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高断熱住宅に欠かせない建材とは?各種断熱材の特徴を解説

2022.09.26

コラム

断熱性は住宅の重要な要素です。

しかし「断熱性って具体的にどうしたら性能が上がるの?」という疑問を放置したまま施工にあたる人も少なくありません。

本記事では断熱性に大きく関わる建材の話を中心に、高断熱住宅のメリットやデメリットについても解説します。

「よくわからないけど、とりあえず良さそうな材を使っておく」という建て方はやめて、目的意識と知識をしっかり持って建材を使いましょう。

高断熱住宅とは?

高断熱住宅とは、断熱性の高い住宅のことです。

といっても数値的な定義があるわけではないため、高断熱かどうかの判断は場合によって異なります。

一昔前の住宅はお世辞にも高断熱とは言えず、壁に断熱材が入っていなかったり、窓が単板ガラスだったりということも一般的でした。

しかし、現在は壁に断熱材が入っていたり、ガラスがペアガラスになっていたりするのが基本となりつつあります。

そのため、現在の住宅はほぼすべて高断熱住宅という見方も間違いではありません。

また、省エネ法の判定プログラムを用いて、高断熱ですと顧客に言うこともできなくはありません。

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ただし、現在の新しい住宅は、ほぼすべてエコであるという結果を得られます。そのため、適合したからといって特別に凄いわけではない、ということは覚えておきましょう。

高断熱住宅のメリット・デメリット

高断熱住宅には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

【高断熱住宅のメリット】

  • 電気代が安く済む
  • 一日の温度差が少なく快適に過ごせる
  • 部屋同士の温度差も少なくヒートショックなどが防止できる

【高断熱住宅のデメリット】

  • 初期コストが高い
  • 換気が不足しがちになる
  • 断熱材が劣化すると性能が落ちる

高断熱住宅は、デメリットもあります。ただし、デメリットを差し引いてもメリットの方が大きいと判断する顧客が大多数であるため、住宅を建てる上でおろそかにはできません。

重要なことは顧客に説明したり、施工方法を工夫したりすることによって、デメリットを軽減しつつ施工を進めることです。

高断熱住宅のメリット

前述のおさらいですが、高断熱住宅には以下のようなメリットがあります。

【高断熱住宅のメリット】

  • 電気代が安く済む
  • 一日の温度差が少なく快適に過ごせる
  • 部屋同士の温度差も少なくヒートショックなどが防止できる

まとめると、「室温が外気温にさほど左右されない」ということがポイントです。

断熱性が低いと室温が外気温の影響を受けやすくなり、夏は暑く冬は寒くなってしまいます。

断熱性を高めることで、冷房や暖房の効きが良くなり、温度を調整された空気が外に逃げません。

そのため冷暖房の可動時間は最低限で済みますし、昼夜を問わず室温を一定に保ちやすくなります。

居室はあたたかく脱衣所だけ寒いということも起こりにくいため、ヒートショック対策にもなります。

高断熱住宅のデメリット

繰り返しになりますが、高断熱住宅には以下のようなデメリットもあります。

【高断熱住宅のデメリット】

  • 初期コストが高い
  • 換気が不足しがちになる
  • 断熱材が劣化すると性能が落ちる

当然ですが、断熱材を使えば使うほどコストは高くなります。

そのため、同じ規模・間取りを持つ家と比べると、断熱性が高い方が費用は高くなってしまいます。

また、断熱性が高いということは外気とのやり取りが少ないということであるため、意識的に換気をしなければ室内の空気が徐々によどんでしまいます。

そのため、給気口をやや多めに配置するなどして、工夫しなければなりません。

断熱材そのものも、いつまでも劣化しないというわけではありません。突然急激に性能が落ちるケースはまれですが、それでも徐々に性能は落ち、断熱性は下がっていきます。

高断熱住宅における建材:断熱材

高断熱住宅における断熱材は、以下のようなものがあります。

【代表的な断熱材】

  • 無機繊維系
  • 木質繊維系
  • 発泡プラスチック系

住宅だけでなくさまざまなところに使用されており、建築に携わっていれば一通り知っている人も多いでしょう。

断熱材は主に外壁や屋根など、家の一番外側に配置され、外気から家全体を守っています。

特に断熱したい部屋などがある場合、その部屋を囲むように使用される例もあります。

集合住宅の場合隣接した家と家の間は省かれている場合も多いですが、あった方がより断熱性は高まります。

図面などをチェックする場合は、どこに断熱材が入っているのか仕上げ表や仕様書で確かめましょう。施主との打ち合わせも入念に行うべきポイントです。

無機繊維

無機繊維とは無機物を人工的に繊維化したものです。断熱材としてはもっとも多くの場面に使われる建材であり、ロックウールやグラスウールが代表例です。以下のようなメリットがあります。

