リフォーム業も実践するべき!?ブランディングとは?
2022.02.22
よくブランディングという言葉を耳にしますが、
- 「大手メーカーのやること」
- 「アパレル業界がやること」
など、自社には関係ないと思っている方も多いのではないでしょうか?
実はブランディングとは、すべての企業に使える経営戦略の一つです。
ブランディングを戦略に取り入れると企業にとって様々なメリットがあります。
この記事では、ブランディングについて理解が深まるように詳しく解説をします。
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目次
ブランディングとは
ブランディングとは、「◯◯といえば◯◯」と消費者に認知してもらうことを言います。
消費者は製品やサービスを選ぶ際に、価格や内容の他にブランドのイメージにも影響されるものです。
- 「◯◯なら◯◯が安心」
- 「◯◯なら◯◯が長持ちする」
など、消費者の中で他社と差別化が完成されています。
このように、企業の製品やサービスが「その企業ならではのもの」と消費者に認知してもらうことが目的になります。
リフォーム業がブランディングを行うメリット
ブランディングを行うメリットはまとめると次の6つが挙げられます。
- 知名度が上がり、売上UPが見込める
- リピート率の向上
- 広告宣伝費のコスト削減
- 販売価格が高くても選ばれる
- 優秀な人材の採用にも期待ができる
- 社員の意識の向上
ブランディングのメリット①:知名度が上がり、売上UPが見込める
企業がブランディングを取り入れ市場に浸透をすると、知名度が上がります。
消費者は自身が知らないものに抵抗を持つ傾向にありますが、知名度が高いと消費者は安心感を持つものです。
そのため、購買意欲も増え、自然と販売数が増えるメリットがあるのです。
ブランディングのメリット②:リピート率の向上
ブランディングはリピート率の向上も見込めます。
ブランディングによって、消費者の企業への信頼が高まりますので、「何かあったら◯◯にまたお願いしたい」と思わせることもできます。
ブランディングのメリット③:広告宣伝費のコスト削減
ブランディングによって知名度が上がると、広告宣伝費のコスト削減もできます。
知名度が上がることにより、消費者のクチコミが宣伝効果となります。
消費者の意見は、信頼・安心感に繋がりますのでよい宣伝になるものです。
そのため、クチコミによりさらに知名度が上がり、売上の増加が見込めます。
ブランディングのメリット④:販売価格が高くても選ばれる
信頼性が高まることで、他社と差別化が完成されます。
そのため、他社と比べて価格が高くても消費者から選ばれることも期待できます。
また、ブランディングによって消費者の思い入れが強くなれば、他社と価格を比べることすらしなくなる可能性もあります。
ブランディングのメリット⑤:優秀な人材の採用にも期待ができる
ブランディングによって知名度が上がれば、優秀な人材の採用にも期待ができます。
人は知名度があると、「この会社は大丈夫」「信頼できる」と思うものです。
また、確固たる実績があれば「この会社で働きたい」と思う人も出てくることでしょう。
そのような人材は、モチベーションも高い傾向にあるので優秀な人材になる可能性が高いでしょう。
ブランディングを成功させることは、人材獲得効果にも大きく貢献し、会社の発展にも繋がります。
ブランディングのメリット⑥:社員の意識の向上
ブランディングは、社員の意識の向上にも効果的です。
ブランドを確立させることは自社の強みになります。
強みがあることは、社員にとって消費者へのアピールポイントになりますので、自信を持って提案ができることが期待できます。
その結果、自社の売上の向上に繋がることでしょう。
リフォーム業のブランディングの方法
ブランディングの重要なポイントは、消費者のニーズを考えてターゲットを絞り、自社のブランドイメージを作ることです。
具体的な方法を以下で説明していきます。
- 市場ニーズを把握
- ターゲットを選定
- ブランドアイデンティティを設定
- ブランドを発信
ブランディングの方法①:市場のニーズを把握
ブランディングを確立するうえで、市場を把握して消費者のニーズと向き合うことが重要です。
