Column コラム

リフォーム業界におけるドローン活用について考えてみた~最新のドローン徹底比較~

2018.02.18

コラム

ここ数年、様々なニュースで話題を呼んだ「ドローン」。無許可飛行や墜落事故などをきっかけにすっかりネガティブなイメージが付いてしまっていますが、正しく扱えば大変便利な道具であることも事実です。

とくにリフォーム業界では、活用することで労力がグッと下がるケースもあるようです。

今回は、ドローンの概要を振り返りながら、リフォーム業界のどのような場面でドローンが活用されているのかご紹介いたします。

また、様々なドローンを利用シーンや価格から比較していますので、ぜひ御社での導入も検討ください。

そもそもドローン(Drone)とは?

ドローン(Drone)とは、直訳すると「無人航空機」という意味で、遠隔操作や自動操縦を通じて飛ぶ航空機全般を指します。

メディアなどでよく目にするプロペラが4つ付いたものもその一例で、「マルチコプター」と呼ばれています。

また、ドローンという名前の由来はオス蜂の羽音からだと言われており、ドローンの「ブーン」という飛行音は、まさに蜂の羽音そのものです。

リフォーム会社におけるドローンの活用方法

ドローンが優れている点は、「人間が行くのに苦労する場所の確認を安全・簡単にできる」という点です。

シーン①外壁の確認

リフォーム業界においてドローンが多く活用されるシーンの一つに、外壁確認があります。

塗装前のひび割れ確認や塗装後の最終チェックなどの場合、人間が確認すると必要以上に時間がかかるだけでなく、最終チェック時にお客様の確認漏れが発生してしまう恐れがあります。

こうした課題の解決に向けドローンを使うことが出来れば、手軽に作業が出来るうえに、モニターを通じて安全な場所から確認ができます。

シーン②屋根の確認

リフォーム業界では外壁確認と似たものとして、屋根の確認にもドローンが活用されます。

屋根確認は特にニーズが高く、屋根の撮影を行なう専門の業者があったり、施主さまの顧客情報と連動して写真管理が行えるアプリまで登場するほどです。

シーン③災害時の家屋調査

「人間が行きにくい場所の確認を安全に行える」というドローンのメリットが大いに発揮されるのが、災害現場です。

先の大震災でも、リフォーム会社を初めとする建築業者が復旧に協力するケースが多く見受けられましたが、その際にも地域のドローン会社が災害調査や遭難救助に借り出されました。

特に地震の場合、地震発生から1時間程度は、ヘリコプター等の有人機が出動できないことが多く、ドローンによる設備・インフラの確認や家屋倒壊、土砂崩れなどの被害状況の把握を迅速に行なうことで、その後の救助活動をより円滑に行なうことができます。

ドローン活用のための法令

ドローンを日本国内で飛ばすためには、様々な法律を遵守しなければなりません。

航空法

航空法は、民間の航空機に関する事故・障害の防止などを目的にした法律です。

  • 空港周辺での飛行禁止
  • 地上150m以上の上空での飛行禁止
  • 人家の密集地域での飛行禁止
  • イベント会場等の催し場所での飛行禁止
  • 危険物(凶器・引火性液体・毒物類等)輸送の禁止
  • 物件投下の禁止
  • 日中での飛行に限る
  • 非広範囲は目視できる範囲内のみ
  • 車両、建物、歩行者等から30m以上距離を取って飛行すること

これらの条件を外れて航行したい場合、国土交通省に申請し許可を受ける必要があります。また、航空法を違反した場合には「無人航空機の飛行等に関する罪」に問われ、50万円以下の罰金に処される可能性があります。

