Column コラム

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説

2023.02.03

コラム

  • 「建設現場でガントチャート工程表使いたいけどどうやったらいいんだろう……」

こんな悩みはありませんか?

この記事ではガントチャート工程表のメリット・デメリットを詳しく解説しています。

さらにガントチャート工程表の作業手順や注意点も詳しく解説しています。

最後まで見て現場で実践してみてくださいね。

そもそも工程表とは

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説【画像①】

工程表とは工事の工程を示したもので現場の流れがわかる計画表のことです。

現場作業員の方は工程表をもとに作業を進めており、記載の日程どおりに作業が完了すれば問題なく現場を引き渡すことができます。

逆にいうと工程表がないと現場の進め方がわからずに先が見えないまま闇雲に作業を進めることになるので工程表は現場において必要です。

ガントチャート工程表とは

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説【画像②】

ガントチャート工程表とは進捗状況が一眼でわかる工程表のことです。

ガントチャート工程表の特徴としては作業の段取りが項目ごとにまとめられているのでわかりやすいことです。

ガントチャート工程表を見ればどの作業員がどこでなんの工事をしているか一目でわかるのが強みです。

ガントチャート工程表のメリット

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説【画像③】

ガントチャート工程表のメリットは以下の3つです。

  • トラブル・工事の遅れがすぐにわかる
  • 現場の管理が簡単
  • 現場の流れを把握することができる

ガントチャート工程表のメリット①:トラブル・工事の遅れがすぐにわかる

ガントチャート工程表を使用することでトラブル・工事の遅れがすぐにわかります。

現場に工程表をもったいき、ガントチャート工程表と照らし合わせることで予定どおりに工事が進んでいるかを確認することができます。

他の工程表と比べ、ガントチャート工程表は進捗率が%で簡単にわかるので工程表と現場の状況を照らし合わせことが簡単にできます。

トラブル・工事の遅れに気づいたらガントチャート工程表にメモを残し、後で修正しましょう。

ガントチャート工程表のメリット②:現場の管理が簡単

ガントチャート工程表を作成することで現場の管理が簡単になります。

ガントチート工程表では今行っている工事の進捗状況が一目でわかります。

よって、次に行う工事を逆算で計算できるので前もって段取りを行うことができます。

工事前の段取りを完璧にしておけば現場管理の徹底ができ、現場の流れがよくなります。

常に工程表と現場の状況を照らし合わせるようにしましょう。

ガントチャート工程表のメリット③:現場の流れを把握することができる

ガントチャート工程表を作成することにより、現場の流れを把握することができます。

現場作業は1つの工事が終わりかかったときに次の工事に入ることがあります。

そのタイミングを知るためにはガントチャート工程表を活用することです。

たとえば、大工さんでいったら1つの部屋が8割完成したら次の部屋に道具・材料の移動を行います。

担当者はそのタイミングを見計らって前段取りを行いましょう。

ガントチャート工程表では進捗状況が可視化できるので現場の流れを把握することができます。

ガントチャート工程表のデメリット

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説【画像④】

ガントチャート工程表のデメリットは以下の2つです。

  • 工数がわかりづらい
  • 工程表の組み直しが大変

ガントチャート工程表のデメリット①:工数がわかりづらい

ガントチャート工程表は工数がわかりづらいデメリットがあります。

進捗状況は%で一目でわかりますが行っている工事に対しての工数はわかりづらい傾向があります。

ですので工数に関しては労務費を見直したり、作業日報をつけ照らし合わせるなどの対策が必要です。

ガントチャート工程表のデメリット②:工程表の組み直しが大変

ガントチャート工程表は工程表の組み直しが大変です。

建築現場は必ずといっていいほど変動的です。

たとえば、天候により作業が中止になり全体的に工事が延期するということは当たり前におこります。

当然、現場のづれに合わせてガントチャート工程表も組み直す必要があります。

組み直すだけなら簡単なのですが、修正後、上司へ確認をとり、GOサインが出たら職人さんと打ち合わせする必要があります。

1つの修正でかなりの時間を必要とするのがデメリットです。

ガントチャート工程表の作成手順

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説【画像⑤】

ガントチャート工程表の作成手順を以下に示します。

  1. すべての作業の洗い出し
  2. 各作業員の割り振り
  3. 各工事の工事開始日と工事終了日を記載
  4. 全休日の確認
  5. 表に進捗管理・修正

ガントチャート工程表の作成手順1.すべての作業の洗い出し