ブランドの方向性を決めてもニーズがなければ、消費者からは選ばれません。
そのため、ブランディングをしても意味がないか、もしくは逆効果になってしまい最悪の場合、消費者から悪いイメージを持たれてしまいます。
しっかり、消費者のニーズを理解したうえでブランディングを進めることが成功の鍵といえるでしょう。
ブランディングの方法②:ターゲットを選定
ブランディングを進めるためには、ターゲットを明確にする必要があります。
- 年齢層
- 所得層
- 価値観
- ニーズ
などから、ターゲットを明確にしてアピールポイントを考えることが重要です。
ターゲットを明確にしていないと、ブランディングも曖昧なものになってしまいます。
確固たるブランディングを確立するためにターゲットの選定はしっかり行いましょう。
ブランディングの方法③:ブランドアイデンティティを設定
市場のニーズやターゲットが明確になったら、ブランドアイデンティティを設定します。
ブランドアイデンティティとは消費者に「自社をどう思って欲しいか」、製品やサービスのシンボルとなるものです。
選定したターゲットにどうなって欲しいか、どのような価値を提供するかを考え、
ターゲットにした顧客から持たれるイメージを考えましょう。
ブランディングの方法④:ブランドを発信
自社のブランドアイデンティティが決まったら、ブランドの発信をしましょう。
せっかくできたブランドも認知されないとブランディングの成功とはいえません。
発信の手段として、インスタグラム、Twitter、YouTubeなどのSNSでの発信も有効です。
多くの人に認知してもらえる様に、どんどん発信していきましょう。
リフォーム業がブランディングをする目的
リフォーム業がブランディングをする目的は次の2点。
- 他社との差別化
- 自社ファンを作る
ブランディングの目的①:他社との差別化
リフォーム業にも様々なジャンルがあります。
外装、内装に、もっと細かく言えば、屋根、外壁、キッチン、リビングなどたくさん挙げられますね。
その中で、消費者が「外壁なら◯◯」「キッチンなら◯◯」とイメージができればブランディングが成功していると言えます。
また、「外壁なら◯◯」ということは、「外壁なら他の業者より優れている」と消費者の中で差別化ができているので、消費者から選ばれやすくなります。
リフォーム業界での競争優位点の確立するためにも、ブランディングは有効な手段なので是非活用したいものです。
ブランディングの目的②:自社のファンを作る
ブランディングの目的に自社のファンを作ることが挙げられます。
会社を発展させていくにはファンを作ることは最大の武器になります。
AppleのMacBookには根強いファンがいます。
同じスペックで見れば、もっと安いノートパソコンはたくさんありますが、MacBookが選ばれる理由として、
- スタイリッシュなデザイン
- 最先端を行ってる気分になる
- 使用しているとクリエイティブな人に見られる
などの選ばれるポイントがあり、ファンの心を掴んでいます。
MacBookのようにファンの心を掴むことができれば、リピーターにもなりますし、消費者が宣伝効果になることもあります。
ブランディングを浸透させるための注意点
ブランディングを浸透させるためには『ユーザー体験の一貫性』が重要です。
ユーザー体験とは、実際に使用した体験だけでなく、広告や口コミなども含まれます。
例えば、リフォームを提案したお客様が二人いたとします。
一人のお客様には自社の考えるブランディングイメージを持ってもらえましたが、もう一人のお客様には別のイメージを持たれてしまいました。
この様に消費者のイメージが異なると、ブランディングの浸透は難しくなってしまうので注意しましょう。
まとめ
自社の発展にはブランディングは欠かせない戦略の一つです。
しかし、ブランディングを浸透させるためには一貫性を持つことが重要になります。
ユーザーからのイメージを一貫するには日々の行動と努力が必要となることでしょう。
ブランディングには時間が必要ですが、浸透すれば自社にとって大きな強みになりますので、諦めずに実践していきましょう。
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