建設業のプロジェクト管理とは?計画的な管理が会社の利益につながる
2024.01.19
建設業のプロジェクト管理には非常にたくさんの管理項目があります。
とはいえ、何をどのように管理していいか分からない経営者も多いのではないでしょうか。
プロジェクト管理を計画的に行うことは、結果的に会社の利益につながる重要な業務です。
この記事ではプロジェクト管理の目的、具体的な管理方法、役立つツールなどについて詳しく解説します。
目次
プロジェクト管理の必要性
建設業の工事案件は着手から完成までにかなりの時間を要します。
それに加え、多い時には数十社にも及ぶ業者が工事に携わるので原価管理をはじめ、労務管理、工程管理に手間がかかります。
つまり、建設業においてプロジェクト管理を行うことは会社の利益につながる重要な管理業務と言えます。
次の章ではプロジェクト管理の具体的な方法について詳しく解説していきます。
プロジェクト管理表の作り方
プロジェクト管理表の作り方について分からないという方も多いと思いますが、誰が見ても分かりやすい管理表を作ることが大切です。
管理表の作り方次第でプロジェクトがスムーズに進むかどうかが左右されます。
誰が、どこで、どのようなプロジェクトを行っているのか、最終工期、目標利益などできる限り詳しい情報を盛り込んで作成しましょう。
管理項目の設定
プロジェクト管理表の作り方について分からないという方も多いと思いますが、作成には軸となる管理項目があります。
- 予算(原価)管理
- 工程管理
- 品質管理
- 安全(リスク)管理
建設業においての最終目標は、無事故・無災害で工事を完了し、高い品質の建築物を納め適正な利益を得ることです。
上記の項目を基軸にしっかりとした管理項目を設定しましょう。
プロジェクト管理をしないリスク
建設業に限らず、定められた期間に効率的に業務を遂行し、利益を残すことが企業活動の根本です。
プロジェクト管理をおざなりにしていると利益を上げる事はできません。
しっかりとした目標を定め、適切な管理を行えるかどうかがプロジェクト成功のカギとなります。
最初は一つの項目だけでも構わないので管理していく習慣をつけて、徐々に管理項目を増やして慣らしていくようにしましょう。
プロジェクト管理の進め方
- 管理目標の設定
- PDCAサイクル
- 管理上の注意点
一口で管理といってもさまざまな管理項目があります。
プロジェクト管理表を作成しても、進め方を間違えると思うような結果が得られません。
そうならないために、プロジェクト管理の進め方は順序よく進めていく必要があります。
次の章ではプロジェクト管理のポイントについて詳しく解説します。
管理目標の設定
管理目標の設定は最初にやらなければならない重要事項です。
- 「工程管理」
- 「品質管理」
- 「安全管理」
- 「原価管理」
上記は建設業のおける4大管理といわれる管理項目です。
この4大管理をベースに、それぞれの具体的な管理目標を設定することがプロジェクトを成功に導くカギとなります。
目標を具体的に定めることで目指すところが明確になるので、プロジェクトの進行もスムーズに行えます。
PDCAサイクル
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(確認・評価)
- Action(改善)
PDCAサイクルはよく知られているフレームワークですが、知っているだけで実行できていない経営者も少なくありません。
PDCAサイクルを回してしっかりと管理することが重要です。
特にCheck(確認)は忘れがちなので、パソコンやスマートフォンのアラート機能などを使用して定期的に確認できる環境を整えておきましょう。
管理上の注意点
管理上の注意点としては以下の点が挙げられます。
- 管理表を常に見れる状態にしておく
- 情報を共有化する
- 定期的に見直しをする
プロジェクト管理表を作成するだけで満足している人も少なくありません。
管理表を常に確認する習慣をつけておくことが重要です。
また、社内で情報を共有化し、多くの人が管理表を確認できる環境にあれば、個人だけでは解決できない問題も発見できるようになります。
プロジェクト管理を成功させるポイント
- 目標(ゴール)を明確にする
- 定期的な見直し
- 確認と修正を行う
以上がプロジェクト管理を成功させるポイントですが、頭では理解していてもなかなか行動に移せていない人も多いのでないでしょうか。
目標が決まれば行動に移し、定期的な見直しと修正を行う、その繰り返しがプロジェクトの成功につながります。
次の章ではプロジェクト管理を成功させるポイントを詳しく解説します。
目標(ゴール)を明確にする
プロジェクト管理を成功させるポイントの一つは目標の決め方にあります。
目標が曖昧、明らかに実力とかけ離れている、という状態だと目標を見失い、挫折してしまう原因になります。
「期限」「品質」「利益率」など、それぞれの状況に応じた目標設定があると思いますが、現実ばなれした目標ではなく、無理なく手が届く範囲での目標設定が重要です。
目標設定は時間をかけてでもしっかりと行いましょう。
定期的な見直し
建設業は工事期間が長いうえに、天候や自然災害の影響を受けやすく、工期や労務費が読みにくい傾向にあります。
その為、プロジェクトを進行していく中で定期的に見直しを行う事はとても重要です。
定期的に見直すことにより、見えていなかった問題点や課題が分かるようになりなってきます。
確認と修正を行う
建設業ではプロジェクトの進行に伴い、事故や災害など不測の事態が起きる場合もあります。
そのような状況に備えて日々、確認と修正を行うことがプロジェクトを成功に導く重要なポイントです。
忙しい中で定期的に確認を行うことは簡単ではありませんが、スタートから1週間おきに確認を行うなど、自分でルールを決めておくことも大切です。
プロジェクト管理に役立つツール
プロジェクト管理は最終的に会社の利益につながる重要な業務です。
世の中のDX化の発展に伴い、さまざまなサービスが展開されています、会社の規模やスタイルに合うツールを選ぶことが成功への第一歩です。
ここではプロジェクト管理に役立つツールについて詳しく解説します。
Ekxcelの活用
プロジェクト管理を行う上でExcelは一般的に幅広く使われています。
修正や変更をかけやすく使い勝手がいい反面、属人化してしまいがちな点が挙げられます。
小規模な会社であればExcelで充分活用することができます。
専用アプリの活用
近年のIT技術の発展に伴い、建設業向けのアプリも多数リリースされており、中には無料で使えるものもあります。
アプリの場合は内容が分かりやすく、作業が簡単に行える上、情報の共有化もしやすくなります。
専用アプリの導入もプロジェクト管理に必要な手段の一つです。
システムの活用
建設業界でもDX化が加速しており、便利なシステムが次々にリリースされています。
システムの導入には費用がかかりますが、導入後のメリットは費用以上のものがあります。
スマートフォンやタブレット端末で社外でも管理することができるので、効率的かつスピーディーな仕事が可能となります。
会社の規模や環境に適したシステムの導入を検討しましょう。
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まとめ
数多くの業者が工事に携わる建設業ではプロジェクト管理は必要不可欠です。
管理そのものがアバウトになりがちな建設業において、徹底したプロジェクト管理を行うことは結果的に利益の獲得につながります。
現在ではDX化の発展に伴い、便利なアプリや業務システムなどもたくさんリリースされています。
自分の会社のスタイルに合うシステムを導入して安定した利益を残せる会社を目指しましょう。
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