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【建設業】作業日報とは?作成するメリット・デメリットも解説

2023.02.02

コラム

  • 「建築現場において作業日報って必要なのかな……」
  • 「作業日報作成したいけど作成方法がわかんないや……」

こんな疑問はありませんか?

本記事では作業日報のメリット・デメリットと併せて、作業日報の正しい作成方法について解説します。

最後まで読むと、建設現場でなぜ作業日報が必要か理解でき、仕事で役に立ちます。

この記事を参考にぜひ質の高い作業日報を作成してください。

作業日報とは

建設業における作業日報とは?メリットや作成方法を解説【画像①】

作業日報とは日々の作業内容や作業時間を記録するための書類です。

建築現場で作業日報を使用することで労務費の管理、作業内容の把握をすることができ、コスト削減に繋がります。

職人さんの労務費も可視化できるので赤字を防ぐこともできます。

作業日報のメリットを把握することによって毎日、日報をつける習慣ができミスを防ぐことができます。

作業日報の記入項目

作業日報に記入する項目は以下のとおりです。

  • 現場名
  • 記入者名
  • 現場代理人名
  • 日付
  • 天気
  • 気温
  • 下請け業社名
  • 工種
  • 出欠
  • 始業・終業時刻
  • 休憩時間
  • 作業時間
  • 残業時間
  • 工事内容
  • 備考欄

