建築業向けERPシステムのおすすめ理由とは?
2023.05.29
現在、働き方改革や、資材の高騰、人材不足などの課題の多い建築業界。
そんな建築業の経営者の方で、時代流れが早く、業務の効率化や正確な経営判断が難しいと感じている方もいることでしょう。
そのような方々の悩みを解決してくれるのに、建築業向けERPシステムがおすすめです。
自社システムを統合して情報の一元管理行い、経営判断や従業員の負担軽減が期待できるシステムです。
今回は、そんな建築業向けERPシステムについて詳しく解説していきます。
目次
建築業におけるERPシステムとは?
ERPシステムは、Enterprise Resources Planningの略称であり、日本語では「企業資源計画」と訳され、企業全体の経営資源や部門ごとの人的資源など要素を総合的に管理し、経営や業務についての効率化、最適化を支援するシステムです。
各部門で管理していた情報を一元管理できるので、部門間で連携の必要性がなくなり、業務の効率化行えます。
さらに業務の情報も一元化が行えるため、迅速な経営の判断を行えます。
これから建築業においてDXが進んでいくことが予想されます。
時代の流れに乗り遅れないために、建築業に特化したERPシステムの導入の検討が必要です。
建築業向けERPシステムのおすすめな理由とは?
建築業は他業界とは違い、特有の業務が多く存在します。
工期の長さであったり、工事の管理業務などがその一例です。
ERPシステムはそのような問題に適応する形で設計されています。
さらに、今までは工事受注の前後で管理システムが違っていましたが、受注前からの業績予測などと合わせて、一元管理ができる便利なものとなっています。
しかし、なかなかなじみのない方も多いERPシステムを導入するのに不安に思われる方も多いことでしょう。
そのような方に向け、ERPシステムの選び方や、得られるメリット、デメリットを詳しく解説していきます。
建築業向けERPシステムは内部統制に効果的
会社の成長において重要な内部統制にも、ERPは活躍します。
内部統制とは会社組織が適切に業務遂行できる状態を維持するためのルールや制度のことです。
ERPの導入はセキュリティ面の強化が期待できるので、内外部からの情報漏洩を防ぐことが可能です。
さらに、各部門の情報を一元管理できるので、データの改ざん、不正をいち早く見つけることができます。
このことから建設業向けERPシステムの導入は、適正な社内環境の維持にも役立つものといえます。
建築業向けERPシステムの選び方
まず、建築業向けERPシステムの選び方のポイントを解説していきます。
- 各種情報の一元管理ができるのか
- 自社の業務形態に合うか
- システムの操作性
- 費用
上記のポイントを抑えていきながら、ERPシステムの導入することをおすすめします。
いくら便利なシステムであっても、会社の業務形態によっては不便になることもあります。
ここからは、ここであげたポイントについて、さらに詳しく解説していきます。
各種情報の一元管理ができるか
ERPシステムは情報を一元管理することで、適切な経営判断を行えることが目的のひとつとされています。
自社の部門ごとの業務を整理したうえで、必要な作業と必要な情報が一元管理できるのかどうかが判断基準となります。
- 営業
- 設計
- 工事
- 事務、会計
といったように、業務が全く違う部門が存在します。
この部門ごとの業務整理を行ったうえでの判断が必要です。
建築業向けのERPシステムでも、自社の業務形態に適合しないこともあることでしょう。
そうなると、不便に感じたり、余計な手間が発生してしまいます。
そうならないために、実際に業務を行う現場の方の意見を聞いて、効率的に業務が行えるのか確認したうえで、建築業向けERPシステムを選んでいきましょう。
ERPへはデータを入力することで、各部門の垣根をこえてデータの共有が行えます。
データを一元管理することで、データの追加変更があった場合にもスムーズ対応が可能です。
自社の業務形態に合うのか
建築業は幅広い工事業者が関わって工事を進めていく、業界特有の流れが存在します。
そのためさまざまな工事、業種形態が存在します。
工事形態ですと、
- 建築工事
- 土木工事
- 電気水道工事
工事の種別でいえば
- 公共工事
- 民間工事
- 住宅、店舗工事
などその形態ごとで行う業務の種類が変わってきます。
業務の内容が変われば、ERPシステムに求める機能も変わってきますので、自社に合っているかのチェックは重要です。
システムの操作性
新規のシステム導入は、誰もが初めてのものを使用していくため、実際にシステムを使用する方にはストレスや手間がかかります。
今まで使い慣れたものでついた癖などは、簡単には取り除くことが困難で、今までなかったミスが発生したりするものです。
使用者の負担を軽減させるために、ERPシステム導入の際には、操作性をよく確認することが重要です。
現在の利用中のシステムに似た操作性のものであったり、操作に慣れるための試用期間など、スムーズな移行ができるように進めていきましょう。
導入費用について
建築業ERPシステムの導入には、初期費用や月額費用といった導入費用が発生します。
高額になればなるほど、利用できる機能が増えていきますが、自社に不要な機能であれば無駄な費用を支払っていくことになります。
予算をこえるような高額なシステムを導入しても費用対効果がなければ意味がありません。
無理に機能が多いシステムを選ぶことなく、コスパの良いシステムを選択していくことがいいでしょう。
ERPシステム導入のメリット
ここまで建築業向けERPシステムについて解説していきました。
ここからERPシステム導入によるメリットを紹介していきます。
- 業務の効率化を行える
- 部門をこえてデータの一元管理できる
- 正確な経営判断の実施できる
まず業務の効率化についてですが、もうひとつのメリットである部門をこえてのデータの一元管理と連動することで可能になります。
部門を越えたデータの一元管理を行うことで、情報共有がスムーズに行うことが可能です。
情報共有は建築業では特に重要な要素です。
顧客に対して、営業、設計、工事、事務といった多くの部門が関わっていくため、部門を越えた情報共有は業務効率化につながっていきます。
さらに、会社の経営情報を統合的に管理することで、経営者は情報を精査でき、正確な経営判断を下すことが可能です。
ERPシステム導入のデメリット
メリットが目立つERPシステムですが、デメリットになる部分も存在します。
ひとつはERPシステムの種類の多さです。
現在、海外製品などを含めるとその数は数十種類のERPシステムがあります。
ひとつひとつを検証していくことは困難で、自社に合ったERPシステムを探すのが難しい作業となるでしょう。
種類が豊富で選ぶのが困難に感じられますが、妥協せず自社に合ったシステムをしっかり検証して選んでいくことが大切です。
まとめ
今回は、建築業向けERPシステム導入がおすすめな理由について、ERPシステム選び方から、メリット、デメリットなど詳しく解説していきました。
導入によって期待できる効果は大きく、経営面だけでなく、従業員の負担軽減にもつながるERPシステム。
自社との相性をしっかりと検討して、経営改善、業務改善にお悩みの経営者の方は、前向きに導入を検討してみましょう。
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