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リフォーム業で起業するには?必要な準備と集客方法を解説

2023.06.23

コラム

  • リフォーム業で企業したいけど、何を準備したら良い・・?
  • リフォーム業で起業するには何か資格が必要なんだろうか・・?
  • 起業するにしても資金調達ってどうすれば良いの・・?

コロナ禍による生活スタイルの変化や住環境への関心の高まりから、リフォーム業界の市場規模は今後緩やかに上昇する見込みです。

この機会に、リフォーム業で起業を目指す方もいるかもしれません。

この記事では、リフォーム業で起業する場合の必要な準備と集客方法について解説していきます。

目次

リフォーム市場規模予測は緩やかな上昇

冒頭でも紹介したように、リフォーム業界の市場規模は緩やかではありますが上昇すると予測されています。

その理由には以下のような点が考えられます。

  • 在宅ワークやテレワークの増加による住環境への関心の高まりによるリフォーム需要の拡大
  • 48〜51歳までの団塊ジュニア世代がリフォーム適齢期に突入しリフォーム需要が高まると予測される

ただ、一方でウッドショックなどによる建築資材の高騰などがあり、リフォーム需要も低下するのではないかと懸念されています。

コロナ禍による新たな生活スタイルの誕生も要因のひとつ

コロナ禍により外出が制限され、仕事も出社から在宅勤務へと一気に仕事のスタイルが変わりました。

おうち時間が増えたことや外出が制限されたことで、より快適な住環境にするために今住む家の住環境を見直す人が増えていきました。

テレワークのための書斎スペースの確保など、これまでになかった新たな生活スタイルが誕生したことが、リフォーム業界の需要拡大の要因のひとつとなっています。

リフォーム業での起業は今がチャンス?今後の展望

新しい生活スタイルも導入され、今後緩やかに上昇傾向のあるリフォーム業界ですが、起業して新規参入するなら今がチャンスなのではないかと思われます。

今後のリフォーム業界の展望も含めてチャンスの理由を解説していきます。

中古住宅+リノベーションの需要が増えると予測

近年、新築物件が高騰していることもあり、中古マンションや中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションをする人が増えています。

物価高騰の影響もあり、今後も中古住宅購入とリノベーションの需要が徐々に増えてくると予想されます。

住環境への関心が高まっている

先にも述べましたが、コロナ禍の影響で在宅ワークやテレワークが定着したことで、住環境への関心が高まりました。

コロナ後の今でも、日本ではテレワークを積極的に実施する企業が増えています。

今後も快適な住環境やテレワーク環境を整えるために、自宅のリフォームをお願いする人が増えるのではないでしょうか。

空き家問題で新たなビジネスを

近年空き家問題が深刻視されていますが、空き家をリフォームでの新たなビジネスとして活用することが求められています。

空き家をリフォームして賃貸物件として貸し出したり、テナントを誘致して商業施設にしたりなど、空き家の利活用が増えつつあります。

リフォーム業として起業するなら、空き家問題をビジネスチャンスとして捉えて、活用してみるのも手でしょう。

高齢者だけでなく若者層や単身者へのアプローチも

リフォームや高齢者や団塊ジュニア世代だけでなく、30〜40代のファミリー層や2人暮らし、単身世帯へもアプローチをしていくことも重要です。

中古住宅購入とリフォーム・リノベーションは、高齢者だけでなく若年層や単身者層でも今後需要が広がっていくと予測されるからです。

リフォーム業で起業するために必要な準備は?

ここからは、リフォーム業で起業するために必要な準備を解説します。

独立方法を決める

リフォームで独立する方法には2つあります。

  • フランチャイズで実績を積む
  • 人脈を使って自分で独立する

それぞれを解説していきます。

フランチャイズで実績を積む

フランチャイズは、フランチャイザーからノウハウの提供を受けてで、加盟店として事業を運営していくビジネスシステムです。

ロイヤリティを支払う必要がありますが、加盟することで営業の権利や商標、経営方法などの店舗運営に必要なノウハウの利用が可能です。

そのため、事業未経験でも始めやすいというメリットがあります。

また、加盟したフランチャイザーのブランド力を利用できるので、地域の人にもすぐに名前を知ってもらえて新規客やリピート客を獲得しやすくなります。

リフォーム業で起業する場合、まずはフランチャイズに加盟して実績を積み、運営ノウハウを身につけるのもひとつの手です。

人脈を使って自分で独立する

リフォーム業で起業する方法の2つ目は、人脈を駆使して自分で独立する方法です。

すでにリフォーム関連の職歴があって、ノウハウやある程度の実績と人脈があるのであれば、自分で独立するのも良いでしょう。

事業内容を検討する

リフォーム業にもさまざまな事業内容があり、例えば以下のような例が挙げられます。

  • 営業のみを行い、工事は下請けに任せる
  • クロス職人など、特定の業務内容に絞って事業を行う
  • リフォームに関するコンサルや害虫駆除などの周辺業務を手がける
  • デザインを売りにしてインテリア関連の商品を販売する
  • 省エネ関連のリフォーム業
  • 高齢者向けのリフォーム業

