リフォームとリノベーションの違いとは?集客力アップのために必要なことも解説
2024.04.30
- 「リフォームとリノベーションの違いって何?」
- 「リフォーム・リノベーションで集客をアップさせるにはどうしたら良い?」
そんな疑問点を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではリフォームとリノベーションの違いについてや、リフォーム・リノベーションでの集客ターゲット層などを解説していきます。
目次
リフォームとリノベーションの違い
まずはリフォームとリノベーションの違いを解説していきます。
リフォームは新築時に「戻す」こと
リフォームは英語で「refrom」と書きますが、これは日本語にすると改善・改良という意味になります。
つまり、リフォームは、一般的には古くなった家を新築時の状態に戻すことです。
例えば、壁紙や床を張替えたり、設備を交換したり、外壁を塗り替えたりといった工事がリフォーム工事という分類になります。
リノベーションは新たな価値を「加える」こと
リノベーションは英語で「renovation(刷新)」といい、新築時よりも性能を高めること、建物に新たな価値を「加える」ことを指します。
例えば、建物をスケルトン状態にして間取りの変更を行ったり、水回りの配管移動などの大掛かりな工事がリノベーションということになります。
中古住宅のリフォーム・リノベーションの需要が伸びている!
2012年以降、リフォーム市場は6兆円規模を維持しながらほぼ横ばい状態でしたが、2022年・2023年は微増しており、わずかながら市場が緩やかに拡大傾向にあります。
中でも中古住宅+リフォーム・リノベーションの需要が伸びている模様です。
需要が伸びているのには、いくつか理由があります。
その理由について解説していきます。
コロナ禍によるステイホーム時間の増加
世界的に流行した新型コロナウイルスによる自粛ムードにより、自宅にいる時間が増えました。
それにより、より快適な居住空間を求める顧客が多くなりました。
また、新築時の状態に戻す「リフォーム」よりも、生活空間をさらに快適にする「リノベーション」が注目されるようになってます。
例えば、次のような要望が多いです。
- 「自宅でも集中して仕事ができる空間を作りたい」
- 「感染予防の換気ができる住空間にしたい」
また、コロナ禍によって収入が減ったり不安定になったりしたことで、新築住宅の購入ではなく、中古住宅を購入してリノベーションをするという考えが増えています。
新築住宅の価格上昇
コロナ禍による経済的不安や、ウッドショックなどによる建材価格の高騰により新築住宅の価格が上昇傾向にあります。
そのため、新築住宅よりも安く購入できる中古住宅に注目が集まっています。
リフォーム・リノベーションの方が予算を抑えられて自分の希望の空間を作れることから、若い世代でも中古住宅の購入が増えているのです。
国の施策での市場拡大
国土交通省では、「中古住宅・リフォーム市場の倍増」に向けて新しい戦略を立てて、リフォーム・リノベーション市場の拡大を目指しています。
これは、新築中心の住宅市場から、リフォームにより住宅ストックの品質・性能を高め、中古住宅流通により循環利用されるストック型住宅市場への転換を図ることが目的です。
また、顧客が安心して中古住宅を購入できるように、以下のような市場の環境整備も求められています。
- 中古住宅に関する住宅提供の充実
- 中古住宅流通に関連するサービスの一体的な提供
- 中古住宅の品質確保
- 定期借家制度の普及
- 中古住宅の売買におけるトラブル解決
- 住宅の品質に応じた価格形成の促進
インターネット等を活用し、物件の情報を充実させることで顧客が安心して中古住宅を購入できる状態を整備しています。
さらに、インスペクションの普及を促進させて住宅の評価を明確にしたりすることで中古住宅の購入を促していくことを目指しています。
潜在顧客の増加
リフォームやリノベーションを検討している潜在顧客の年代は大体40〜60代です。
また、第二次ベビーブーム世代の団塊ジュニアが50代後半となる2030年にはさらに需要が増えることが予想されます。
若年世代でも中古住宅+リノベーションが増えていることから、さらに潜在顧客が増えることが予想されています。
リフォーム・リノベーション時期の家の増加
1991年から2000年に建築された住宅や、2001年から2010年に建築された住宅は、そろそろ設備機器の交換や外装リフォーム、メンテナンスを行う時期になってきます。
また、1981年以降に建築された住宅もリフォーム・リノベーションを迎える時期になると想定され、これは全ての住宅ストックの約67%を占めています。