ガントチャート工程表を作成する前にすべての作業を洗い出します。

洗い出しが一番大事でここで見落としをすると全部台無しになるので慎重に行いましょう。

洗い出し方法としては以下の3つを参考にしましょう。

  • 施工検討会資料
  • 原価設定会議資料
  • 総合工程表

これらを参考にすると細かな作業1つ1つわかるので見落としが減ります。

一通り洗い出したら3回は確認しましょう。

ガントチャート工程表の作成手順2.各作業員の割り振り

次は各作業員の割り振りを行いましょう。

ガントチャート工程表は縦軸は工事内容と作業員を書き込んで工程管理をするためです。

作業員がまだ決定していなくても仮で想定される人数を記入しましょう。

ここでも作業項目の漏れがないか確認をしましょう。

ガントチャート工程表の作成手順3.各工事の工事開始日と工事終了日を記載

次は各工事の工事開始日と工事終了日を記載しましょう。

各工事に開始日と終了日を記入することで納期の遅れを防ぐことができます。

この際の注意点としてはカツかつで予定を組むのではなくゆとりを持って予定を組みましょう。

ゆとりを持てば現場の流れが変わっても適切に対応することができます。

ガントチャート工程表の作成手順4.全休日の確認

全休日の確認は必ず行いましょう。

現場に全休日を決めるルールは違いますが着工から引渡しまでルールが変わることはほぼありません。

連続で作業したい工事を全休日を間に挟んだら作業員が嫌がるので全休日を避けた工事日程を設定しましょう。

特に大型連休は道具の保管の関係があるので前もって全休日を確認しましょう。

ガントチャート工程表の作成手順5.表に進捗管理・修正

ガントチャート工程表を作成したら実際に進捗管理しましょう。

進捗管理の方法はガントチャート工程表と現場の状況があっているを照らし合わせます。

照らし合わせた結果、工程表とづれがあったら修正します。

常に現場と照らし合わせることで工程表の意味を持ちます。

ガントチャート工程表を作成する際の注意点

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説【画像⑥】

ガントチャート工程表を作成する際の注意点は以下の2つです。

  • 作成に時間をかけすぎない
  • 他の人に共有しない

作成に時間をかけすぎない

ガントチャート工程表作成に時間をかけすぎると他の仕事が疎かになってしまいます。

ガントチャート工程表作成時に行う仕事内容として以下の仕事があります。

  • 作業員の段取り
  • 施工要領書の作成
  • 元請け・下請けとの契約
  • 材料の見積書作成

上記の大事な作業とかぶってきます。工程表作成も大事ですが他の仕事も並行して行うようにしましょう。

ガントチャート工程表が作成できるツール

建設業のガントチャート工程表とは?作成手順や注意点を解説【画像⑦】

ガントチャート工程表が作成できるツールは以下の2つです。

  • エクセル
  • 工程管理ツール

エクセル

ガントチャート工程表はエクセルを使用して作成することができます。

エクセルはテンプレートがあるので縦軸と横軸を埋めていくだけで簡単にガントチャート工程表を作成することができます。

手軽にガントチャート工程表を作成したい方にはおすすめです。

工程管理ツール

工程管理ツールを使ってガントチャート工程表を作成することができます。

工程管理ツールなら工程表を作成するために作られたツールなので質の高いガントチャート工程表を作成することができます。

また、クラウド上でデータを保存することができるのでセキュリティー面に優れており、他の方との共有も簡単にできます。

まとめ

今回はガントチャート工程表について詳しく解説しました。

ガントチャート工程表のメリット・デメリットを正しく理解してから作成することで質の高い工程表を作ることができます。

作成した後も常に現場状況と工程表と照らし合わせることで現場が円滑に進みます。

この記事を参考にしてガントチャート工程表を作成したみてくださいね。

 

SAKSAKとは?

デキる会社の経営を
カタチにしました

 

リフォーム統合管理システム「SAKSAK」はできる会社の経営管理をカタチにしたシステムです。SAKSAKを使うことで、次のような悩みを解消いただけます。

  • 粗利管理ができていない
  •  請求書の確認に時間と手間がかかる
  • 会社として顧客管理ができていない
  • 見積書作成は営業担当者の負担が大きい
  • 入金遅延や未入金・額の相違が多い  など

意外と、知られてはいませんがリフォーム業界20年という実績があるシステムです。SAKSAKを使って、利益率が5%アップした会社もあります。また、SAKSAKとともに上場した会社もあります。

次は、SAKSAKがあなたの会社をお手伝いする番です。まずは、どのようなシステムか、ご覧ください。

SAKSAKの活用シーンはこちら

 

導入事例集もありますので、こちらもご参考ください。

導入事例はこちら

無料プレゼント実施中

建築業、リフォーム業向けにすぐに使えるエクセル4種類のテンプレート(御見積書・工事請負契約書・工事台帳・工程表)を無料でプレゼントしております。

 

エクセル4種類の無料プレゼントはこちら

 

資料請求
はこちら

お問い合わせ・資料請求

TEL.078-393-8585

平日10時から17時(日祝定休)