以上のように、事業内容はさまざまなものがあります。

自分自身のスキルや経験値や会社をどのように成長させたいかなどから、事業内容を確立させていきましょう。

建設業の許可を取得する

リフォーム業で起業する場合、必要な資格はありません。

しかし、請け負う工事の請負代金額によっては都道府県からの建設業許可がなければ工事を請け負えない場合があります。

500万円未満のリフォーム工事を請け負うなら無許可でも問題なし

500万円未満の小規模なリフォーム工事であれば、建設業許可はなくても請け負うことが可能です。

ただ、無許可で始められるため、競合他社が多く存在する可能性が高くなります。

500万円を超えるリフォーム工事の場合は都道府県の建設業許可を

請負総額が500万円を超えるリフォーム工事を請け負う場合は、都道府県の建設業許可を取得する必要があります。

建設業許可を取得する場合、5年以上の経営業務の管理責任者としての経験の有無や自己資本が500万円以上があるかどうかなどの要件を満たす必要があります。

つまり、起業してすぐに取得できるものではありません。

まずは500万円未満の小規模な工事で5年以上の実績を積み、建設業許可を取得するようにしましょう。

開業資金はどのくらい?調達方法は

リフォーム業では開業に必要な資格はありませんが、資金はどのくらい必要なのでしょうか。

また、資金の調達方法も気になるところです。

開業資金の目安

開業資金は事業内容によって異なりますが、事務所の物件取得費用や備品、人件費などの運転資金を合わせて大体合計で300〜350万円は必要になってくると思われます。

リフォーム業は自宅を事務所として開業しやすいので、その場合物件取得費用を浮かせることも可能です。

事務所を持つ場合でも、広いスペースがなくても開業しやすく、専門事業であれば備品も安くすることができます。

3種類の資金調達方法

リフォーム業は比較的初期費用を安く抑えて開業できますが、それでも数百万円は必要となってきます。

資金を調達する方法は3種類あります。

 

調達方法 特徴
自己資金 自分で貯めた現金や家族・親戚からの贈与、友人知人からの借入・出資金が自己資金にあたる。

最も安全で確実な資金。

融資 融資の申し込み先は以下の3つがある。

  • 日本政策金融公庫の新創業融資制度(民間より審査のハードルが低いので融資を受けやすい)
  • 民間金融機関の創業融資(営利目的での融資のため、実績のない創業時に融資してもらえることは稀)
  • 信用保証協会の制度融資(民間金融機関・保証協会・行政の三者が協調して銀行から融資を受けやすくする制度)
フランチャイズ インターネットを利用して不特定多数の出資者を募って資金調達を行うこと。

寄付型、購入型、貸付型、ファンド型の4パターンがあり、自分の目的に合わせてパターンを選んで出資を募ることができる。

 

最も一般的な調達方法は融資です。

資金に関してはどの方法で調達するか慎重に考えて決めましょう。

リフォーム業で起業する際の集客方法

リフォーム業で起業したら顧客を集めなければなりません。

起業してよくある失敗事例として、集客ができなかったケースがあります。

独立直後は、以前勤めていた会社からの紹介などで仕事を受けることができる場合もあります。

しかし、紹介以外でも何かしらの方法で集客をしないと仕事はどんどん減っていくでしょう。

 

集客方法について解説していきます。

リスティング広告

検索エンジンを利用するユーザーが入力した検索キーワードで表示される広告をリスティング広告といいます。

リスティング広告は、見込みの高いユーザーにアプローチができ、低予算でも広告出稿できるのが大きなメリットです。

検索結果の上位に表示できるので、認知もされやすくなります。

SNS

インスタグラムやYouTube、TwitterなどSNSを使って集客する方法もあります。

SNSを使った集客は、基本的には費用がかからないのでコストパフォーマンスがとても良いです。

SNSはそれぞれに特性があるので、特性を熟知した上でどの集客方法を選ぶか決めるようにしましょう。

 

SNS 特徴
インスタグラム 画像がメインなので、リフォームの仕事を視覚でアピールできる。
Youtube リフォーム工事中の様子を動画で撮影したり、解説をして紹介したい場合におすすめ。
Twitter リアルタイムの拡散性に優れている。

