建設業におすすめの会計システムとは?導入するメリットなどを解説します!
2023.04.18
建設業において会計業務は非常に重要な業務ですが、会計業務にかかる負担の大きさや一般的な建設業会計を採用している以上、作業の効率化の問題などが大きな課題になってきます。
建設業に適切な会計システムを導入することで誰でも会計業務ができるようになるほか、データ分析もできるようになるなど様々なメリットがあります。
しかし、自社に合う会計システムが分からないという人も多いのではないでしょうか?
それでは、建設業で会計システムを導入するメリットや選び方、建設業におすすめの会計システムについてご説明しましょう。
目次
会計システムとは?
基本的に会計システムは支出や収入といった会計処理やデータの一元管理ができる機能を搭載しているのが特徴です。
企業が行う会計業務をシステム上で行うことによって業務効率化が図れるため、基本的にどんな業界でも導入されていると言っても過言ではありません。
人力で帳簿作成やデータ入力作業、決算書作成など様々な業務が発生するため、これらの業務をシステム上で行うことができれば人的ミスが大幅に減り、より正確な会計業務が実現できます。
しかし、一般的な会計システムとは違い、建設業における会計システムは他の業界にはないような会計基準となっているのが問題となります。
ここで建設業向けの会計システムを導入しないと、一般的な会計システムでは対応しきれない可能性が高いでしょう。
したがって、建設業で会計システムの導入を検討しているのであれば、建設業向けの会計システムを導入する必要性があります。
建設業で会計システムを導入するメリット
建設業で会計システムを導入するメリットは、以下の通りです。
- 会計業務の業務効率化が図れる
- データ分析が可能
- 誰でも会計業務ができる
- 現場ごとのお金の流れが把握しやすい
それでは、建設業で会計システムを導入するメリットについてご説明しましょう。
会計業務の業務効率化が図れる
建設業で会計システムを導入することによって、会計業務の業務効率化が図れるのが大きなメリットです。
会計業務は建設業だけでなく全ての業界に必要な業務ですが、ひたすらデータ入力等を行うことになります。
同じ行動を何度も繰り替えるのは非効率的になってしまうので、建設業向けの会計システムを導入することで業務効率化が図れるでしょう。
今まで行っていた単純作業が、会計システムによって効率化されれば他の業務に集中できるため、人的リソースを必要な業務に回すことで業務効率化が実現できます。
何度もデータを入力する手間や時間がかかりませんし、会計担当者の負担を大幅に軽減できるのも大きなポイントです。
データ分析が可能
会計システムの中にはデータ分析ができる機能が搭載されたものもあります。
会計業務の効率化を図るだけでなく、入力したデータを基にグラフを作成したりレポートを作成したりして、様々なデータ分析に活用できるのがポイントです。
去年と比べた支出の割合や受注件数など、様々なデータを基に経営状況の分析もできるため、会計システムのおかげで経営を大きく左右する取り込みができます。
誰でも会計業務ができる
会計システムの導入は社内の属人化から脱する方法でもあります。
属人化とは一部の業務が専門知識を持った一部の社員しかできない状況のことです。
様々な企業では属人化が進んでいるケースが多いですが、不測の事態に対応しにくいという欠点があります。
つまり、属人化が解消できない場合、万が一特定の社員が不在になってると業務が遂行できない状態になってしまいます。
こうなると業務が非効率になり、会計業務が停滞してしまうでしょう。
しかし、会計システムを導入することで、システムのルールに従った会計業務ができるようになります。
専門知識等を持っていなくても会計システムの利用ルールに則って会計業務ができるため、社員全員で会計業務に関する情報を共有してスムーズにこなせるようになるのがポイントです。
現場ごとのお金の流れが把握しやすい
会計システムを導入することで、現場ごとのお金の流れが把握しやすくなるのも大きなポイントです。
現場ごとに仕分や台帳が作成できるため、どの現場でどのくらいの支出が発生したのかが一目で把握できるようになります。
お金の管理をしっかりするのはとても重要なことなので、お金の流れを把握したいなら会計システムの導入がおすすめです。
会計システムの選び方
会計システムの選び方は、以下の通りです。
- クラウド型かオンプレミス型か
- カスタマイズができるか
- 他のシステムと連携できるか
- 法律や制度改正にも対応しているか
それでは、会計システムの選び方についてご説明しましょう。
クラウド型かオンプレミス型か