小型無人機等飛行禁止法

小型無人機等飛行禁止法は、国会議事堂や内閣総理大臣官邸、原子力事業所などの特定地域を飛行禁止空域として定める法律です。

予め指定された箇所以外に、海外の要人来日など特定のイベントの際に、飛行禁止エリアが追加指定されるケースもあります。

民法 第三章 第一節 第一款

民法では、私有地の高さを地上300メートルまでと定めています。

そのため、他人の私有地でドローンを飛ばす場合は、許諾が必要になります。また、電車の駅や神社仏閣、山林なども私有地に含まれるため、注意が必要です。

電波法

ドローンの操縦には、電波を使用します。

そのため、他の装置との混線を防ぐ理由で「特定無線設備の技術基準適合証明」の取得が義務付けられています。

この証明はドローン製品ごとに取得が求められるものですが、大手メーカーの正規販売品であれば、ほぼ取得されています。

海外で購入したドローンは、証明を通過していないケースが多いため注意が必要です。

最先端ドローンの紹介

リモコンによる遠隔操作だけではない、様々なドローンが開発されています。

ドローンタクシー

中国のイーハン社が開発を進めている「EHang184」は、人を乗せて航行することのできる「ドローンタクシー」です。

2016年に構想が発表され、2017年11月末にはテスト飛行が行なわれました。

このドローンタクシーはコマンドセンターにて一括管理され、速度・高度・場所・ドローンが撮影する映像等のライブデータの監視がされています。

遠隔にて乗客と通信し航空交通をスケジュールすることも可能です。

軍事用ドローン

軍事用ドローンは、ミサイルやレーダーなどの重重量装置を搭載し、長距離飛行を想定した大型固定翼が装備されています。

アメリカやイスラエルで積極的な開発が行なわれており、空中からの偵察から攻撃まで幅広い用途に使用されます。

無人機であるため、撃墜された場合にも犠牲が少ないことがメリットとして挙げられます。

一方で、無人機による攻撃や墜落で民間人が巻き添えになる報道もあり、人道的に賛否が分かれるところでもあります。

水中用ドローン

もともと航空機を指す言葉だったドローンも、水中を移動する無人機が登場したことでバリエーションが広がりました。

今のところ、水中撮影を楽しんだり、釣りの際に魚群を見つけることが主な用途として想定されています。

ドローンレース

一般的なドローンの利用法にも、「空撮」以外の可能性が広がりつつあります。

日本国内では、様々な場所で「ドローンレース」が開催されており、航行スピードや操縦の腕を競う協議として少しずつメディアでも取り上げられ始めています。

競技用のドローンは、最高速度が時速100kmを優に超えるうえに、「FPVゴーグル」と呼ばれる専用のゴーグルを身に着けることで、ドローンの先端に取り付けられたカメラ映像を直接見ることができます。

まるで自分がドローンに乗り込んだような感覚は、スリル満点です。

ドローン比較

最後に、実際にご購入なさるときに参考になるドローンの比較情報をお伝えします。

リフォームの現場で空撮を行なうことを前提として、「マルチコプター」を紹介します。比較する際の大切なポイントは以下の通りです。

  • 飛行可能時間(充電なしでどれくらい長く飛んでいられるか?)
  • 最大ネットワーク範囲(リモコンとどれくらい離れて飛べるか?)
  • カメラの解像度

Galaxy Visitor6

Galaxy Visitor6は、初心者の方にぜひおすすめしたいドローンです。

飛行可能時間は約7分、最大ネットワーク範囲は100mと標準的でありながら、FPVゴーグルを利用することができます。

その他性能も申し分なく、初めてのお試しとして「コスパの良いドローン」を探しているのであれば、まずGalaxy Visitor6にすれば間違いないでしょう。

X4 HD

参考:G-FORCE

X4 HDのポイントは、なんといってもカメラ解像度が200万画素もあるという点です。

お客様の要望に合わせたキレイな画を撮ることができます。

ただし、最大ネットワーク範囲は100mと標準的ですが、飛行可能時間は6分と少し短めです。

その他に注目すべき点として「プロペラガード」がついているので、万が一、建物などに接触しても簡単に損傷することはありません。

Rolling Spider

参考:Parrot

Rolling Spiderは、カメラが30万画素、最大ネットワーク範囲が20mとあまり高い性能ではありません。

注目すべきは、これがスマートフォンで操作できる、という点です。直感的な操作が可能です。

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