【無機繊維断熱材のメリット】

  • 価格が安い
  • 火災に強い
  • 施工しやすい

前述しましたが断熱性を向上させるとコストがかかるため、安価であればそれだけ重宝されます。

また、無機物が原料となっているため断熱性が高いだけでなく、燃えにくくて火災に強いです。

シートタイプや吹付タイプなどさまざまな形で販売されているため、場所や状況を問わず施工しやすいのも魅力です。

木質繊維

木質繊維とは、木などを人工的に繊維化した断熱材であり、セルロースファイバーなどが該当します。

木ではありませんが、羊毛なども木質繊維としてくくられる場合があります。以下のようなメリットがあります。

【木質繊維断熱材のメリット】

  • 湿気に強い
  • 断熱性能としては無機繊維よりやや高い
  • 土に還るためエコである

断熱性の高さももちろんですが、断熱材の大敵である湿気に対して強いのは建材として大きな魅力です。

環境にも優しく、木質であるため燃えやすいというイメージがありますが、実際には耐火性能も高いです。

最大の欠点は、高コストであることでしょう。建材としては高級品であるため、出番も「高くてもよいので良いものを」という志向の現場に限られます。

発泡プラスチック

発泡プラスチック系断熱材とは、合成樹脂とガスを組み合わせフォーム(発泡状)にしたものです。

代表的なものは以下の通りです。

【発泡プラスチック系断熱材の例】

  • ポリエチレンフォーム
  • ポリスチレンフォーム
  • ウレタンフォーム
  • フェノールフォーム

発泡プラスチック系断熱材も一般的によく使用されているため、名前を知っている人も多いでしょう。

メリットとしては以下のようなものがあります。

【発砲プラスチック断熱材のメリット】

  • 軽くて施工しやすい
  • 湿気に強い
  • 加工しやすい

水に強くかつ軽量という点が大きなポイントです。

軽いと持ち運びしやすく、加工もしやすいため、それだけで施工性がぐんとあがります。すべてではありませんが、建材によっては吹付も可能です。

水を通さないため、劣化も遅くなります。

もっとも大きい欠点は、熱に極端に弱いことです。

火災の際は、一瞬で火が広がり燃えつきてしまいます。施工の際も同様であるため、機材などから出る火の粉などに十分注意が必要です。

高断熱住宅における建材:外壁材

高断熱住宅においては、外壁材も断熱性能を持つ建材を用いるとより断熱性が高まります。

実際の所、壁の中の断熱材だけでも十分断熱性は高くなります。

しかし、外壁材にも断熱性を持たせることによって、より厳しい寒暖差にも対応できる住宅になります。

外壁材の断熱性に関しては、企業ごとの特色が強く出ており、一概に「窯業サイディングだから」「金属サイディングだから」と区分できません。

そのため、さまざまなメーカーのことを知っておくことが重要です。

ボード・塗料

断熱性能を持たせられる主要外壁材は、ボードと塗料になります。他の部材でできないというよりは、外気に触れる建材が主にこの2つになるためです。

外壁材は耐火仕様のことも考慮に入るため、性能が良いからといっておいそれと切り替えるのは難しいかもしれませんが、塗料であれば比較的簡単に切り替えが可能です。

塗料の性能が良ければボードの保護にも繋がります。

高断熱住宅における建材:開口部

住宅を高断熱にするにあたり、開口部材の断熱性は欠かせません。

扉や窓などの建材そのものだけでなく、施工の際も隙間を詰めて、風や湿気が漏れないようにする必要があります。

古い住宅は開口周りの断熱性が、現在と比べ物にならないほど低いです。

そのため、古い住宅などをリフォームする際は、現在主流になっている窓などを取り付けるだけで顧客の満足度が上がりやすいです。

ガラス

窓におけるガラスの断熱性能は重要です。

同時に、昨今は窓ガラスに断熱性能を持たせるのが当たり前になりつつあります。

倉庫などはともかく、住宅はほぼ完全にペアガラスに移行していると考えて良いでしょう。

ペアガラスは、ガラスを2枚用意し間に空気やガスの層を入れて断熱性を高めています。

現在の主流はこの形です。他にはLow-Eガラスという、ガラスそのものに断熱性を持たせたものもあります。

コストはかかりますが、1枚でも十分な断熱性を持っています。

窓ガラスほど着目されませんが、扉も断熱性能を持っている商品が世に出ています。

ただし、そもそも窓と異なり、扉はひとつの住宅にそう何枚もあるものではありません。

そのため断熱性能のある扉は、集合住宅など出入り口がいくつもある案件向けの商品です。

コストは高くつきますが、より断熱性が高まるのも確かです。

建材はこれからも進化していく

現在、世界的にエコ志向が強まっており、住宅性能においても環境に与える影響を考慮されるようにシフトしています。

その中で、節電に繋がる断熱性能はさらなる向上が期待されています。

住宅建材における断熱性は、これからも重視され進化していくと捉えて良いでしょう。

まとめ

住宅に求められていることは時代と共に移り変わりますが、断熱性は節電と快適さに直結しているため、ニーズが薄れることはないでしょう。

そしてその断熱性は、建材から生まれるものです。

これからの住宅のために、建材に対する知識を深めてください。

そして、常に情報を探し続けることで、他企業をリードすることができ、会社はより成長していきます。

 

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