ユーザーとの距離が近く、コミュニケーションを取りやすい。

拡散性が高いので広範囲に宣伝できる。

 

以上のように、拡散性が高いのか、視覚での認知が得意か、動画でのアピールが得意なのかによって、集客方法は全く異なってきます。

ホームページ

インターネット社会の現代では、何か調べ物をするときにインターネットを使用する人がほとんどです。

潜在顧客がリフォーム会社を探す際も例外ではなく、インターネットを利用します。

そこで顧客に自分の会社を見つけてもらうためにも、自社ホームページの開設が重要です。

ホームページはSEO対策が必要

ただ開設するだけでなく、検索エンジンの上位に表示されてユーザーの目に止まってもらえるようにSEO対策もする必要があります。

自分達でホームページ制作やSEO対策をすることも可能ですが、専門知識のある制作会社に任せる方が安心です。

注意

ただし、数十万円の費用がかかる場合もあるので、制作会社を選ぶ際には複数社を比較して検討するようにしましょう。

見積もり比較サイト・業界特化型ポータルサイト

リフォーム会社一括見積もりサイトは、ユーザーが必要な情報を入力し複数のリフォーム会社から一括で見積もり請求できるサイトです。

リフォーム会社の見積もり比較のために利用するユーザーはたくさんいます。

まずは、見積もり比較サイトや業界特化型ポータルサイトに登録して知名度アップに繋げるのも集客方法のひとつです。

ブログ

ブログは手頃な価格で気楽に始められる集客方法です。

ブログを書くときは、リフォームに関心がある人に検索してもらうためにもSEO対策を忘れずに書くようにしましょう。

どのようなワードで検索されるのか、潜在ニーズを読み取ることが重要になってきます。

また、ブログは定期的に更新し続けて、ユーザーを飽きさせない努力も大切です。

チラシ

チラシは昔から使われている集客方法のひとつです。

新聞の折込チラシとして配ったり、一件ずつポスティングしたりとさまざまな方法があります。

多くの人数を集客するにはあまり向いていませんが、ピンポイントで訴求できる点が大きなメリットです。

リフォーム業の起業で失敗しないためのポイント

リフォーム業で起業し失敗しないためのポイントを紹介します。

広告費をケチらない

先ほど集客方法を紹介しましたが、リフォーム業を長く続けるためにも広告費はケチらずにお金をかけるようにしましょう。

リフォームが必要になった人がすぐにでも問い合わせができるように、SEO対策をしっかりと行って自社ホームページを充実させたりして認知度を高めていくことが重要です。

リフォームはニーズがなくなることはありません。

リフォームが必要になった時に自分の会社をすぐに思い出してもらえるように、広告費にはしっかりとお金をかけるようにしましょう。

人との縁を大切にする

リフォーム業界は紹介での依頼が多い業界です。

いつでも紹介してもらえるような会社でいるためにも、人との縁を大切にして信頼関係を築くようにしましょう。

ひとつひとつの仕事に真摯に向き合い、既存客から紹介をもらえるような会社へと成長させていくことも大切です。

ターゲットにする年齢層を明確にする

集客する際に大切なことは、ターゲットの年齢層を明確にすることです。

手当たり次第に集客しても、誰に対して訴求しているのかが分からないとなかなかお客様が集まりません。

どの年齢層のどのエリアに訴求すれば良いかを考え、どの集客方法が的確かなども判断して営業を行っていきましょう。

広告費にはお金をかけるのは重要ですが、ただお金をばら撒くような集客をせず費用対効果も考えてみましょう。

定期的に運用を見直す

チラシやホームページなどは、定期的に見直して内容を精査して情報を更新していくようにしましょう。

世間のニーズはどんどん変わっていくので、その変化に取り残されないためにも常に新しい情報を入手して定期的な運用の見直しが大切です。

memo

データを取って、データを分析しながら経営を進めていくことで、安定的な経営基盤を築くことが可能です。

ユーザーにわかりやすく本質を伝える

集客するために大切なことは、ユーザーにわかりやすく本質を伝えることです。

自分の会社での強みはどんなところなのかなど、誰が聞いてもわかりやすく相手につたえることで顧客との信頼関係を築けます。

専門用語の多い説明やチラシでは、何を伝えたいのか分かってもらえない可能性もあります。

画像や動画を使うことでより多くの人にもアピールが可能です。

まとめ

リフォーム業界の市場規模や今後の展望、リフォーム業で起業する場合に必要な準備や集客方法について開設しました。

これから起業を考えている方は、集客方法や戦略をしっかりと準備してから運営していくようにしましょう。

 

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