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施工管理とは?仕事内容から必要なスキル、年収までくわしく解説!

2022.12.06

コラム

建設現場において施工管理者は、中心的な役割を果たす重要な存在です。

では、具体的にどのような業務をするのか、把握している方は多くはないのではないでしょうか。

施工管理とは、工事が計画通りに進められるように全体を管理する非常に広範囲にわたる仕事です。

そこでこの記事では、施工管理の仕事内容、必要なスキルや資格、年収から将来性までさまざまな情報をわかりやすく解説していきます。

施工管理についてくわしく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

施工管理の4つの仕事内容

施工管理には大きく4つの仕事があります。ひとつずつ解説していきましょう。

工程管理

工程管理とは、とび、土工、左官、コンクリート、電気、空調などの各種工事が工程表通り進捗しているかを管理する仕事です。

工事は必ずしも工程表通りに進むとは限りません。

資材の搬入が遅れたり、台風で現場がストップしたりするなど、建設現場は予期せぬ事態も起こりやすいです。

施工管理者は、現場で起きた状況を把握して、臨機応変に対応しなければならないことも多いでしょう。

品質管理

品質管理とは、設計通りに工事が進捗していくなかで、仕様通りの品質が守られているかを管理する仕事です。

使用する材料が規準を満たしているか確認しながら、現場の状況を記録して細かい評価を行っていきます。

原価管理

原価管理とは、策定した予算内で工事を完成させるため、人件費や材料費などの工事原価を管理する仕事です。

工事の進捗に応じて予算と実績を対比して、差異の状況を分析していきます。利益が確保できるように原価をコントロールします。

安全管理

安全管理とは、建設現場に従事する作業員の安全を守るために、現場環境を管理する仕事です。

建設現場において、通路の確保や消火設備の設置など安全管理業務は多岐にわたります。また、作業員の労働時間を管理して、労働基準法を遵守しているかのチェックも行います。

施工管理に必要な3つのスキル

上述した施工管理の仕事を行うためには、どのような能力が求められるでしょうか。

ここからは、施工管理職として必要な3つのスキルを紹介していきましょう。

専門的知識

施工管理職には、工事に関する幅広い専門的知識が求められます。

工事現場では、発注者や専門工事業者などさまざまな業種の人たちと折衝することが多いです。

現場内で円滑に業務を遂行していくためには、最低限の専門的知識を駆使して対等に話し合うことが必要です。

コミュニケーション能力

繰り返しになりますが、施工管理職はさまざまな業種の人たちと折衝することが多いことから、コミュニケーション能力が必須です。

コミュニケーション能力を高めていくためには、話す力と聞く力の両面が必要であり、そのことが信頼関係につながっていきます。

リーダーシップ

施工管理職は工事現場のリーダーです。

統率力を発揮しながら的確な指示を出すことで、現場がうまく稼働していきます。

時には年上の職人へ指示することもありますが、使命感を持って毅然とした態度で接すれば統率力が身についてくるでしょう。

施工管理に必要な7つの資格

施工管理の仕事は無資格でもできますが、資格を取得していれば現場の仕事の幅が広がってきます。

施工管理の国家資格に「施工管理技士」があります。

7つの施工管理技士資格については、以下の表で確認してみましょう。

 

資格 内容
建築施工管理技士 オフィスやマンションなどの建築工事の建設現場の施工管理の技術を証明する資格
土木施工管理技士 橋や道路、港湾、ダムなどの土木工事の建設現場の施工管理の技術を証明する資格
電気工事施工管理技士 照明や配線などの電気設備工事の施工管理の技術を証明する資格
管工事施工管理技士 空調設備やダクト工事、上下水道設備などの管工事の施工管理の技術を証明する資格
造園施工管理技士 公園や庭園、遊園地などの造園工事の施工管理の技術を証明する資格
建設機械施工管理技士 ブルドーザーやショベルなどの建設機械を操作する工事の施工管理の技術を証明する資格
電気通信工事施工管理技士 LANの設置や通信用設備などの電気通信工事の施工管理の技術を証明する資格

施工管理の年収を上げる2つの方法

他業種と比べて施工管理の年収の水準が、気になる方も多いでしょう。ここからは、施工管理の年収を上げる方法について紹介します。

施工管理の年収

同じ施工管理職であっても、以下のような要因で年収に差が生まれます。

  • 経験年数
  • 役職
  • 地域
  • 工事の種類
  • 会社の規模
  • 資格の有無

そのため、民間企業の全業種の平均年収と建設業の平均年収を比べてみましょう。

 

全業種 443万円
建設業 510万円

上記のとおり建設業は全業種に比べて平均年収が高い水準にあります。その中でも施工管理職は、経験の長さや資格の有無で年収が大きく変わると言えます。

参照:令和3年度 民間給与実態統計調査

実務経験を積む

年収を上げる一番の手っ取り早い方法は、実務経験を積むことです。

施工管理技士の資格を取得することで専門知識を習得し、そのうえで実務経験を積むことでスキルを向上させることができます。

そうすれば自ずと会社内での評価が高くなり、昇進が期待できることで必然と年収も上がっていきます。

転職でキャリアアップを目指す

会社に留まりそこで昇進をはかることもできますが、転職で年収をアップさせる方法もあります。

転職市場においては、今以上に自分の市場価値が高く、年収が上がる求人に応募することができる可能性もあります。

将来の目指したいキャリアを明確にし、今の会社に留まるべきか、転職するかを判断しましょう。

施工管理の将来性の3つのポイント

今やコロナ禍において、多くの業界で先行きが不透明な時代です。

施工管理の仕事の将来性はどうなのか解説していきます。

人手不足による安定した需要

建設業界の現状は、深刻な人手不足問題を抱えており、施工管理の仕事の需要は増加傾向にあります。

人々の生活において建物は必要不可欠であり、新築、修繕、解体など施工管理の仕事はなくてはならない仕事です。

今後も2025年の大阪万博や、災害復旧事業などの建設工事が進められており、施工管理は将来も安定した需要のある仕事と言えるでしょう。

働き方改革の浸透

これまで施工管理の仕事は、長時間労働できついとされてきました。

このような傾向が続くと働き手が不足してしまうため、建設業界全体で働き方改革が浸透してきています。

長時間労働是正のために、週休二日制の徹底や、建設工事における適正な工期設定の推進などの取り組みが進められています。

DX化の推進

昨今では新しいデジタル技術が生まれていますが、建設業界でも例外ではありません。

建設機械の遠隔操作や、ロボットによる施工、AIによる現場データの分析などさまざまな局面でDX化が進められています。

これからの施工管理は、エンジニアの側面としても求められるため、キャリアの幅はますます広がっていくでしょう。

まとめ

施工管理の仕事は、いろいろな職種の人たちを統率しながら工事を完成させていきます。

工事は必ずしも計画通りに進まないこともあり、さまざまな困難に直面することもあるでしょう。

ただし、困難を乗り越えて工事が完成したときには、何事にも代えがたい大きな充実感を味わうことができます。

この記事を読んで、施工管理に少しでも興味をもってくれたら幸いです。

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