【建設業】無料設計ソフトを選ぶコツ|導入するメリットも解説
2023.06.13
- 「無料設計ソフトっていろいろあるけどどれを選んだらいいかわからない」
- 「無料設計ソフトを導入するメリットってなんだろう」
このようなお悩みありませんか?
本記事では無料設計ソフトを選ぶコツや導入するメリット・デメリットを解説します。
この記事を参考に自社に合った無料設計ソフトを選んでください。
目次
そもそも無料設計ソフトとは
無料設計ソフトは無料で利用できるCAD(キャド)のことです。
CAD(キャド)とは、「Computer Aided Design」の頭文字から取った略語です。
CADは「コンピューター支援設計」と呼ばれ、建築や航空などさまざまな分野で使われています。
もともとは手書きで書いていた図面をデジタル化し、コンピューター上で再現したものがCADになります。
CADソフトは22種類以上あるといわれており、今後も需要が高まるでしょう。
無料設計ソフト(CAD)のメリット
無料設計ソフトのメリットは以下のとおりです。
- 業務の効率化
- 図面の共有が簡単
- コストがかからない
業務の効率化
CADを導入することで業務の効率化につながるメリットがあります。
従来は手書きで図面を描いていたため、一つの図面を完成させるまでに何週間もかかりました。
CADを導入すると、一つの図面を数日で完成します。
追加工事で図面変更が必要な場合でも、もとレイヤーをすこし編集するだけで、簡単に修正ができます。
図面の共有が簡単
CADを導入すると図面の共有が簡単になるメリットがあります。
手書き図面の場合は共有したい人の場所に図面を持っていく必要がありました。
CADなら共有ファイルに入れるか、メールで送れば簡単に共有できます。
共有先がCADを導入していない場合はPDFファイルに変換してメールで送れば問題ありません。
図面の共有が簡単なのは大きなメリットの一つです。
コストがかからない
コストがかからないのはCADを導入するメリットです。
操作性を確かめてから有料版を検討したい方は特におすすめです。
無料のCADでも高機能なのも多くあるため、色々試しましょう。
気になったツールがあればインストールことをおすすめします。
無料設計ソフト(CAD)のデメリット
無料設計ソフト(CAD)のデメリット以下のとおりです。
- 機能制限がある
- 他のツールと連携できない
機能制限がある
無料設計ソフトだと機能制限があるのがデメリットです。
有料版と比べると機能制限があり、操作が限られてしまいます。
たとえば、有料版だと別のCADに変換できるのに対して、無料版だと別のCADに変換できない場合があります。
機能制限があって、仕事に支障がでる場合は有料版を検討してみましょう。
他のツールと連携できない
他のツールと連携できないのが無料設計ソフトのデメリットです。
同じ会社が出しているCADは無料版だと他のツールと連携できない場合が多いでしょう。
自社で使っているツールと連携できるか確認しましょう。
無料設計ソフト(CAD)を選ぶコツ
無料設計ソフト(CAD)を選ぶコツは以下のとおりです。
- 操作性で選ぶ
- 自社の目的から選ぶ
- パソコンが対応しているか確認する
操作性で選ぶ
CADの操作性を確かめてから導入しましょう。
高機能なCADでも操作性が悪くては、役立ちません。
大事なのは操作性がよく、効率よく図面が描けることです。
気になるCADがあったらインストールした操作性を確かめましょう。
自社の目的から選ぶ
自社の目的からCADを選びましょう。
CADの種類は大きくわけると「2DCAD」と「3DCAD」の2種類あります。
2DCAD
平面の建設図面やパンフレットの作成には、2Dソフトウェアが最適です。
たとえば、AutoCADは建築設計業界でも定番のソフトウェアであり、平面の建設図面を作成するのに適しています。
また、パンフレットや企画書の作成にも2Dの機能が十分です。
立体的な表現が必要ない場合は、2D CADソフトウェアを使用することで効率的に作業できます。
ただし、図面の作成分野によって機能が異なるため、適切なソフトウェアを選ぶことが重要です。
住宅建築、機械設備、電子機器など、各分野に特化した機能を備えたソフトウェアがありますので、自分が作成したい図面の分野に対応しているソフトウェアを選ぶようにしましょう。
また、一部の2D CADソフトウェアは2.5Dの見取り図作成も可能です。
これは、平面図に立体的な要素を追加することで、より直感的なイメージを得られます。
もし見取り図の作成が必要な場合は、その機能を持ったソフトウェアを選ぶと良いでしょう。
平面の建設図面作成やパンフレット作成には、2D CADソフトウェアが適しています。
AutoCADなどの一般的なソフトウェアが良い選択肢となりますが、分野別の機能や2.5Dの見取り図作成などの要件に応じて、適切なソフトウェアを選ぶことが重要です。
3DCAD
立体モデリングや立体建築図面作成には、3Dソフトウェアが最適です。
3Dソフトウェアを使用することで、立体的なモデルを作成し、それを3Dプリンタなどで実体化できます。
また、立体的な建築図面を作成する場合も、3Dソフトウェアが必要です。
3Dソフトウェアは、立体的な構造の計算にも役立ちます。
たとえば、体積や表面積、質量などを計測するためにも使用できます。立体的なデータの可視化や解析において、3Dソフトウェアは非常に便利です。
中には、2Dと3Dの両方に対応しているソフトウェアもあります。
これらのソフトウェアを使用すると、必要に応じて2Dまたは3Dの作業を切り替えられます。
両方の機能が統合されたソフトウェアを使用する場合は、柔軟な作業環境を得られます。
立体モデリングや立体建築図面作成には3Dソフトウェアが適しています。
3Dソフトウェアを使用することで、立体的なモデルの作成や解析、実体化などが可能となります。
必要に応じて2Dと3Dの両方に対応したソフトウェアを選ぶことで、より幅広い作業を実現できます。
パソコンが対応しているか確認する
自社で使っているパソコンでCADが使えるか確認しましょう。
パソコンのOSによっては使えない場合があります。
心配でしたら、CADのカスタマーサポートセンターに聞くと教えてくれます。
おすすめの無料設計ソフト(CAD)
おすすめの無料設計ソフト(CAD)は以下の3つです。
- Jw_cad
- AutoCAD
- MyCAD Free
Jw_cad
Jw_cadはインターネットのサイトから無料でダウンロードできるのが特徴のCADです。
操作性が簡単で他のソフトと連携できるのがメリットです。
実際に多くの企業もJw_cadを導入しています。
AutoCAD
AutoCADは無料で利用できる2DCADソフトです。
AutoCADは有料版と無料版の2種類があり、無料版では30日間使えます。
ユーザーが多いため、詳しい使用方法がネットにさまざま載っているのが特徴です。
MyCAD Free
MyCAD Freeは天空ウィンドウという機能が利用できるのが特徴です。
天空ウィンドウとは、図面の全範囲を確認しながら作業ができます。
MyCAD Freeは建築用として使用しやすく、建築設計のための専用ツールとしても利用できます。
まとめ
今回は無料設計ソフトを選ぶコツや導入するメリットを解説しました。
無料設計ソフトは無料で利用できるCAD(キャド)のことです。
無料設計ソフトはコストがかからない反面、デメリットも存在します。
デメリットを把握した上で導入を検討しましょう。
この記事を参考にぜひ無料設計ソフトを導入してください。
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