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【建築業】見積書の作成方法|作成ポイントも徹底解説

2023.05.19

コラム

  • 「見積書を作成したいけど方法がわかんない」
  • 「建築業での見積書作成の役割ってなんだろう」

こんな悩みはありませんか?

この記事では見積書の作成方法、作成ポイントを解説します。

この記事を参考にぜひ見積書を作成してくださいね。

【建築業】見積書とは

【建築業】見積書の作成方法|作成ポイントも徹底解説【画像①】

見積書とは、商品やサービスの提供において、顧客に対して料金や費用の見積もりを提供する書類のことです。

見積書には、提供する商品やサービスの内容や数量、価格、納期などが記載されます。

見積書は、顧客との取引の際に必要不可欠な書類であり、契約成立前に価格や条件を明確化することでトラブルを予防するために重要な役割を担っています。

見積書の役割

見積書の役割は以下のとおりです。

  • 顧客との信頼関係構築
  • 工事内容の明確化
  • 見積もり金額の提示
  • 交渉材料としての利用
  • 契約書としての機能
顧客との信頼関係構築

見積書は、顧客との信頼関係を構築する上で重要な役割を果たします。

見積書を通じて、顧客に対して信頼性や誠実さをアピールできます。

工事内容の明確化

見積書には、工事内容が明確に記載されていることが必要です。

具体的には、建築物の種類、工程、規模、使用する材料や機器、施工方法などを明確に示すことが重要です。

工事内容を明確に記載することで納得して契約してもらえるようになりました。

見積もり金額の提示

見積書には、工事の見積もり金額の記載が必須です。

顧客が予算を決定する上で必要な情報を提供できます。

ポイントとしては、見積もり金額は契約したい金額より多い金額で記載することです。

多少金額が下がっても影響しない金額で見積書を作成しましょう。

交渉材料としての利用

見積書は、顧客との交渉材料として利用できます。

顧客からの要望や予算に合わせて、見積もり金額や工事内容を調整できます。

契約書としての機能

見積書は、契約書としての機能も持っています。顧客との契約内容や責任範囲を明確にできます。

作成した見積書はPDFを取り、データで保存しておきましょう。

【建築業】見積書の構成

【建築業】見積書の作成方法|作成ポイントも徹底解説【画像②】

見積書は以下の3つで構成されています。

  • 表紙
  • 内訳書
  • 条件書

表紙

表紙に記載する項目は以下のとおりです。

  • 作成日:
    見積書を作成した日付を記載
  • 宛名:
    発注者の名前を記載
  • 見積金額:
    工事の金額を記載(誤りがないか確認が必要)
  • 工事事業者名:
    工事責任の名前と連絡先を記載

見積金額は税込なのか税抜なのか明記しましょう。

内訳書

内訳書には、記載した工事金額の内訳を明記します。

合計金額だけではどの部分にいくらかかっているかがわからないため、内訳書で詳しく記載します。

内訳書で記載する内容は以下のとおりです。

  • 名称:
    工事場所や工事内容、材料などを記載
  • 概要:
    資材や材料の型番を記載
  • 数量:
    項目の数量を記載
  • 単価:
    項目1つあたりの価格を記載
  • 備考:
    補足事項がある場合は情報を記載

内訳書に情報を細かく記載することで相手に安心感を与えるため、スムーズに契約成立します。

記載漏れがないか確認しましょう。

条件書

条件書とは、工事の具体的なルールを記載し、同意を得るための書類です。

受注者と発注者との間でもトラブル防止にもつながるため、必ず作成しましょう。

条件書に記載する内容は以下のとおりです。

  • 支払い条件:
    どのようにして支払うか記載
  • 工事場所:
    工事の場所を記載(複数ある場合は複数記載)
  • 工事内容:
    工事の概要を記載(記載してある工事と実際にやる工事が異なると追加金額)
  • 見積有効期限:
    見積書の有効期限を記載
  • 工期:
    工事の期間を記載

【建築業】見積書に必要な項目

【建築業】見積書の作成方法|作成ポイントも徹底解説【画像③】

見積書に必要な項目は以下のとおりです。

  • タイトル
  • 見積番号
  • 宛先となる会社名・氏名
  • 見積金額(合計金額)
  • 法定福利費
  • 発行日
  • 見積有効期限
  • 工事名
  • 工事場所
  • 受け渡し方法
  • 作成した会社名・氏名
  • 取引内容(内訳)