業者名や記入書名など事前にわかることは先に記入しておくと後が楽になります。

絶対にまちがえていけない項目は出欠・始業時間・終業時刻です。間違えたまま作業日報を提出すると労務費が合わなくなり最悪の場合赤字が出ます。

ミスを防ぐためにも作業員の人数を確実に把握しましょう。

作業日報の注意点

作業日報は1人で抱え込まずに共有しましょう。

基本的に作業日報は1人で作成し、提出をします。

いくら丁寧に作成しても人間なのでミスをする可能性があります。

ミスを防ぐためにも随時、上司へ作業日報の確認をしましょう。

確認する主な項目は以下のとおりです。

  • その日の作業内容が合っているか
  • 下請け業者名が合っているか
  • 表計算が正しいか

細かいことですが最初はこまめに確認をとりましょう。

後々ミスに気づくより質問した方が結果的に楽になります。

若手社員に作業日報を任せる会社が多いので確実にやり方を覚えましょう。

作業日報の役割

建設業における作業日報とは?メリットや作成方法を解説【画像②】

作業日報の役割は以下の2つです。

  • トラブルの防止
  • 現場状況の把握

トラブルの防止

建築現場ではトラブルは当たり前に起こります。

しかし、作業日報を導入することにより、トラブルを事前に防ぐことができます。

たとえば、4人でできる工事に6人で作業していたとします。

通常は気づかないことがありますが、毎日作業日報を記入すれば労務費がかかりすぎているので調整をすることができます。

作業日報を記入することはもちろんなのですが現場と照らし合わせることで、労務費がかかりすぎて赤字が出るなどのトラブルを防ぐことができます。

その他として作業時間も把握できるので過労働を事前に防げるのも強みです。

現場状況の把握

作業日報を記入することで現場状況を把握することができます。

職人さんがどこでなんの作業をしているので現場全体の動きを把握することができます。

職人さんの作業を把握することにより、上下作業や危険な作業を洗い出すことができ、事前に事故を防ぐこともできます。

作業日報のメリット

建設業における作業日報とは?メリットや作成方法を解説【画像③】

作業日報のメリットは以下の5つです。

  • 労働環境の改善
  • 人件費の最適化
  • 作業員の体調管理
  • トラブル防止
  • 生産性の向上

作業日報のメリット①:労働環境の改善

作業日報を導入することにより労働環境を改善することができます。

建設業はどうしても納期の関係で過労働になってしまうことがあります。

しかし、作業日報を記入することで労働時間を可視化することができ、上の方へ報告がいくので過労働を防ぐことができます。

作業日報はデータで記録が残るので、作業員が過労働をすると会社が訴えられてしまうので、経営側が労働環境を改善する努力しなければいけません。

作業日報のメリット②:人件費の最適化

作業日報を記入することにより、人件費を最適化できコスト削減に繋がります。

着工前に想定していた作業員と実際に工事をしている作業員の数が違ったらお金の計算が合わなくなります。

ずれを防ぐためにも作業日報を記入しましょう。

人によってはあまり人数が入らない工事でダラダラと作業をしている作業員もいるので注意してみましょう。

作業日報のメリット③:作業員の体調管理

作業日報をこまめに記入して確認することで作業員の体調管理をすることができます。

作業日報には各作業員の作業開始時間と作業終わり時間を記入する欄があります。

遅刻や早退した作業員のところには時間と理由を記入します。

遅刻が多かったり、早退があったりしたら体調が悪い可能性があるのでこまめに休憩を取らせたり、場合によっては休んでもらいましょう。

作業日報を記入することにより作業時間を可視化できるので作業員の体調管理をすることができます。

作業日報のメリット④:トラブル防止

作業日報を作成すると、トラブル防止ができます。

作業日報には現場の工事内容を記載する欄があり、そこから先の工事日程を立てられます。

先の工事予定がわかれば、事前に打ち合わせして、危険ポイントを周知できるため、事故を防げます。

上記のことから作業日報を作成すると、トラブル防止につながるでしょう。

作業日報のメリット⑤:生産性の向上

作業日報を作成すると、生産性の向上につながります。

職人によって所持している資格が異なるため、仕事内容は異なります。

作業日報の備考欄に職人の所持している資格を記載すれば、どの作業ができるか一目でわかります。

特殊な作業を依頼する場合は前段取りが必要なため、早めに伝えましょう。

前段取りをすると、生産性の向上につながります。

作業日報のデメリット

建設業における作業日報とは?メリットや作成方法を解説【画像④】

作業日報のデメリットは以下の2つです。

  • 記入漏れがある危険性がある
  • 正しい作業員の把握が必要

作業日報のデメリット①:記入漏れがある危険性がある

作業日報を担当するのは基本的に1人で行います。

現場によりますが若手社員に任すことが多いです。

仮に作業日報の担当者が風邪で休んだり、研修で現場にいなかったりした場合記入するのを忘れてします可能性があります。

対策としては電話で先輩に作業日報の記入をお願いするか出面を聞いておくかです。

いずれにせよ1人で管理することが多いので注意が必要です。

作業日報のデメリット②:正しい作業員の把握が必要

作業日報は正しい作業員を把握することによって意味を持ちます。

逆に捉えると間違えて記入した作業日報をそのまま使っていると、労務費のづれが発生して下請けや元請けとトラブルに発展します。

以下のタイミングで作業員を確認すると作業員の把握のミスを防ぐことができます。

  • 前日の夕方に明日の作業員の数を把握
  • 当日の朝、KYミーティング後に作業員の確認
  • 当日の夕方、作業員の確認

上記の3つのタイミングで確認をすると人数のづれによるミスを防ぐことができますよ。

作業日報の正しい作成方法

建設業における作業日報とは?メリットや作成方法を解説【画像⑤】

作業日報の正しい作成方法は以下の3つです。

  • 手書き
  • エクセル
  • 専用の管理ソフトの使用

手書き

手書きで作業日報を作成する場合があります。

手書きで書くのは会社でテンプレートが用意されている場合です。

手書きのメリットは、すぐに確認でき、人に見せやすいことです。

逆にデメリットは、紙なのでなくす場合があり、その場でしか閲覧できないことがあげられます。

会社によって作業日報の作成方法はさまざまなため、確認しましょう。

エクセル

作業日報はエクセルで作成することができます。

エクセルなら作業日報のテンプレートがあり、簡単に記入することができるので初心者の方でも問題なく入力をすることができます。

1からこだわりをもって作業日報を作成することも可能ですが、レベルの高いエクセルの知識がいるのでネットにあるテンプレートを使うのがおすすめです。

すでに必要な項目が記入されているので後は作業員の名前、作業時間等の簡単な項目の記入のみなので業務の効率化ができます。

会社によっては書式が固定になっているので聞くとよいでしょう。

専用の管理ソフトの使用

作業日報は専用の管理ソフトを使用することで業務効率が上がります。

専用の管理ソフトとは建築現場管理ソフトのことで工事に関係するあらゆることを管理できるソフトのことです。

建築現場管理ソフトはクラウド上でデートを保存するのでタブレットやスマートフォンから簡単にアクセスができ記入が簡単にできます。

他の作業員ともデータの共有ができるので臨機応変に活用することが可能です。

作業日報用に作成されたソフトなので操作性は非常に優れています。

まとめ【作業日報の正しい作成方法をマスターしましょう】

今回は建設業における作業日報について説明しました。

この記事を読めば作業日報が建築業において重要かを再認識できたと思います。

作成する方法はさまざまありますので現場に合った方法で作業日報を作成するようにしましょう。

作業日報を導入することで結果的に業務の効率化に繋がりますので是非検討してみてください。

 

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