Column コラム

これからの太陽光発電は自家消費型で考えませんか?

2022.06.16

コラム

家庭向けの太陽光発電を取り巻く環境は年々変化しています。

特に売電価格は、固定価格買取制度が始まった2009年から年々低下しています。

住宅を購入する側からみると、売電収入で初期費用は回収できるの?と思うかもしれません。

「どんな太陽光発電の提案をすればいいの?」と考えている工務店などの住宅企業も多いのではないでしょうか?

この記事では、発電した電力をできる限り自宅で消費する自家消費型について紹介します。

 

リモートワークや生活スタイルの変化で自家発電型の需要が増えています。

そのため、住宅企業としては自家消費型の太陽光発電の提案をする必要があります

自家消費型の太陽光発電の特徴

ここでは、太陽光発電の情報を整理したうえで、自家消費型の太陽光発電について書きます。

太陽光発電を取り巻く環境の変化

家庭用の太陽光発電は、主に発電して余った電力を売る「余剰売電」という方法を採用します。

余った電力は売電価格の単価に沿って売電して、売電収入を得ることになります。

そして、その売電収入は年々下がってきています(図1)。

図 1 売電価格と設置費用の推移

 

固定価格買取制度が始まった2009年には1kw当たり48円だった売電価格が、2022年現在では1kwあたり17円まで低下しています。

その反面、太陽光発発電の設置価格も下がっています。

しかし、売電価格の低下割合が大きいのが現状です。

図 2 初期費用の回収シミュレーションイメージ

 

住宅企業としては、「発電量を売電したら初期費用が〇年で回収できますよ」という提案の仕方が難しくなってきています(図2)。

そこで、自家消費型の太陽光発電を提案してみてはどうでしょうか?

自家消費型の太陽光発電とは

自家消費型の太陽光発電とは、発電した電力を自宅で消費するという考え方です。

売電収入は得られなくなりますが、電気料金の削減をすることができます。

初期費用の回収も電気料金を削減できた量を基準に考えます。

図 3 初期費用回収のイメージ

 

太陽光発電の発電量は日中が多く、夜間には無くなるため、施主さんが日中に外出している場合は、電気使用量とのギャップができてしまいます。

ギャップを埋めるための対策が必要ですが、2022年現在では売電価格に比べて電気料金の単価の方が高いため、初期費用の回収が容易になります。

もちろん、メリットとデメリットがありますので、考慮しながら施主さんに提案しましょう。

自家消費型のメリット

自家消費型のメリットはいくつかありますので、ここでは3つのメリットを紹介します。

  • 電気料金の削減
  • 売電価格の低下、電気料金の上昇の影響を受けにくい
  • 災害時にも電力が確保できる
電気料金の削減

適切な計画ができていれば、余剰売電に比べて電気料金が大きく削減できます。

発電量と電力使用量のギャップを埋めるための対策は必要ですが、天候が良い日は電気料金がゼロにすることも可能です。

売電価格の低下、電気料金の上昇の影響を受けにくい

年々売電価格は低下していますし、電気料金は上昇しています。

自家消費型は、売電しない計画なので売電価格の低下の影響は少ないです。

できるだけ発電した電気で賄うため、電気料金が上昇しても購入する量が少ないため影響は受けにくいです。

災害時にも電力が確保できる

災害時に電力供給が停止した場合でも、太陽光発電で発電した電気で電力の確保ができます。

24時間換気システムなど常時稼働している設備は、不具合のリスクも少なくなります。

自家消費型のデメリット

自家消費型のデメリットはいくつかありますので、ここでは3つのデメリットを紹介します。

  • 発電量と電気使用量にギャップがある
  • 初期費用が高い
  • 設置スペースが必要
発電量と電気使用量にギャップがある

太陽光発電は日中の発電量が多く、夜間は発電しません。

対して住む人は、日中は仕事で外出して夜間に自宅で過ごす場合が多いです。

そのギャップを解決するために、蓄電池などの電気を溜める設備が必要になります。

初期費用が高い

自家消費型の場合は、日中に発電した電気を蓄電池に蓄電して、夜間に溜めた電気を利用するという場合が多いです。

余剰売電に比べて、蓄電池が設備として必要になるため、初期費用が高くなります

設置スペースが必要

蓄電池を設置する場合が多いため、蓄電池の設置スペースを確保しなければいけません。

 