会計システムを導入する時は、クラウド型かオンプレミス型のどちらかを選ぶ必要性があります。
クラウド型
クラウド型は月額費用をかけてクラウドサーバーを経由し、システムを運用します。
インターネット環境が整っていれば場所や時間を問わずどこでも会計業務が可能です。
クラウド上でデータを保存しているのでデータが紛失する心配はありませんが、セキュリティを強固にしておかないとハッキングや不正アクセスなどによってデータが流出してしまう恐れがあるでしょう。
オンプレミス型
オンプレミス型はソフトを購入してインストールするので、クラウド型のように継続して費用が発生しないのがポイントです。
買い切りタイプなので初期費用こそ高くなりますが、代わりにクラウドサーバーを経由しないのでセキュリティ面で安心感があります。
ただし、クラウドサーバーを経由しないので、使用する端末ごとにインストールしなければならないので注意が必要です。
カスタマイズができるか
会計業務を行うに当たって、既存のテンプレートではなく自社オリジナルのものにカスタマイズしたいというケースもあるでしょう。
そんな時のためにカスタマイズに対応しているのかが重要になります。
建設業は他の業種と違って様々な基準や必要項目があるため、柔軟にカスタマイズできた方が会計業務もやりやすくなるでしょう。
他のシステムと連携できるか
さらなる業務効率化を実現するためにも、他のシステムと連携できるかどうかが重要です。
勤怠管理システムや給与計算システムなど、多様なシステムを既に導入している場合、会計システムと導入することでさらに業務負担が少なくなり、業務効率化が促進されます。
連携ができない会員システムの場合、業務ごとに別のシステムを使い分ける必要性があるので非常に不便です。
したがって、他のシステムと連携できるか細かくチェックしましょう。
法律や制度改正にも対応しているか
会計システムを導入するにあたって忘れてはならないのが、法律や各種制度の改正に柔軟に対応できるかどうかです。
たびたび法改正が行われる以上、即座に対応しなければなりません。
対応するのに時間がかかるほど会計業務が上手くいかなくなるので、定期的に無料アップデートされるなどの、法改正に伴う対応が行われるかどうかチェックしましょう。
建設業におすすめの会計システムとは?
建設業におすすめの会計システムは、以下の通りです。
- 勘定奉行11(建設業編)
- PCA建設業会計
- 建設大臣NX
- スイート建設会社
それでは、建設業におすすめの会計システムについてご説明しましょう。
勘定奉行11(建設業編)
勘定奉行11(建設業編)はOBCが提供する建設業向けの会計システムで、自由に原価管理体系が設計できる上に工事台帳もすぐに出力できるのが特徴です。
反対仕訳一括起票や部門実績配賦、決算処理などに対応している他、Microsoft Officeとの連携によって集計表が直接Excelで出力できるので加工や集計、グラフ化も思いのままにできます。
PCA建設業会計
PCA建設業会計はExcel出力やPDF作成が簡単にできる会計システムで、原価台帳や収支管理表を中心に工事関連の帳票が豊富に用意されているのが特徴です。
出力項目を自由にカスタマイズできるので、工事別管理が効率良くできます。
クラウド型やオンプレミス型の他に自社で自由に設備が選べるサブスク型も用意されているため、自社に合わせた導入が可能です。
建設大臣NX
建設大臣NXは誰でも直感的な操作ができるほどの快適な操作性が特徴の会計システムで、建設業ならではの手続きを管理する機能やチュ票が豊富に搭載されています。
建設大臣NXさえあれば支払先・得意先別の管理や売掛・買掛、手形の管理が手軽に処理できるようになります。
期日管理が非常にやりやすく、自動予約機能も搭載されているので綿密な資金繰計画を立てる際にも役立つでしょう。
スイート建設会社
スイート建設会社は完全クラウド対応の会計システムであり、ネット環境が整っていれば時間や場所を問わずどこでも利用できるクラウド型となっています。
外出先でも工事ごとの仕訳や工事台帳、財務諸表などの作成も自由にできる上、事完成基準や工事進行基準による収益計上も簡単にできます。
まとめ
建設業では一般的な会計システムを導入するのではなく、建設業向けの会計システムを導入する必要性があります。
自社に合った会計システムを導入することで、今まで手間や時間がかかっていた会計業務の大幅な業務効率化が実現できるので、選び方に注意しつつ他のシステムと連携できる会計システムを導入するのがおすすめです。
まだ会計システムを導入していないなら、是非とも建設業向けの会計システムを導入してみてはいかがでしょうか。
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