どこまで変革できる?建設業の問題はSaaSで解決できるのか
2023.07.31
SaaSをご存じでしょうか。
SaaSは「Software as a Service」の略。クラウド上に作ったソフトウェアを利用するサービスです。
建設業界において、SaaSが昨今の話題になっていることを知っている経営者は多いことでしょう。
ところで、SaaSに関して、次の点で頭を抱える人は多いのではないでしょうか。
- SaaSがどんな問題を解決するか分からない
- SaaSに何が出来るか分からない
- SaaS導入でどんな点に注意したら良いか分からない
しかし、建設業に身を置き、これからも勝ち残っていこうとするならば、やはりSaaSは知っておかなければいけません。
そこで、この記事ではSaaSに関して次の項目を取り上げます。
- SaaSで変えられる建設業の問題
- なぜSaaSが建設業の問題解決に繋がるのか
- 問題解決につながるSaaSの機能
- SaaS導入のポイント
読み終わる頃にはSaaSの特徴を理解し、応用までイメージが出来ることとなるでしょう。
目次
SaaSで変えられる建設業の問題
SaaSは建設業が抱える次の点に対して有効です。
- 人手不足
- ワークライフバランスの問題
- 業界イメージの向上
それぞれの点について解説します。
人手不足
SaaSは人手不足の対策として有効です。
現状、建設業は3K(キツイ・汚い・危険)と呼ばれ、人気が振るいません。
人気のあるのは、IT業界などの洗練されたイメージのある業界です。
そのため、建設業各社とも人手不足を抱えていることでしょう。
更に言えば、人手不足は更なる人手不足を生みます。
建設業に残る人が減ると、抱える仕事の量が増えてしまい、仕事が更に厳しくなるからです。
しかし、SaaSによって、この流れは変えられます。人手不足の対抗手段になるのです。
ワークライフバランスの問題
SaaSはワークライフバランスの問題にも有効な策になります。
今の時代、会社は従業員のワークライフバランスの推進に積極的でなければいけません。
しかし、建設業界はこの問題をあまり重要視していない風潮があるのではないでしょうか。
仮にそうだとすれば、人員確保には逆風です。
その点、SaaSを導入すれば、この点の改善にも役立ちます。
業界イメージの向上
業界イメージを上げる点でもSaaSは有効です。
前述のようにSaaSによって人手不足に歯止めが掛かり、ワークライフバランスが推進されれば、働きやすい環境が整います。
そして、その土壌が出来上がれば業界イメージも徐々に上がることでしょう。
なぜSaaSが建設業の問題解決に繋がるのか
次に、SaaSが建設業の問題解決に繋がる理由について挙げてみます。
問題解決に繋がるのは次の3点です。
- 業務の効率が上がるから問題全般の解決が狙える
- 賃金アップが狙えるから業界イメージがアップする
- 労働時間短縮が狙えるからから人手不足の歯止めになる
順番に紹介します。
業務の効率が上がるから問題全般の解決が狙える
業務の効率化が上がることは建設業の問題解決に繋がります。
例えば、人手不足であれば、業務の効率化によって必要となる人員が減り、従業員に余裕が出て好循環が生まれます。
また、ワークライフバランスや業界イメージに関しても、従業員の労働条件改善によって効果が表れることでしょう。
賃金アップが狙えるから業界イメージがアップする
SaaSによって業務の効率化が出来れば賃金アップが狙え、更に業界のイメージアップにも繋がります。
今まで対処してきた課題がSaaSによって効率的に処理されれば、従業員の労働時間が減ります。
しかし、収益はそれでも落ちないので、会社としての儲けは変わりません。
そうすると、労働時間あたりの賃金は上がります。
労働時間短縮が狙えるから人手不足の歯止めになる
SaaSによって人手不足の歯止めが掛かります。
これは労働時間の短縮が狙えるからです。
SaaSは業務効率のアップにより労働時間の短縮が狙えます。
その結果として従業員の労務負荷が減って働きやすくなり、人手不足の歯止めになるのです。
問題解決につながるSaaSの機能
以上のような理由からSaaSは建設業の問題解決に繋がるのですが、対応するSaaSには問題解決の機能が要求されます。
SaaSに要求される機能は次の2点です。
- 情報の一元管理
- データ活用に有利
双方について解説します。
情報の一元管理
業務効率化のためにSaaSに要求されるのは情報の一元管理に関する機能です。
良い例が「端末を選ばない点」が挙げられます。
仮に、SaaSが端末のシステムを選び、閲覧出来ない端末があるとすれば、情報の一元化の点では失敗です。
しかし、どの端末でもアクセス出来れば、関係者で情報が共有されて効率化が推進されます。
情報の一元化に関する機能の充実は不可欠なのです。
データ活用に有利
データ活用に有利なのも業務の効率化に要求される機能です。
例えば、建設業は過去のデータが参考になることが少なくありません。
そのため、過去のデータの活用が業務のスピードアップのカギとなります。
その点、SaaSが過去のデータ活用に秀でるならば、業務のスピードは上がることでしょう。
SaaS導入のポイント
ところで、SaaSの利便性が理解出来たとしても、実際的に導入に踏み切るには知っておくべきポイントがあります。
次に挙げるポイントが導入時に検討しなければいけない点です。
- 費用対効果
- 情報セキュリティ
- 操作性
- サポート体制
それぞれについて説明します。
費用対効果
費用対効果は非常に大切です。
仮に、上質のシステムであっても、費用ばかりが掛かり過ぎたら損失と言えるでしょう。
費用には相応の効果が無ければいけないからです。
ですから、SaaS導入の時には機能と効果を確認し、費用に見合うものなのかのチェックが重要となるでしょう。
情報セキュリティ
SaaSはインターネット上で動くシステムです。
そのため、情報セキュリティが十分でなければいけません。
特に、昨今はネットを介して攻撃して来る悪意のあるグループが存在します。
場合によっては重要な情報が盗まれたり、脅迫して来たりすることさえあり得るのです。
しかし、情報セキュリティが鉄壁であれば、このような問題の発生確率は小さくなります。
つまり、それだけ情報セキュリティは重要なのです。
操作性
操作性は非常に重要なポイントです。
特に多くの人が使うシステムであれば、誰もが直感的に使えなければいけません。
例えば、オフィスの人は扱うのに問題が無いのだけれども、現場の人は操作が出来ない…といった具合ではいけないのです。
仮に、そのような事態であれば、現場の人の意思が反映されずに業務が進んで行ってしまいます。
そのような事態を避ける意味でも、操作性は大きなポイントなのです。
サポート体制
サポート体制も非常に重要です。
仮にサポート体制が不十分な場合、仕事の効率アップが期待以下になってしまうどころか、操作に戸惑ってしまって業務が遅れることもあり得ます。
そのような場合には、SaaSの導入が無駄になってしまいます。無駄にしないためにも、サポート体制には気を付けましょう。
まとめ
ここまで次の点について解説しました。
- SaaSで変えられる建設業の問題
- なぜSaaSが建設業の問題解決に繋がるのか
- 問題解決につながるSaaSの機能
- SaaS導入のポイント
それぞれのテーマについて理解が深まったことでしょう。
SaaSは有効な手段ですが、導入のポイントをしっかりと押さえ、機能について理解が進めば、自社…更に言うと業界の問題の解決にも繋がります。
ぜひとも会社としての体力強化のためにSaaSの導入を検討してはいかがでしょうか。
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