図面管理方法とは?効率よくするためのポイントを解説
2023.07.03
- 「図面管理の方法がわからない……」
- 「どうやったら効率よく図面管理できるのかな」
こんな悩みありませんか?
本記事では図面管理方法や効率よくするためのポイントを解説します。
最後まで読んだら図面管理方法をマスターできます。
この記事を参考にぜひ図面管理してください。
目次
そもそも図面管理とは
図面管理とは設計図や建築図面を保存し、管理することを指します。
建設業や製造業では多くの図面を扱うため、いかに取り出しやすく保管するかが大切です。
図面管理は紙で印刷して保存する方法と、データで保存する二つの方法があります。
最近ではデータ保存で図面管理している会社が多いでしょう。
図面管理の必要性
図面管理の必要性は以下のとおりです。
- 図面の紛失
- 変更点の確認
- 図面の共有
図面の紛失
図面管理をしていないと、図面が紛失する可能性があります。
古い図面だとしても、新しい図面を書く際に参考にする場合があります。
特にマンションやホテルの図面は部屋の作りが同じなため、過去の図面を参考にすれば、正確かつかつ素早く図面を書けます。
実際、先輩社員に過去の図面をいただいてから図面を書く担当者もいました。
図面管理をしていれば図面を紛失する可能性がさがるため、しっかりと図面管理しましょう。
変更点の確認
変更点の確認のために図面管理をします。
建築現場で図面変更はあたりまえにおきます。
過去の図面がないとどこを修正したらよいかわかりません。
紙で保存の場合は、変更した箇所と日付を図面に書き、データで保存の場合は名前をつけて保存しましょう。
図面の共有
図面管理すると図面を共有しやすくなります。
自分が担当した図面は細かく図面管理しなくても把握できます。
しかし、他の人に共有したい場合は細かく管理しなくては共有できません。
どの図面がどこに入っているか誰がみてもわかるように管理しましょう。
工事終盤なって図面管理していないと、どの図面を使っていいかわからなくなります。
図面管理のポイント
図面管理のポイントは以下のとおりです。
- フォルダごとでの管理
- 図面の重複
- セキュリティー対策
フォルダごとでの管理
図面管理はファイルごとで管理しましょう。
図面を作成する前にルールを決めて周知することをおすすめします。
フォルダ名はわかりやすく、誰でもわかる名前にしましょう。
図面の重複
図面の重複に注意して図面管理しましょう。
図面を編集した際に重複して保存してしまう可能性があります。
日付をつけて保存すれば最新図面がどれかわかるため問題ありません。
図面の重複に気づいたら古い図面は「古い図面フォルダ」へ移行させましょう。
セキュリティー対策
セキュリティー対策をして図面管理しましょう。
たとえば、社内で図面管理する場合でも、一部社員に限定してアクセスできる権限を持たせる、USBメモリーに図面を保管する場合は、パスワードを設定をしましょう。
紙で図面を保管する場合は、職人の休憩所に放置せずに仮設事務所の保管がおすすめです。
図面の情報が漏れてしまうと、個人の責任というより会社の責任になるため、セキュリティー対策を徹底しましょう。
図面管理方法
図面管理方法は以下のとおりです。
- 紙保存
- データ保存(CAD)
- データ保存(PDF)
紙保存
紙で印刷して保管する方法があります。
工事担当者はA3で図面を印刷し、ファイルに入れていつでも確認できる状態にします。
メリットとしては、ファイルを手元に置いておけばすぐに確認でき、他の担当者にも一緒に確認できることです。
デメリットは工事の終盤になってくると図面がかさばることです。
確認したい図面がすぐに確認できないため、時間ロスしてしまいます。
データ保存(CAD)
CADデータのまま保存しておく管理方法もあります。
CADデータのままフォルダに保存しておけば、誰でも図面を修正できます。
デメリットとしては、パソコンにCADが入っていないとファイルを開けないことです。
また、お客様に図面を送る際に変換して送らなければいけません。
データ保存(PDF)
PDFデータでフォルダに保存して図面管理をします。
方法としては、保存したいファイルをCADで開き、PDFに変換して保存します。
保存したPDFデータをわかりやすくフォルダに保存すれば図面管理ができます。
お客様に図面を送るときに圧縮して送るだけなので、便利です。
また、PDF保存しておけばすぐに開けて印刷できるメリットもあります。
図面管理システムのメリット
図面管理システムのメリットは以下のとおりです。
- クラウド上で保存
- 図面を検索できる
- リアルタイムで情報共有できる
クラウド上で保存
図面管理システムのメリットはクラウド上で保存できることです。
紙保管の場合、図面を紛失したら情報が漏れる可能性があります。
パソコン上に保存する場合は、パソコンが壊れたらデータが消える可能性があります。
クラウド上なら一度データを入れれば、データが消えないため、安心して図面管理できます。
図面を検索できる
図面を検索できるのが図面管理システムのメリットです。
図面管理システムを使えば、検索窓にキーワードを入れれば、図面を探せます。
紙で図面管理をする場合は、一枚ずつ探さないといけないため、時間がかかります。
注意点としては、図面の名前を正確に保存することです。
正確に入力しないと検索ヒットしないため意味がありません。
リアルタイムで情報共有できる
リアルタイムで情報共有できるのは図面管理システムのメリットです。
図面管理システムのサイト情報さえ知っていれば、どこにいても情報共有できます。
図面の中で確認して欲しい箇所があっても、紙管理の場合は立ち合わないと確認ができません。
図面管理システムならインターネットさえつながっていれば、簡単に図面を共有できます。
リアルタイムで情報共有できるのは図面管理システムのメリットです。
図面管理を徹底するには
図面管理を徹底するには以下のことを意識しましょう。
- 最初にルール決めをする
- 保存は日付をつける
- 担当者を決める
- データを編集したら報告
最初にルール決めをする
図面管理をする前にルール決めをしましょう。
ルールを決めたら工事に関わる人に周知し、認識してもらうことが大切です。
現場によってルールが変わるので柔軟に対応しましょう。
保存は日付をつける
図面を保存する際は必ず日付をつけましょう。
よくある例として、最新の図面がどれかわからなくなることがあります。
それを防ぐためには日付をつけて保存することです。
もしくは古い図面は専用のフォルダに移動することです。
担当者を決める
図面管理の担当者を最初に決めましょう。
ルールを完璧に決めても担当者がいなければまとまりません。
図面管理の担当者はしっかりと管理されているか定期的に確認して、ミスを防ぎましょう。
データを編集したら報告
データを編集したら報告する習慣をつけましょう。
図面修正しても担当者に報告しなければ誤って古い図面を使用してしまいます。
その場にいたら声をかけ、その場にいなかったらメールで周知しましょう。
まとめ
今回は図面管理方法と図面管理を効率よくするためのポイントを解説しました。
図面管理とは設計図や建築図面を保存し、管理することを指します。
図面管理は管理する前が大切です。
図面管理の担当者とルールを決めて、徹底して行うことが重要です。
習慣化できるまでは慣れませんが慣れたら円滑に図面管理できます。
この記事を参考にぜひ図面管理を徹底してください。
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