顧客の心を掴む工務店のニュースレターの作り方のポイントと役割
2023.10.18
「顧客の心を掴むニュースレターを作りたい」
「ニュースレターにはどんな内容を盛り込めばいいの?」
そんな悩みや希望を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは顧客の心を掴む工務店のニュースレターの作り方のポイントと、ニュースレターの役割、作成する際の注意点について解説していきます。
工務店のニュースレターの役割
工務店の集客には、ホームページやブログ、チラシや展示会など様々な方法があります。
その中でもニュースレターには以下のような役割があります。
- 既存顧客との関係を維持する
- 既存顧客との信頼関係を深める
- 見込み客に自分の会社を知ってもらう
- 来店・問い合わせにつなげる
それぞれの役割について見ていきましょう。
既存顧客との関係を維持する
一般的に、工事が完了し引き渡しが終わると顧客との関係性はほぼ終わってしまいます。
しかし、既存顧客に定期的に自社の情報を発信するニュースレターを送ることで、顧客との関係を維持する効果が期待できます。
顧客との関係を維持することで、リフォームや増築などの新たな仕事を任せてもらえる可能性を高めることも可能です。
一度の工事で終わらせず、自社のファンでい続けてもらうためにも、定期的なニュースレターは非常に効果的です。
顧客との信頼関係を高めることにも繋がり、好感度も高められるでしょう。
見込み客に自分の会社を知ってもらう
既存顧客だけでなく、見込み客に自分の会社を知ってもらうためにニュースレターを送るのも効果的です。
家の購入やリフォームを検討する顧客は、複数の工務店やリフォーム会社に相談して依頼する業者を決定します。
そのため、顧客の印象に残るように、工務店も顧客にしっかりとアピールしなければなりません。
ニュースレターを顧客に送ることで、自社の情報が顧客の手元に残るため他社との比較がしやすくなります。
また、継続的に送付することで、どこの工務店に依頼するか悩んでいる顧客へのアピールにも繋がります。
来店・問い合わせにつなげる
ニュースレターはチラシやDMよりも売り込み感がなく、お役立ち情報や地域の情報が掲載されているため顧客の印象に残りやすいというメリットがあります。
紙媒体のニュースレターであれば、顧客の手元に残るため特に印象を残しやすいです。
顧客に自社の存在を覚えてもらえれば、顧客がリフォームを検討した際に来店や問い合わせをしてもらえる可能性が高くなります。
また、ニュースレターは盛り込む内容によっては、顧客の需要を生み出せる可能性も秘めています。
新しく販売された住宅設備を紹介したり、既存顧客の体験談などを盛り込むことで、「自分の家にも取り入れたい」という気持ちにさせるような内容がおすすめです。
工務店のニュースレターの作る際のポイント
工務店のニュースレターを作る際のポイントについて見ていきましょう。
以下のようなポイントがあります。
- 役立つ情報や地域の情報を掲載する
- スタッフの紹介などパーソナルな内容を盛り込む
- イラストや写真を入れる
- イベントやキャンペーン情報を入れる
- 読者が参加できるコーナーを掲載する
それぞれ解説していきます。
役立つ情報や地域の情報を掲載する
役立つ情報とは、新築・リフォームをする際に押さえておきたい家づくりの基本知識や、住まいを快適にする際の豆知識などを掲載するのがおすすめです。
これから新築・リフォームを考えている人が「なるほど」と思える内容を盛り込むと良いでしょう。
また、地域の情報の掲載は、そのエリアに家を建てたいと考えている見込み客にとって知りたい情報でもあります。
例えば、地元住民に人気のお店や新店舗の情報。これから開催予定のイベントやお祭り情報、おすすめのスポットや施設の情報などを掲載するのも良いでしょう。
地域の話題を掲載する場合は、子育て世帯向けにするか高齢者世帯向けにするかなどターゲットを絞って情報を掲載するようにするのも大切です。
ターゲットを明確にして情報発信することで、ターゲットにした世帯にニュースレターを読まれる確率も高まります。
スタッフの紹介などパーソナルな内容を盛り込む
ニュースレターでスタッフ紹介などのパーソナルな内容を盛り込むことのメリットは、以下の2つがあります。
- 発信者が明確になり、読者から信頼を得やすくなる
- 読者から親近感を持たれやすくなる
読者の中には、作成者の顔が見えないから信用できない、と考える読者もいます。
