新たな市場を探索する!賃貸DIY市場の可能性とは?|住宅リフォーム経営コンシェルジュ

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リフォームの提案は、写真や現物を見せる場合が多いです。
それは説得力がありますし、即効性も高いです。
しかし、仕事の分野の「発掘」となると、天井が少し見えて来ます。

新たな市場の可能性を探りたいですね。
そこで、今回はDIYに着目してみます。

目次

1. DIYで可能なリフォームとは?
2. 賃貸入居者の持たないもの、難しいこと
3. 賃貸入居者にリフォーム会社が提案できること
4. 具体的な賃貸リフォーム商品は?
5. まとめ

01 DIYで可能なリフォームとは?

 


最近はDIYブームもあり、様々な物を自分で作る人が増えています。
簡単なところでは100均でメッシュパネルやボードを買って、小さな収納コーナーを作ったり、
大がかりなものでは庭にウッドデッキを作る人もいます。
これらのことから、DIY愛好家は多いこと、更にはリフォームに関しても愛好家からの需要があることが伺えます。

賃貸住宅ではできないのか?

賃貸住宅に住んでいてもDIYをしたい、そんなニーズも増えています。
そのニーズを反映し、ネットでは賃貸でもできるDIYが数多く紹介されています。

さて、ここで賃貸住宅で出来るDIYリフォームの範囲について考えてみましょう。
まず前提として、賃貸住宅には原状回復義務があり、退去時には元通りに戻さなければなりません。
最近はリフォーム可の物件も出てきていますが、まだまだ少数派ですので基本的には元に戻すことが必要になるでしょう。

そうすると、できることは限定されてきます。壁に穴を開けたり、アンカーを打たないことが条件になるのです。それでは、賃貸住宅のリフォームは出来ないかと言うと、決してそうではありません。DIYで施工が出来て、しかも壁に穴を開けないアイデアやアイテムが紹介されています。

賃貸でもできるDIYアイデア

それでは具体例です。
手に入りやすいカラーボックスを組み合わせて作る収納はポピュラーです。カラーボックスに壁紙を全体に貼り付けるとグッと雰囲気が良くなることがネットや雑誌などで紹介されています。

また、ツーバイフォー材で床から天井までの突っ張り棒を作るディアウォールも魅力的です。所定の長さに部材をホームセンターで切断して設置し、棚板などを這わせれば、オシャレな収納やディスプレイ棚が作れます。
この他にも、貼って剥がせる初心者向けの壁紙や、はめ込み式のフロア材などもあります。

02 賃貸入居者の持たないもの、難しいこと

それでは、賃貸住宅の住人とリフォーム店の違い、つまり賃貸住宅の入居者が持っていない物、リフォーム会社が持っている物を比較して挙げてみます。

賃貸入居者の持たないもの

まず挙げられることは、賃貸入居者は部材の加工、組み立ての場所がありません。
多くの場合、居室内での工事になってしまい、長尺物の部材や大きな板材を扱うのは困難です。

次に挙げられるのが工具の問題です。DIY愛好家にもレベルがありますが、リフォーム店よりも不利な場合が多いです。
初心者ならばドライバーやスパナの入った工具セットくらいとなり、そして上級者ならば電動ノコギリ等を持っているくらいになることでしょうが、アイテム的には不利となる場合が多いと思われます。

リフォーム会社が持っているもの

それに対して、リフォーム会社の有利な部分を挙げてみましょう。
リフォーム会社の有利な点は、部材加工などで差がつく点が挙げられます。加工スペースで有利であったり、工具の数は多いです。
また、塗装などについても有利な場合が多いでしょう。
塗装を賃貸の居室内でする場合、におい等の問題があり、出来ることが限定されます。その一方で、リフォーム会社は場所等でも有利でありますし、部材の仕事を塗装の専門業者に任せることも出来るでしょう。
いずれにしても、設備や工具そして場合によっては外注できる業者とのコネクションを含めますと、リフォーム会社が優位に立ちます。

03 賃貸入居者にリフォーム会社が提案できること

賃貸入居者よりもリフォーム店の方が、持っている設備で上回ることが分かりました。そして、そこの差にDIYで施工したいが、個人での製作は難しいという心理を読み取ることも出来ます。
そして、その部分に、賃貸入居者にリフォーム会社が提案できる部分が眠っているとも考えることも出来ます。

凝った素材や仕上げの提案

それでは、リフォーム会社が、賃貸入居者に提案出来ることには、どんなことが挙げられるのでしょう?
まず挙げられるのが、凝った素材や仕上げの提案です。例えば、木材にしても、表面のオイル仕上げやワックス仕上げは、狭いスペースでは結構厄介です。また、例えば鏡面仕上げのステンレス等を使いたいとき、個人のレベルでは難しいです。ステンレスの鏡面仕上げは、何種類かのサンダー等が必要になり、工具の問題だけでなく音の問題でも厄介になるからです。

大掛かりな仕事、資格の必要な仕事

次に挙げられるのが、大掛かりで難易度の高い工事です。
例えば、長さが2メートルを超える部材の組み立てを考えます。部材も長くなれば、加工や組み立てが1人では難しくなり、人数が必要になります。しかも、ある程度慣れた人の仕事が必要になるため、個人レベルではなかなか大変です。

そして、資格が必要な仕事も、個人での製作は難しくなります。具体例としては、水道工事や電気工事が挙げられます。水道工事の素人工事は漏水に繋がり、下階までも水浸しにするリスクもありますし、電気工事のモグリは、火災の危険性に繋がるからです。

また、一定以上のレベルになりますと、設計能力もものを言うと思われます。設計には、CADの利用が望ましくなる場合も多く、リフォーム会社の方が圧倒的に有利になるとも思われます。CADはフリーソフトでも高機能の物がありますが、習熟度等から考えると、プロの方に軍配が上がります。

04 具体的な賃貸リフォーム商品は?

ここで、リフォームの商品の例を挙げてみます。

マンションのベランダ

マンションのベランダは、入居者にとって使いやすいスペースです。先に挙げたウッドデッキなども設置しやすいです。
マンションのウッドデッキは、構造の強度がベランダの床で担保されることから、床の形に合わせて敷いて固定するだけで、完成させることが可能です。

室内のロフト

人が上に乗る物については、強度が重要になります。
例えばロフトの製作を考えてみましょう。
ロフトほどの大きな物になると、床の強度が心配になりますが、そこで必要になるのが、例えばツーバイフォー住宅等の建築技術の知識の応用です。
住宅を見てみると、耐力壁の条件等から応用するとツーバイフォー材や、厚い合板の利用で、十分な強度を出すことが出来ます。こういった場合は、プロの経験が物を言う提案となるでしょう。

05 まとめ

DIYリフォームでの商売で重要なのは、個人では難しい部分を探し出し、それを顧客サイドにアプローチしてやることが重要になります。
ある意味で心理戦のような部分もあるかも知れませんが、商売の上では必要と心得ましょう。

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