リフォーム業界のIT化で、無駄を省いて生産性・収益性を上げる!
2022.03.15
コロナ過の影響で外出できないことが増えたことにより、住まいを改善したいと思う人が増加し、リフォーム業界は新築事業以上の景気回復ぶりを見せています。
リフォームへの需要が活性化したことで、リフォーム業界は今、とても注目されている業界の一つです。
しかし、たくさんある業界の中でも、建築業界、特にお客様とより近い立場で工事を請けるリフォーム業界は、IT化が進んでいない業界でもあります。
ここではリフォーム業界のIT化を進めることで、生産性を上げ、収益性をあげるポイントについてお話いたします。
リフォーム業界が実は今、注目されている
リフォーム業界が注目されている理由
コロナ過の中、人々は外出を控えることが次のリフォームの需要が増えました。
- テレワークの導入に対応した住まい
- 新しい生活様式などに対応した住まい
こうした、住まいをグレードアップして暮らしを改善していこうとする傾向が、リフォーム業界の景気回復を後押している理由です。
また、外食産業や旅行産業が本格的に再開していない中、政府のエネ住宅への補助金の取り組みなども、人々のお金の使い道として、ワンランク上の商品を求めたリフォームにつながっています。
リフォームの種類
一口でリフォームといっても、数千円で終わるものから設備の入れ替え、増改築など、何千万円とかかるものまで多岐にわたります。
ここでは代表的リフォームの種類を紹介します。
1.水廻りのリフォーム
一般的に思い浮かぶのが、次の設備の入れ替えを行うリフォームです。
- トイレ
- 洗面化粧台
- お風呂
- キッチン など
水廻りのリフォームは設備だけでなく、給湯器などの交換も含みます。
2、外廻りのリフォーム
戸建て住宅の場合、外壁や屋根のリフォームは10年を目安とされています。
塗装の塗替えを含め、外構工事やお庭のリフォームなど、外廻りの工事は足場を組む必要が出てくるので、大掛かりなリフォームになることが多いです。
3,内装のリフォーム
水廻り設備以外の工事で、壁紙の張替えやフローリング・クロスの張替えなどのことをさします。
また、家族の生活スタイルに合わせて、子供が成長したら壁で部屋を仕切るような工事も含みます。
4、全面リフォーム
一度に大きな工事を行う次のリフォームです。
- 大幅な間取りの変更
- 内装
- 水廻り
気になった場所だけをその時々でリフォームするのではなく、一気に行うことでそれぞれの費用が抑えられる場合があります。
リフォームを行うお客様のメリット
では、リフォームを行うお客様のメリットはどういったところにあるのでしょうか?
1、住み慣れた家にそのまま住める。
最大のメリットといえば、住み慣れた家にそのまま住めることです。
愛着のある住まいはそのままに、設備が新しくなれば住み心地はさらに向上します。
2、費用が安く済む。
リフォームの内容にもよりますが、全てを新しくするリノベーションや建て替えは、工期も長くなりますし、費用もかさみます。
リフォームは、今の住まいの一部分だけに対応するため、工期が短く費用を抑える事ができます。
3、売却時に早く売れる場合がある
リフォーム済でない物件を売り主である不動産屋が費用を負担して売り出した場合、売り出すまでの日数がかかる場合があります。
リフォーム済であった場合、売却価格を値下げずに対応してもらえる可能性があります。
また、リフォームを済ませていることで、売り出すまでの期間が短くなります。
リフォーム業界が抱える問題
費用が高い
メリットばかりに思えるリフォームですが、リフォーム業界が抱える問題で費用が高いことがあげられます。
リフォーム工事を請け負う会社は、個人店や工務店、またはリフォーム専用会社があります。
この中でリフォーム専用会社に依頼する費用は総じて高い傾向になります。
リフォーム専用会社は、従業員や職人を雇うので利益を上げる必要あります。
組織が大きくなれば、リフォーム工事も外注に仕事の依頼を行うことがあります。
そうすると、依頼した先が出してきた見積もりに自社の利益を乗せた見積もりをお客様に提出することになります。
