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株式会社安江工務店様【後編】:システムの持つ役割は「道しるべ」です!「SAKSAK」事例

2022.07.15

コラム

今回は、2016年3月にグランドオープンしたHDC名古屋に自然素材の「LOHAS studio 名駅」をオープンされた株式会社安江工務店様へお邪魔して参りました。

弊社システム「SAKSAK」は2007年からご導入いただいています。現況をお伺いするため、代表の喜多と石橋がインタビューを実施しました。

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これからの高齢化社会に必要な企業であり続けたい

【喜多】
不動産から素材の話まで幅広いお話をありがとうございます。

【安江】
自分が住むのに、いいものを売っていきたいということと、さっきお話しした「一生涯お付き合いできる会社に」というのも、お客様がちょっと困ったことがあるとどこに頼んでいいか分からないことが多い。
例えば、塗装は塗装の専門があって頼んだとする。じゃあ、今度は他の部分に何かあったらその時、また探して・・ということになる。
それよりも、かかりつけのお医者さんみたいに、あそこに行って相談したらいいという場所があったらお客様にとってもいいんじゃないかなと思っています。
高齢化が進む現在、お年寄りの方にとっては、なんでも安心して相談ができる馴染みのお店が必要だと思うんですね。地域にとってそんな会社でありたいと思っています。

【石橋】
おっしゃる通りだと思います。
ちなみに、自然素材にこだわろうと思った、最初のきっかけは何ですか?

【安江】
きっかけか~。自然素材はもともと好きですね。例えば、これは盆栽だけど、(オリーブの盆栽を指して)これは僕がつくった盆栽なんですけど。

【喜多】
ええっ!そうなんですか?すごい!!

オリーブの盆栽からもらえたヒント

【安江】
ええ。あちらの盆栽もそうなんですけど、実は盆栽は中学校からの自分の趣味なんです。このオリーブもある意味、盆栽なんですよ。これは樹齢200年のオリーブ。

【石橋】
盆栽が趣味の中学生とは渋いですね。

【安江】
渋いでしょ?(笑)
それが仕事が続いたある夏、水やりができなくて、100鉢ぐらいあった盆栽がほとんど枯れてしまった。それを見て、もうやめようと・・。
そんな時、隅にあったオリーブの小さい鉢だけが、いきいきと生きていた。乾燥にすごく強いと思いました。じゃあ、引退するまではオリーブの盆栽でいこうと・・オリーブの盆栽を極めようということで本格的に始めたという感じです。

【喜多】
見た目もよく繁って美しいですしね。

【安江】
そうそう。オリーブをやっているうちに、小豆島に行くことが増えて、いろいろ見ていると、小豆島にも漆喰が使われてる建物があってね。漆喰の壁にオリーブの花壇・・何となく、地中海の雰囲気と似てるなーって。そしたら、「あれ? オリーブと漆喰って、すごい組み合わせがいいじゃん!」ってなって・・。
一宮店ができるときに「オリーブと漆喰」をテーマに決めたんです。

【喜多】
漆喰にオリーブ・・ピッタリ合ってますね!

安江工務店様対談画像

成功の秘訣は徹底的に「パクる」です

【石橋】
話は変わりますが・・そんな【安江】工務店様で取り組まれているユニークな決まり事や、社長の口癖なんてありますか?

【北村】
口癖ですか?社長からは、「とりあえずやってみよう!」というのはよく聞きます。これだけ社員も増えてくると、やっぱり皆さん、悩んで、「でも、これは・・あれは・・」ってなっちゃう時があるんですが、「とりあえず、まずやってみよう!」というところは、ありますね。

【石橋】
いいですね!

【北村】
あとは、TTP・・

【石橋】
TTP?

【北村】
徹底的にパクる。

【安江】
模倣ですね。模倣。

【喜多】
結構有名な話ですよね。

【石橋】
なるほど。(笑) でも、何をパクるんですか?

【北村】
「あの会社さんだと、こういうやり方をやってるよ」という話を聞いたら、「うちはある程度にしてココだけやろう」じゃなくて、全部きれいに丸パクり。完璧に。

【安江】
完コピ。
勿論、ちゃんと宣言させていただきますし、ノウハウ自体を買わせていただくこともあります。
いろんな考え方がありますが、大抵の会社はイイところだけ真似して、「いや、この部分はうちに合わないから」ってなる。

【喜多】
そういうところは多いですね。

【安江】
それだと意外とうまくいかないことが多いんです。で、「やっぱりあの話しは上手くいかない。」そういう話になるんです。

【石橋】
ああ、なるほど。

【北村】
でも、うちの場合はもう完全に全部を真似します。

【安江】
「先ずはそのまんまやってみる。アレンジしたり、四の五の言うのは、それからにしなさい」と。

【喜多】
そういうのをやる時って、やっぱり社内の抵抗というか、黙殺というか。ありますか?そこに対して社長は、どういう対応をされているのでしょうか?