スタッフ紹介を行うことで、作成者が明確になり読者からの信頼も得やすくなります。
イラストや写真を入れる
ニュースレターを作る場合、文章だけでは味気ないものになってしまいます。
既存顧客の家の紹介やモデルハウス・展示場の写真を盛り込んだり、イラストを入れることでより親しみやすい雰囲気になります。
イラストや写真などを掲載してカラフルにして読者の目を惹くデザインにするのがポイントです。
イベントやキャンペーン情報を入れる
読者や見込み客が興味を持つイベントやキャンペーンの情報を入れるのも集客には効果的です。
これから開催されるイベント・キャンペーンを紹介したいのであれば、写真やイラストを盛り込むことで、より読者にアピールがしやすくなり興味も引きやすくなります。
読者が参加できるコーナーを掲載する
読者参加型のコーナーや企画をニュースレターに盛り込むのも、読者の興味を引く方法の1つです。
例えば、以下のようなコーナーがおすすめです。
- 既存客のお家の紹介やインタビュー
- 既存客や見込み客へのアンケート
- 家づくりやリフォームについてのクイズ
以上のように、読者も楽しみながら読める内容にするのが良いでしょう。
工務店のニュースレターの作り方
ニュースレターはA4用紙1枚にまとめたものでも十分な効果が期待できます。
ニュースレターを作る際には、「基本の構成を盛り込む」「読者が参加できるコーナーを盛り込む」ことがポイントです。
ニュースレターの作り方を見ていきましょう。
基本の構成を盛り込む
まずは、基本の構成である以下の情報を盛り込んでいきます。
- 住宅の役立つ情報
- 自社の自己紹介
- スタッフ紹介
- イベントがあれば予告や報告
- 地域情報
- 施工事例
- お施主様の喜びの声
これらの情報をいくつかピックアップし読者が5分程度で読める量にするのがポイントです。
読者が参加できるコーナーを盛り込む
読者参加型のコーナーを盛り込み、読者にニュースレターに対する興味を高めることを目指します。
先に述べたような読者参加型のコーナーの他にも、以下のようなコーナーを盛り込むのもおすすめです。
- クイズ・心理テスト・診断
- 顧客からの投稿写真
- 顧客からの質問に答えるコーナー
顧客からいただく質問に答えるコーナーは、見込み客の興味関心を高めることにも繋がります。
顧客の心を掴む工務店のニュースレターの作る際の注意点
ニュースレターは顧客の心を掴むような内容で作らなければ、効果が見込めません。
また、顧客に価値のあるニュースレターであるという印象を持たれないと、毎回ゴミ箱に捨てられてしまい、しつこい工務店であるという印象を持たれる恐れもあります。
ニュースレターを作る際には以下の注意点を押さえて作成するようにしましょう。
- 売り込んでいる雰囲気を出さない
- お互いにコミュニケーションを取っているように感じられる内容にする
- 定期的にニュースレターを送る
それぞれ見ていきましょう。
売り込んでいる雰囲気を出さない
ニュースレターを作る際には、セールス情報ばかりにしないようにしましょう。
先にもお伝えしているようなパーソナルな内容や地域の情報など、顧客にとっても身近で役にたつ情報を入れることで、より顧客の興味を惹きつけられます。
他にも、整理整頓術など工務店やリフォーム会社だからこそ紹介できるテクニックを紹介することで、顧客の自社への信頼感を高められます。
お互いにコミュニケーションを取っているように感じられる内容にする
読者参加型のコーナーや、顧客の声・アンケート結果など工務店ならではの情報を入れることで顧客の興味関心をより惹くことができます。
アンケートは顧客が思っているリアルな声も拾えるので、今後の集客のための情報収集や家づくりにも役立てられます。
定期的にニュースレターを送る
ニュースレターは1度だけ読んでもらうだけではなかなか信頼関係を気づくことは難しいです。
定期的に送り続けることで、顧客に印象を残すことができます。
常に顧客の目を引けるように、毎月決まった日に送るようにしたり、地元のお店のクーポンも一緒に送るなど、顧客が手元に残しておきたいと思える工夫をしてみましょう。
まとめ
工務店のニュースレターの作り方や作る際の注意点について解説していきました。
これからの時代は人口減少により顧客をしっかりと獲得していかなければならず、より競争も激しくなっていくと思われます。
ニュースレターなど様々な集客手法を駆使して、顧客獲得を目指していきましょう。
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