また、リフォーム業界は、費用のわりに業務時間も長く、そういった効率化を図れていない時間の経費も、金額の上乗せにつながります。
トラブルが多い
工事のトラブルが多いことも問題の一つとされています。
1,工事が始まらない
契約は完了したのに、工事予定日を過ぎても工事が始まらないといったトラブルもよく見られます。
これは、業者が工程を把握していない場合に起こるトラブルです。
2、費用が契約より高い
例えば、水廻りのリフォームを行った場合に、設備だけでなく床の修繕や壁の修繕などを行う必要あります。
思った以上の損失があった場合、修繕を行う箇所が増えるので費用もかさむ場合があります。
事前に説明が行わないと、こういったトラブルを招きやすくなります。
3、修繕後の修理に対応してもらえない
工事完了後に不備が見つかるといったこともあります。
工事完了後のフォロー体制を整えていないと招きやすいトラブルです。
品質管理が難しい
紙でのやり取りが多い建築業界では、職人が手掛け内容をデータとして管理することが難しいのが現状です。
紙ベースのやりとりは、言った・言わないといったやりとりを増やすことになり、工程や予算へも影響します。
リフォーム業界でIT化が必要な理由
コストカットを最大限化し、安値で提供できる
注目を集めるリフォーム業界は他業種からの参入も増え、差別化を図ることが必然となっています。
低価格を打ち出す業者も多いですが、価格だけを追求しトラブルを引き起こすケースも多くあります。
また、安価で提案できない原因として、可視化されていない業務がリフォーム費用の価格を上げる原因にもなります。
こうした見えない業務をIT化で可視化することで、安価で提供できるリフォームへとつなげることができます。
作業時間のムダを削減できる
可視化された業務は、どの工程にどの程度時間をかけることができるかが見えてきます。
例えば、今まで後回しにしていた業務を先にもってくることで効率よく作業を進めることができるといったことが分かるようになります。
移動時間を省略できる
IT化をはかることで、その場所に行かなくても処理できる事務処理が増えます。
移動時間を削減できることで、業務にかける時間を短縮することができ、受注数を上げることにつながります。
現場管理を的確に行える
上記で工事が始まらないトラブルがあるとお伝えしましたが、これは工程を管理できていないことが原因と考えられます。
工事に関わる人すべてが情報を共有できるようになれば、フォローを行いあうことができるのでこうしたトラブルを未然に防ぐとこができます。
品質管理(工程管理)ができる
IT化を行うことは、受注した段階で工程を可視化することができます。
また、工事を発注するときにも、一度発注しことのある業者やフォロー体制などを確認することが出るようになります。
リフォーム業界におけるIT化のツール活用
営業管理
お客様にアポを取り、訪問を行うといった営業にかかわる業務を管理できます。
そのため、どの場所に誰が訪問するとことができるかといった調整を行うことができます。
受発注管理
受注した営業だけが管理するのではなく、進捗情報を共有することで、業務の漏れを防ぐことができます。
現場管理
現場の進捗状況を共有することで、作業の遅れや工事後のフォローにも迅速に対応できます。
また、アフター工事の依頼が入る前に、フォローに入ることができるようになります。
予算管理
工事が完了してからの予算ではなく、リフォーム内容に応じた予算を提出することができます。
また、事前に予想外の工事が発生した場合の予算(予備原価)を含めた提案できるようになります。
まとめ
リフォーム業界は、可視化されていない業務がたくさんあります。
可視化されていない業務は、作業に取り掛かる時間をあいまいにし、効率の悪い業務へとつながっていきます。
こうした可視化されない業務をIT化していくことが業効の効率化、顧客満足度へつながり、次の仕事へとつなげます。
無駄を省いた業務のIT化を取り入れて他社との差別化を図り、収益をあげる業務を目指しましょう。
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