【安江】
「いいじゃん。やってみようよ。まず」みたいな感じかな。

(一同笑)

【北村】
社長が率先してやってたりするので(笑)

【安江】
あとは、ユニークかどうかは分からないけど、例えば各店舗から20分~30分以上のエリアの仕事はやらない。お断りしちゃいます。

【喜多】
30分圏内ですか?

【安江】
ええ。お客様にはお断りして、その代わり知っている良い会社をご紹介します。お断りだけではねつけちゃったら、お客様はまた迷子になっちゃうので。

【北村】
遠いところからお問合せをくださるお客様も結構多かったりしますので、地域ごとで紹介したい会社は大体決めてありますよ。

やれてたことができなくなるタイミングがシステム化のサインです

【石橋】
連携徹底されてますね。
SAKSAKの導入前と導入後の変化や、また活用方法などをお聞かせいただけますか?

【北村】
SAKSAK導入前だと、うちはだいぶ前のお話しですね。

【安江】
そうですね。会計との連携、要は業務をより効率化していきたかったということと、あと僕が経営的にやっぱり求めていたのは、分析ができることでしたね。

【石橋】
ちなみに、分析をし始めたのはいつ頃からですか?

【安江】
これはもう、本当に昔から自分で分析をしていましたよ。それがSAKSAKだと、すごくできるので。

【石橋】
ありがとうございます。でも、この頃に分析されているリフォーム会社様は少なかったと思いますよ。

【喜多】
規模的なものもありますが、まだまだきちんと分析されない企業が多かったですね。

【石橋】
先駆けですね。最近では「しないとダメだよね?」みたいな風潮になってきています。

【安江】
僕は95年に入社したときから、顧客カードっていうのを使って案件管理をしていました。

【喜多】
そうそう。顧客カードありましたね。
会社の拡大に応じて、社長1人でやれていたことが、なかなかできなくなってくるというところが、やっぱりシステム化するポイントですね。

【安江】
そうそう。僕の資料では限界だったので、きちんとした利益管理ができるというのはやっぱりすごいなという感じでしたね、導入してみて。

SAKSAKは「道しるべ」

【北村】
最近では、SAKSAKの使い勝手にみんな慣れてるので、それぞれの店舗で分析して、「こうやっていこうね」っていうのが決まってきます。そこが良い点だと思ってます。

【石橋】
ちなみに現在の粗利率をお伺いしてもよろしいでしょうか?

【安江】
35~36%ぐらいじゃないかな。導入前は30の時もありましたよ。

【石橋】
では、30から、35~36ぐらいに上がったという感じですか?

【安江】
そうですね。でも、SAKSAKで粗利率を上げるか、上げないかっていうのは、自分たちの意志の部分も大きいと思いますよ。
大切なのは、思った利益率にできているのかをきちんとチェックできるかどうかだと思います。

【北村】
そうですね。チェック体制ができているのかはとても大切ですね。

【安江】
自分たちのこうあるべき着地点を設定する。「40で受注してこい」っていうのはできるけど、それで全体的な傾向がどうなのかを素早く分析できることの方がずっと大切です。

【石橋】
おっしゃる通りですね。

【喜多】
SAKSAKのいいところは、粗利率が下がらないようチェックできるところですから。

【安江】
思った通りにできるかどうかっていうことですね。

【北村】
「道しるべ」みたいなもんですよ。

【石橋】
「道しるべ」それは素敵な表現ですね。ありがとうございます!

大切なのは信頼性です

【喜多】
あと最後にうちと取引していただけている理由をいただければ。

【北村】
それは、僕個人としてはですけど、通常のパッケージで売ったら終わりというよりは、その後のお付き合いのところで、オプションが利く点は、ありがたいことだとは思っています。

【安江】
あとは、やっぱりたくさんのリフォーム会社とお付き合いしてるでしょう?その安心感はありますよ。たくさんの声を聞いた上での開発だろうから、「じゃあ、はい! しょうがないですね、従います!」みたいな感じで素直に従いやすいじゃないですか。

【北村】
確かに、業界が違うとなかなか内情が分かってもらえないので。

【安江】
豊富な実績があるからこそ、自分の気付かなかったことを言われても納得できますね。

【喜多】
ありがとうございます。そういったやり取りに費やすコミュニケーションの時間にも実はコストがかかってるということは普段なかなか意識してなかったりするもんなんですよ。

【安江】
全くそうですね。そういった認識が同じなのは助かります。やっぱり、お付き合いするのに大切なのは信頼性ですね。

【喜多】
もう本当に長年ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします!

【安江】
いやいや。こちらこそ!

【北村】
これからもよろしくお願いします!

【喜多】
今日は本当にありがとうございました!

 

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