タイトル

「見積書」や「御見積書」と記載しましょう。

ポイントは一目で見積書とわかるように記載することです。

見積番号

見積書には見積番号を記載しましょう。

見積書は再提出になる場合があるため、見積番号の記載は必須です。

宛先となる会社名・氏名

見積先の会社名や担当者の部署や氏名を記載します。

株式会社は(株)と省略しないようにしましょう。

見積金額(合計金額)

見積書で一番大事な部分は見積金額です。

はっきりと大きな文字で記載しましょう。

法定福利費

法定福利費も忘れずに記載しましょう。

法定福利費とは従業員にかかる社会保険料の全般を示す費用のことです。

発行日

発行日を見積書の右上に記載します。

発行日はわすれがちなので、注意しましょう。

見積有効期限

見積有効期限を記載しましょう。

「◯◯年◯月◯日まで有効」と細かく設定しましょう。

工事名

工事名を記載しましょう。

正式名称を正しく記載することがポイントです。

工事場所

工事する場所を記載します。

建設現場は「(仮)◯◯駅前ビル建設工事」など、仮設の名称で記載されることがほとんどです。

受け渡し方法

受け渡し方法を記載しましょう。

詳細に書くことで相手に伝わります。

作成した会社名・氏名

記載する情報は以下のとおりです。

  • 所在地
  • 代表指名
  • 代表者印または社印
  • 見積書の作成者の氏名
  • 見積書の作成者の連絡先

取引内容(内訳)

取引内容も漏れがないように記入しましょう。

主に項目の名称や資材名、単価などを記載します。

工事種ごとにページをわけて見積書を作成するとわかりやすくなります。

【建築業】見積書の作成方法

【建築業】見積書の作成方法|作成ポイントも徹底解説【画像④】

見積書の作成方法は以下の2つです。

  • エクセル
  • ソフト

エクセル

エクセルを使い見積書を作成できます。

エクセルで見積書を作成する場合はテンプレートを活用することをおすすめします。

テンプレートにはあらかじめ関数が組み込まれており、エクセルの知識がない方でも問題なく、見積書を作成できます。

インターネット検索で「見積書 テンプレート 無料」と検索するとさまざまな見積書がヒットします。

自身に合うテンプレートをみつけ、作成しましょう。

ソフト

ソフトを使い、見積書を作成できます。

ソフトは見積書作成に特化しているため、不備がなく理想の見積書ができます。

エクセルのテンプレートで使用したい見積書がみつからない方はソフトの使用をおすすめします。

ソフトを導入するのに費用がかかる場合があるため注意が必要です。

【建築業】見積書の作成ポイント

【建築業】見積書の作成方法|作成ポイントも徹底解説【画像⑤】

見積書の作成ポイントは以下のとおりです。

  • 内訳は階層を意識
  • 管理のしやすさを意識する
  • 計算式の正確性

内訳は階層を意識

内訳は階層を意識することでみやすい見積書ができます。

建設業は工事の作業内容が多いため、見積書に載せる内訳項目が多くなりがちです。

内訳の階層わけとは、内訳項目をカテゴリごとにわけてまとめることです。

内訳の階層わけの例を以下に示します。

 

内容 数量 単位 単価 金額 備考
作業◯
ー作業◯ーA
ー作業◯ーB
ー作業◯ーC

管理のしやすさを意識する

管理のしやすさを意識して見積書を作成しましょう。

効率的に見積書を作成するにはエクセルのテンプレートや専用ソフトを使いましょう。

必要項目を埋めるだけで完成するため、簡単に作成できます。

計算式の正確性

見積書に記載する金額は、計算式の正確性が求められます。

金額の計算に使用する単価や数量、消費税などを正確に計算し、見積書の金額と実際の工事費用が一致するように注意しましょう。

まとめ

今回は見積書の作成方法や作成ポイントを解説しました。

見積書で大切なことは記入漏れがないことです。

みやすさも大事ですが、情報が抜けていたら意味がありません。

作成したら必要以上に見直すことが大切です。

この記事を参考にぜひ見積書を作成してください。

 

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