つまり、過去に新築で建てた家をリフォーム・リノベーションする時期が迫っており、需要が伸びつつあるということです。
低予算・高性能が求められている
中古住宅+リノベーションは、新築住宅よりも低予算で高性能な住宅を手に入れられるというメリットがあります。
リノベーションは、新築の建売住宅よりも比較的設計の自由度が高いことから、低予算でより良い物件を手に入れるために中古住宅を求める人が増えています。
新築では高価格で購入できなくても、好立地に中古住宅があればそちらを購入し、自分たちの希望に沿ったリノベーションをすることが可能です。
物価の高騰などにより、新築には手が届かなくても、中古住宅+リノベーションであれば予算を抑えて高い性能の家を手に入れられる機会が増えることから、これから需要がさらに拡大すると思われます。
リフォーム・リノベーションでの集客ターゲット層
リフォーム・リノベーションの需要が緩やかに拡大しつつあることがわかりました。
さらに顧客獲得のためには、ターゲットを設定しなければなりません。
集客のターゲット層について見ていきましょう。
40〜60代が狙い目
まず、2023年現在リフォーム・リノベーションでのターゲットを設定するなら40〜60代が狙い目です。
この年代は、中古住宅+リノベーションを検討している方や、持ち家のリフォームを検討している方が多いことから狙い目だと考えられています。
特に60代がメインターゲットとなることが予想されています。
また、会社を成長させるためにも、今の集客ターゲットだけでなく20年後の未来も見据えて今から集客を行っていくことも重要です。
60代がメインターゲットとなるのはおそらく20年後も変わりありません。
そうなると、今40代の人がメインターゲット層になる時代を見越して今から集客の計画を練っていくことも考えていきましょう。
リフォーム・リノベーションでの集客方法
リフォーム・リノベーション市場で勝ち残っていくためにも、様々な集客ツールを使って顧客の獲得をしていく必要があります。
ここでは、集客方法3つをご紹介します。
WEB
WEBでの集客には、会社でのホームページを使ったり、WEB広告をを使ったりポータルサイトでの集客をしたりといった方法があります。
会社のホームページでSEO対策を行い、「トイレ リフォーム」「(地域名) 中古住宅 リノベーション」などのキーワードでコンテンツを作って、自社のホームページが検索上位に出るようにホームページを作り込んでいく作業が必要です。
ただ、ホームページでの集客は中長期を見据えて根気強く続けていく必要があります。
また、WEB広告にはリスティング広告やSNS広告などがあります。
広告費はかかりますが、短期間で成果が出やすい集客方法です。
ポータルサイトは、リフォーム業者がサイトに登録することでリフォームを検討している顧客とマッチングできるサイトです。
登録費用はかかりますが、顧客とマッチングしやすく、受注・制約にも繋がりやすいというメリットがあります。
チラシ
チラシと聞くと、リフォームの商品チラシなどを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかしチラシには、他にも現場近隣挨拶チラシやニュースレター、会社案内など様々な種類があります。
リフォーム商品チラシだけでは、売り込まれているという感じが強くなり顧客が身構えてしまうことがあります。
まずは自分たちを知ってもらうために、ニュースレターなどで名前をアピールしていくことから始めましょう。
SNS
SNSでの集客は今からでもすぐに始められます。
例えば、リフォームの作業風景の動画をYoutubeにアップロードすることで、ユーザーの目に触れやすくします。
ただ、SNSは簡単に始められる反面、直接的に集客するには時間がかかるため、こちらも長期で定期的に進めていく必要があるでしょう。
まとめ
リフォーム・リノベーションについて解説しました。
コロナ禍や物価高騰などにより、リフォーム・リノベーションの需要が緩やかに増えつつあります。
それは、以下の2点による影響が大きく、これからも市場が拡大すると予想されています。
- 過去に新築を購入した人がリフォーム・リノベーションを迎える時期になっている
- 国の施策
ただ、日本の人口は減少傾向にあることから顧客獲得の競争は激化していく可能性は高いでしょう。
これから生き残っていくためにも、先を見据えた集客をしていくことが重要です。
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