リフォーム会社のポスティングで反響率を上げるには?集客方法も解説
2023.03.03
チラシをアパートやマンション、住宅へと配るポスティングは、リフォーム会社であれば集客方法として経験したことがあるのではないでしょうか。
経験がまだないにしても、これから取り入れようと検討している社長さんも多いはずです。
しかし、実際のところポスティングの反響率とはどの程度のものでしょうか。
また、反響率を上げるためには何をすれば良いのか、反対に反響率を下げてしまう注意点についてよく知らない方も多いでしょう。
そこで、今回はリフォーム会社でのポスティングで反響率を上げる方法や集客方法について解説します。
この記事を読み、これからの集客手段のひとつとしてポスティングに挑戦してみましょう。
リフォーム会社のチラシポスティングの反響率
反響率は、以下の計算式で表されます。
反響率(%)=反響数(問い合わせ数や見積もり数)÷チラシの配布枚数×100
ポスティングチラシの反響率は、一般的には大体0.1%〜0.3%です。
しかし、リフォーム会社は競争率が高いこともあり、反響率が0.1%よりも下回ると考えられています。
つまり上記の式から考えると、1万枚のチラシをポスティングして問い合わせや見積もり依頼が10件いくかどうかといったところです。
家の少ない地方だと、ポスティングを1万枚配るのもかなりの労力を必要とするため、たとえ契約を取れたとしても利益はさほどでない可能性もあります。
反響率が上がるポスティングチラシの作り方
では、反響率を上げるためにはどのようなポスティングチラシを作る必要があるのか解説します。
チラシを作る際に以下のことに注目して作成しましょう。
- 自社の強みをアピールする
- ターゲットを明確にする
- わかりやすくて伝わりやすいデザインにする
- ホームページへ誘導する
- 潜在顧客を狙って差別化を図る
- ポスティングするエリアの特性を知る
- 料金を明確に表示する
それでは、早速ひとつずつ見ていきましょう。
自社の強みをアピールする
自社の強みやアピールポイントがあれば、ポスティングチラシにしっかりと盛り込むようにしましょう。
最近のお客様は、「何を購入するか」よりも「誰から購入するか」に重きをおいて業者を選んでいます。
そのため、会社の強みやアピールポイントを参考にして、選ぶことが多いです。
また、自社ではどんな工事が得意なのか、「この工事であればどこの会社にも負けない」という強みがあるならば、しっかりとアピールしましょう。
専門分野がある会社は、お客様から「経験豊富で頼りになる」、「これまで培った技術力を持っている」という好印象を持たれるからです。
ターゲットを明確にする
ポスティングチラシは闇雲に配っても集客にはなりません。
チラシの効果を最大限引き出すためにも、ターゲットを明確にすることが大切です。
例えば、以下のような考え方があります。
- ターゲット=高齢者
⇒バリアフリー工事や二世帯住宅のリフォームに関してのチラシを作る - ターゲット=主婦
⇒キッチンや水回り設備のリフォームに関してのチラシを作る
ターゲットを絞り、そのターゲットにはどのようなニーズがあるのかを把握してチラシを制作しましょう。
わかりやすくて伝わりやすいデザインにする
チラシは、パッと一目で惹かれるようなデザインでなければ読まれずに捨てられてしまいます。
ポスティングは自社だけでなく、さまざまな業界のさまざまな会社が配っています。
そのため、地域によっては毎日大量のチラシがポストに溜まっているという家庭も少なくありません。
その中でお客様に読んでもらうためには、目を惹くキャッチコピーとインパクトのあるデザインでチラシを作る必要があります。
さらにそこに、ターゲットに取って利益のある情報を載せれば、よりチラシをしっかりと読んでくれる可能性が高くなります。
例えば、自社に依頼した場合の特典などがあれば、リフォームを考えているお客様には魅力的に見えるでしょう。
ホームページへ誘導する
チラシでお客様の心を掴んだら、ホームページへ誘導できるようにQGコードを貼るなどの工夫をしましょう。
今はほとんどの人がパソコンやスマートフォンを利用しています。
チラシでは最低限の情報を載せてお客様の興味を惹き、ホームページにさらに詳しい情報を載せるようにしましょう。
ホームページを見て興味をもったお客様からの問い合わせがくれば、集客率アップにつながります。
潜在顧客を狙って差別化を図る
ポスティングチラシは、ターゲットを絞って行います。
しかし、チラシを配るタイミングとお客様がリフォームをしたいタイミングが合うことは滅多にありません。
ポスティングチラシでの差別化を図るには、今後顧客になる可能性がある潜在顧客を狙ったアプローチです。
潜在顧客へのアプローチは、リフォーム以外の宣伝をチラシに盛り込むことで効果を発揮します。
例えば、「自分でできる家のメンテナンス方法」や「DIYの体験教室の案内」などです。
DIYが気になっている方や、自分でお金をかけずにメンテナンスをしたいと思っている方には非常に有効です。
また、潜在顧客の中には、全面リフォームではなく一箇所だけを補修したいと考えている方もいます。
