Column コラム

適切な住宅メンテナンスで売上アップにつなげる

2023.04.25

コラム

住宅会社において、住宅メンテナンスは家を長持ちさせる重要な業務のひとつです。

しかし、住宅メンテナンスは住宅会社にとっては負担の大きい業務でもあります。

そんな住宅メンテナンスですが、適切に丁寧な対応を行えば、お客様を増やし売上アップにつながります。

そんな住宅メンテナンスの重要性から、適切で効率的に実施する方法を解説していきます。

住宅メンテナンスの重要性

住宅メンテナンスはお客様にとって大きなメリットにつながる要素です。

  • 家の寿命が延びる。
  • 家の資産価値を守る
  • 劣化、不具合の早期解決

上記のようなメリットがあります。

工事店としては、手間や人員が必要となり、利益になることは少ない住宅メンテナンスではあります

しかしお客様には多くのメリットがあるので、住宅メンテナンスに力を入れている会社は紹介などにつながりやすい特徴もあります。

住宅メンテナンスのメリット

工事店として、住宅メンテナンスに対応していくことで生まれるメリットがいくつかあります。

  • 顧客満足度の向上
  • 口コミ紹介へつながる
  • 会社の信用の向上

上記のように直接利益としてのメリットは少ないですが、将来的な顧客獲得につながるため、重要なことです。

ここからは、これらのメリットについて詳しく解説していきます。

顧客満足度の向上

住宅は建てて完成したら終わりではありません。

住宅にも寿命は存在し、メンテナンスが行き届いていないとその寿命を早く迎えることになります。

そのため、住宅メンテナンスを定期的に実施することで家の寿命を延ばすことが可能です。

この住宅メンテナンスの内容や期間を明示して、対応をきっちり行う体制が整っている会社は、お客様の安心感や満足度につながります。

口コミ紹介へつながる

ハウスメーカーや工務店の数も多く、どこの会社で住宅を購入するか迷う方は多いです。

そこで、重要になるのが口コミなど紹介での受注です。

住宅購入される際の検討項目として、

  • 価格
  • デザイン
  • 仕様
  • スタッフとの相性

などがあります。

そのすべては大事な要素ではありますが、何よりも強いのはやはり口コミです。

実際に建てた方の意見はリアルで非常に参考にされます。

そんな口コミの評価を上げて行くために住宅メンテナンスの対応など他社との差別化を行うことが重要です。

会社の信用の向上

住宅において、瑕疵担保責任といって10年間は構造や屋根外壁などの瑕疵については工務店が責任を追うことが決まっています。

しかし、それ以外の部分は責任を求められないので、各工務店によってその対応はさまざまです。

そんな中で住宅のアフターを含むメンテナンスをしっかり対応してくれる会社はお客様目線で安心や誠意を感じます。

他社との差別化を行いながら会社の信用向上につながる住宅メンテナンスは重要な業務のひとつです。

住宅メンテナンス場所について

住宅メンテナンスと一言でいっても、いろいろな箇所があります

  • 屋根
  • 外壁
  • 内装壁、床
  • 住宅設備

具体的には上記のような箇所があります。

その他にも細かく分けていけばたくさんありますが、代表的な上記の箇所について詳しく解説していきます。

箇所ごとでメンテナンス方法やメンテナンス時期などの違いがありますので、お客様の信用を向上させるため参考にしてください。

屋根

現在、主に住宅で使用されている屋根材には、

  • ガルバリウム鋼板
  • カラーベスト

上記の3つが主に使用されています。

その種類ごとにメンテナンスの方法や時期は変わってきます

 

ガルバリウム鋼板 カラーベスト
メンテナンス時期 約10年 約10年 約10年
葺き替え 30~35年 不要 約25年
塗装 不要 約10~30年 約10~15年

 

上記の表のように、葺き替えや再塗装を行う必要があったり、屋根材によってそのメンテナンス方法はさまざまです。

屋根材のトラブルは雨漏りなどの原因になるので、定期的なメンテナンスや点検は実施すようにしましょう。

外壁

外壁についても最近では、窯業系のサイディングを採用する住宅会社が多いですが、左官による塗り壁や、ガルバリウム鋼板による金属サイディングなど種類もさまざまです。

特にサイディングを例に出しますと、表面は塗装によって仕上げられているため、10年~15年間隔で再塗装が必要なことが多いです。

コーキングの劣化など、外壁の劣化は家の寿命にも関わる部分になるので、定期的な点検で早めの対応が必要です。

内装壁・床

壁や床などの生活環境によって汚れや、湿気による剥がれなどのトラブルが発生しやすい箇所です。

湿気などによってカビが生えたり、床材の劣化などが起きる可能性もありますので、早めの対応が必要です。

住宅メンテナンスでは傷やトラブルの解決だけでなく、問題の原因を突き止め、改善の提案を行うことで、お客様の信用をさらに向上させることにつながっていきます。

住宅設備

キッチンやお風呂などの住宅設備は生活していくうえで必須な設備です。

使用できなくなると日常生活に影響するので、定期的なメンテナンスで未然にトラブルの発生を防ぐことが必要です。

住宅設備のトラブルで多いのが水漏れなどの配管関係が多いです。

床下で給排水の配管を行っている事が多いので、1年や2年などの定期点検の実施の際など床下の配管などは必ず確認するようにしましょう。

適切な住宅メンテナンスを行うためには

住宅メンテナンスはお客様満足につながる重要なことですが、そこに力を注ぎすぎると会社の負担は相当なものです。

そんな住宅メンテナンスを適切に行いつつ、効率化して会社の負担を軽減する方法について解説していきます。

ぜひ参考にしていただき、適切な住宅メンテナンスを実施していきましょう。

メンテナンス内容期間の明確化

まず、お客様に向けての内容ですが、メンテナンス内容、期間を明確にすることです。

住宅メンテナンスはお客様の信用を得るために必要なことです。

メンテナンスの詳細が不明確であれば、住宅購入後の不安が残るため、お客様から選ばれることがなくなってしまいます。

定期点検や保証期間など、メンテナンスの詳細をホームページなどで、だれでも閲覧できるようにしましょう。

アフター管理用のシステム導入

現在、IT化が住宅業界でもいろいろなツールが導入されています。

住宅メンテナンスにおいても活用できるツールがあります。

住宅の工事情報を一元管理することで、定期点検時期や今までの対応履歴などの保存が行えるようになります。

そうすることで、顧客管理の効率化が行え、さらにお客様への定期点検の案内などの連絡漏れをなくすことが可能です。

導入にはコストがかかってしまいますが、住宅メンテナンスだけでなく他業務と合わせて活用できますので、ぜひ検討してください。

アフターメンテナンス担当を配置

住宅メンテナンスやアフターの連絡対応については、急を要することや、知識や経験が必要なことが多いです。

事務員では対応の遅れなどが生じてお客様への信頼損失につながる可能性があります。

そのようなことにならないためにアフターメンテナンス担当を配置することが最適です。

担当者に取り次ぐことで適切な対応が行え、お客様の安心感につなげていくことができます。

まとめ

住宅メンテナンスは直接的には利益につながらないため、その対応に負担だけを感じてしまうことが多いことでしょう。

しかし、その対応次第では将来的なお客様を増やすことにつながり、利益を生み出す会社の強みにすることも可能です。

適切に丁寧な対応を心がけ、お客様満足度の高い住宅メンテナンスができる会社を目指していきましょう。

 

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