での女性の入職者の割合は平成28年時点で15%程度の約74万人です。
平成23年あたりから建設業界で働く女性の割合は微増ですが増加傾向にあります。
しかし、製造業などの他の業界と比較すると建設業で働く女性の割合は極端に低いです。
建設業界で女性が活躍している職種とは
建設業界で女性が活躍している職種は主に以下のようなものがあります。
- 建築士
- 建築積算士
- 施工管理技士
- リフォームプランナー
- インテリアデザイナー
- CADオペレーター
建設業は力仕事というイメージが強いですが、中には体力などは特に関係なく女性特有のアイデアや発想が役立つ職種もたくさんあります。
リフォーム営業での女性の需要が高まっている!その理由は?
業界に関わらず最近では営業といえば男性がするもの、という固定概念は薄まってきています。
リフォーム業界も例外ではなく、女性営業が増えており、需要も高まってきています。
なぜ女性のリフォーム営業の需要が高まっているのでしょうか。
その理由を解説していきます。
住まいへの知識が高いから
一般的に、女性の方が男性よりも家事をする割合が高いです。
そのため、女性の方が住まいに関する知識や関心が高く、リフォーム営業でもその知識を最大限活かすことができます。
キッチンや洗面所など、女性が家事での実体験を元にお客様にアドバイスができるので、より親身になってリフォームの提案が可能です。
顧客へ強い印象を残せるから
営業は男性の仕事であるというイメージはまだ根強いです。
そのため、女性が担当営業というだけでも強い印象を残せます。
営業は顧客へ強い印象を残して覚えてもらうことが重要ですので、「営業=男性」というイメージを利用するという手があります。
共感能力が高いから
女性は男性よりも共感能力が高い傾向があります。
顧客の会話を楽しく盛り上げて早いうちから打ち解けることができれば、その分受注の可能性も高くなります。
顧客からの信頼を得やすいから
女性は結果が出るまでの経過を楽しめるので、顧客とのコミュニケーションをしっかりと取りながら商談を進められます。
顧客の緊張を和らげて、顧客の話しやすい雰囲気作りも得意なので、信頼関係をうまく築ける人が女性には多いです。
女性目線の提案ができるから
女性が感じる家に対する悩みや解決策を提案できます。
家事をする割合が高い女性だからこそ、日常生活で感じる不満に対して女性目線での的確なアドバイスができるのも女性営業の強みです。
女性の顧客に安心感を与えられるから
男性営業マンに対して怖いなどの警戒心を持つ人もいます。
顧客が女性であれば、その警戒心はより強く持っている方も多いでしょう。
リフォームの打ち合わせでは、自宅に担当営業が入ることもあり奥様と1対1での打ち合わせに不安を覚える人もいます。
そんな場合でも営業担当者が同性の女性であれば安心感が持てます。
また、女性同士で家の困り事など細かい相談にも乗りやすいので、より商談を進めやすくなるでしょう。
女性がリフォーム営業をするメリット・デメリット
女性リフォーム営業の需要が増えていますが、実際に女性がリフォーム営業をする上でのメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
それぞれ解説していきます。
メリット
女性がリフォーム営業をするメリットには、女性リフォーム営業の需要が増えており、お客様に安心感を与えられるからという点以外にもあります。
それは、成果に応じて給料が上がってしっかり稼げる点です。
残念ながらリフォームを含む建設業界は男性優位の会社ですが、営業は実力さえあれば売上を作って高収入を得られるチャンスがあります。
また、実力があれば役職にも任命されてバリバリのキャリアウーマンとしても活躍できます。
しっかり稼いでキャリアも築きたいという女性の方にはピッタリの業界ではないでしょうか。
デメリット
デメリットは、まだまだ男性優位の会社が多いことと、ノルマが厳しいことです。
女性が働きやすい会社を目指している会社も多いですが、古い男性優位の考え方で女性の営業マンが働きにくいと感じる会社もあります。
また、女性の場合は子育てによる時短勤務などにより遅くまで残業することが難しいのも、働きにくさを感じる要因のひとつでしょう。
営業は実力主義の世界のため、厳しいノルマが課せられます。
会社によっては電話営業や飛び込み営業などを1日に100件以上させるところも存在します。
会社によってはノルマを達成できないとパワハラや叱責を受けるところも未だにあるようです。
実力さえあれば稼げる上にキャリアも築ける営業ですが、その分厳しい環境であるためその厳しさを乗り越えられるメンタルも必要になってきます。
リフォーム業界で女性が働きやすい職場を作るには?
リフォーム業界でもっと女性が活躍できるために、会社はどのような職場を目指すのが良いのでしょうか。
女性が過ごしやすい環境を作り、女性のリフォーム営業が生き生きと活躍できる職場作りについて解説します。
平等な職場環境を作る
男性優位の会社が多い建設業界ですが、その古い考えが残っているようなら捨てて平等な職場環境作りを目指しましょう。
共働きが増えている理由は、年収の減少などにより男性だけで家計を守ることが難しくなったからです。
これからは女性も社会に出て働かなければならない時代になっています。
家事や育児をこなしながら働きに出ている女性のためにも、女性が気持ちよく働ける平等な職場環境作りはとても大切です。
女性が働きやすい体制を整える
女性が働きやすいように、以下のような体制は整えておきましょう。
- 育児休暇制度
- 介護制度
- 託児サービス
- フレックス制度
- 時短勤務
少し前までは、女性が働くには制限がありましたが、業界に限らず上記のような制度を導入している会社であれば女性も長く勤めやすい環境といえるでしょう。
まとめ
女性のリフォーム営業の需要が増えている理由と、女性がリフォーム営業をするメリット・デメリット、女性がリフォーム営業として働きやすい職場作りをするために必要なことを解説しました。
顧客に安心感と信頼感を与えられる女性営業は、リフォーム業界でもこれからどんどん活躍することでしょう。
女性がより活躍できて生き生きと働いてもらうためにも、会社の環境作りと体制の整備は重要です。
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