そのような潜在顧客を狙い、リフォーム箇所を限定した内容で宣伝するチラシを作って配るのも効果があります。
他にも、気軽に相談できるようにリフォームの宣伝だけでなくイベント情報やコラムを載せると潜在顧客も問い合わせがしやすくなるでしょう。
ポスティングするエリアの特性を知る
地域によって特性は異なります。
例えば、高齢者の多い地域や若い世代が多く暮らしている地域、アパートやマンションが多い地域などさまざまです。
オフィス街や、リフォームとは無関係の賃貸住宅の多い地域にポスティングをしても全く意味がありません。
どんな地域なのかを把握せずにポスティングすると、労力を無駄にする可能性があるので注意してください。
料金を明確に表示する
リフォーム工事における価格を明確にするようにしましょう。
お客様がリフォーム会社を選ぶ際の不安要素の1つは、工事のどのくらいの金額がかかるかが変わらないためです。
料金を載せる際には、その金額に何が含まれているのかも明確に表示しましょう。
例えば、「商品代」+「工事手間」といったように、はっきりと記載しましょう。
また、リフォームに必要な日数も明記すると親切です。
リフォーム費用の安さをアピールしたいなら、金額に工夫すると良いでしょう。
例えば、「99.8万円」のように、最後に「8」が入る金額にすると、安く感じられます。
反響率を上げるためのポスティング方法
反響率を上げるには、ポスティングチラシの作り方だけでなくポスティング方法にも目を向ける必要があります。
以下のようなポイントに注目してポスティングを行うようにしましょう。
- 定期的にポスティングする
- 施工現場の近隣住宅に重点的に配布する
- 定期的なイベント開催のお知らせをする
では解説していきます。
定期的にポスティングする
まず大事なのは、定期的に同じエリアへ複数回ポスティングすることです。
1回ポスティングしても反響が出なかったからといって、そのエリアへのポスティングをやめてしまうことはもったいないことです。
2回3回と複数回ポスティングした方が反響率が伸びます。
ただ、もし複数回ポスティングしても全く反響が出ない場合は、ポスティングエリアを変えるか配るチラシの種類を変えるなどの工夫は必要でしょう。
施工現場の近隣住宅に重点的に配布する
自社の施工現場が近くにあるならば、その近隣住宅に重点的にポスティングするようにしましょう。
近所でリフォーム工事が行われている会社であれば、関心を持っている潜在顧客も多いはずです。
その中でチラシによる自社のアピールをすることは、非常に効果的です。
定期的なイベント開催のお知らせをする
リフォームチラシには、リフォームの他にもコラムやイベント情報を盛り込むことで、興味を示して読んでもらえる可能性が高まります。
イベントは、一時的なものでなく定期的にイベントを開催しチラシにお知らせを入れるようにしましょう。
予約が必要なく家族で気軽に参加できるイベントであれば、より来場してもらいやすくなります。
ポスティングの反響率を下げる注意点
ここまで、ポスティングの反響率を上げるための方法について解説しました。
では、反対に反響率を下げてしまうNG行動とはどんなものでしょうか。
考えられる注意点には以下のようなものがあります。
- ターゲットとチラシ内容がミスマッチ
- ブランドイメージに統一感がない
- 定期的に配布しない
ひとつひとつ解説していきます。
ターゲットとチラシ内容がミスマッチ
ターゲットとチラシの内容がミスマッチになって反響率が下がってしまう原因は、エリアの特性をしっかり把握していないことです。
ポスティングするエリアにどんな人が暮らしているかを調査していないと、全く見当違いなポスティングをすることになります。
潜在顧客から見込み客へとランクアップさせるためにも、チラシ内容がターゲットに合うものをポスティングしましょう。
ブランドイメージに統一感がない
自社のイメージカラーを使った統一感のあるポスティングチラシを作るようにしましょう。
チラシによってイメージが変わったり、雰囲気が変わったりしていると、同じリフォーム会社であるという認識を持ちにくいです。
自社もブランドとして、統一感のあるチラシを定期的に配布しましょう。
定期的に配布しない
先にも述べましたが、定期的に複数回ポスティングをしないと反響率を上げることはできません。
繰り返しポスティングをして、反響率を調査し、チラシに改良を加えてさらに質の良いチラシができあがります。
このPDCAサイクルを繰り返すことで、より良いチラシが作られて、反響率アップにもつながります。
1度ポスティングして反響率がなかったからといって諦めないでくださいね。
まとめ
リフォーム会社がポスティングで反響率を上げる方法について解説しました。
ポスティングは地道な作業ですが、戦略を練ってチラシの精度もあげていくことで反響率アップにつながります。
これまで解説したことを参考に、高い反響率で契約につながるポスティングに挑戦してみてください。
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