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自家消費型のデメリットは、生活スタイルや敷地の条件などで解決できることもあります。

住宅企業としては、施主さんの生活に適切な太陽光発電を提案しなければいけません。

働き方の変化と太陽光発電

ここでは、近年の働き方の変化と太陽光発電について書きます。

今までの住宅と太陽光発電

今までは、余った電気を売ることができる余剰売電が主流でした。

それは、デメリットのところでも書きましたが、太陽光発電の発電時間と電気を使用する時間にギャップがあったためです。

余剰売電は、蓄電池の必要が無いことで初期費用が抑えられ、売電で収入も得られたため、売電価格が高い時期はメリットが多い方法でした。

図 4 余剰売電の発電・電気使用・売電スケジュールイメージ

蓄電池が必要だった自家消費型

自家消費型は、蓄電池が必要な場合が多いです。

何度も言うようですが、太陽光発電の発電時間と電気を使用する時間にギャップがあったためです。

今までは、日中に住宅にいないのであれば、日中に発電した電気は蓄電することが1つの落としどころでした。

図 5 自家消費の発電・電気使用・売電スケジュールイメージ

リモートワークと太陽光発電

近年、在宅ワークやリモートワークのように働き方が変化する人が多くなってきました。

出社せず自宅で仕事をするため、デメリットであった発電量と電力使用量のギャップを解決することができます。

日中に発電した分をだけの発電量を計画すれば、蓄電池の必要もなくなります。

リモートワークなどの近年の働き方の変化が、自家消費型の太陽光発電と相性が良い生活スタイルになってきました。

図 6 自家消費(リモートワーク)の発電・電気使用のスケジュールイメージ

 

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自家消費型の提案には、住宅企業の生活スタイルのヒアリングと発電量の予測が重要になります。

発電量を予測した提案を

ここでは、リモートワークと自家消費型の太陽光発電の相性を良くするために住宅企業が考慮するべきことを書きます。

 

施主さんの生活スタイルをヒアリングする

施主さんの生活スタイルを想定することで、自家消費型とリモートワークの相性をより良くなります。

生活スタイルをヒアリングして、電気使用量ピークを想定することで適切な太陽光発電の計画を提案できます。

例えば、午後から仕事を始めるという場合は、「午後に電気消費量が多くなるため、午後に発電量のピークをもってくる」というように提案することができます。

 

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施主さんとのコミュニケーションが、適切な自家消費型の太陽光発電を決めることになります。

南向きが正解では無いかもしれない

南向きに太陽光パネルを設置することで発電量は大きくなります。

しかし、自家消費型の場合は南向きが正解ではないかもしれません。

これはすべて施主さんの生活スタイル次第です。

 

例えば、午後に電気使用量のピークがくる場合、南向きは適していません。

南向きは10~12時あたりが発電量のピークなので、太陽光パネルを少し西側の方角にすることで午後の発電量を多くすることが必要です。

このように施主さんの生活スタイルに合った設置計画を提案しなければいけません。

シミュレーションをして最適な提案を

現在のシミュレーション技術を利用すれば、最適な自家消費型の太陽光発電を提案することができます。

電気の使用量は生活スタイルのヒアリングを参考にシミュレーションをして、発電量は設置位置や方角・角度を設定することで、ある程度の精度で結果が出ます

結果を参考にしながら、生活スタイルに合った太陽光パネルの設置位置や方角・角度を探ることで、自家消費型の太陽光発電の最適な提案が可能です。

 

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自社でシミュレーションをやることもできますが、ある程度手間もかかる作業なので、シミュレーション会社への外注も検討してください。

まとめ

これからの太陽光発電として、自家消費型の太陽光発電を紹介しました。

リモートワークなど働き方や生活スタイルの変化で、自家消費型と相性の良い施主さんは増えてくる可能性が高いです。

住宅企業としては、シミュレーションも含めた最適な自家消費型の提案をすることで、他の企業との差別化をはかることもできます。

ぜひ、自家消費型の太陽光発電の提案も検討してみてください。

 

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