”時間”について考える一冊です。|住宅リフォーム経営コンシェルジュ

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こんにちは。サポートの山口です。

 

突然ですが、みなさん「モモ」という物語を読んだことはありますか?

私がDATAKITに入社したての頃に北山女史から、
「私からの課題図書!」と渡されたのがモモという児童文学書でした。

貸して頂いた直後にも読んだのですが先日2回目を読み終わりました。

 

 

円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。

 

小学校5年生向けの児童文学書ですが、時間という難しいテーマを扱っています。
そして、これがめっちゃくちゃ考えさせられる内容なんです(´・ω・`)

 

あらすじにもある「灰色の男たち」は人間から時間を奪って生きているので、
多くの人間の心のなかに入り込み時間を奪っていきます。

 

たとえばモモの住む街の散髪屋さんは「灰色の男たち」の影響で、
30分かけてお客さんと色んな話をしながら楽しく髪を切っていたところを、
まったく会話などをせず機械的に業務をこなすことで10分で髪を切るようになりました。

 

これで20分の時間が節約できるようになりましたよね?

が、散髪屋さんはこの節約した20分を利用することなく、
もっと節約しなきゃ!という強迫観念で時間の節約だけを始めるのです。

 

また、体が不自由な恋人にお花を届けていた時間も無駄だと思い、
回数をどんどん減らしていってしまいます。( ;∀;)

 

散髪屋さんの節約したこの時間を「灰色の男たち」が奪うことにより、
彼らは生きながらえているのです。

 

そしてどんどん街の人々全員が散髪屋さんのように、
もっと時間を節約しなきゃ!と時間に追われて生きるようになりました。

 

こういった行動ってもはや「時間を節約すること」が目的になっていますよね。
散髪屋さんもどんどん心が貧しくなっていってる印象を受けます。

 

時間を無駄にしてはいけない!早くしなくちゃ!

 

こう思いながら生活している方って結構いらっしゃると思います。私もその1人です。

私自身は、時間の節約が悪いことだとは全く思っていません。

 

この物語で問題となっているのは、
「時間を節約すること」ではなく「時間を節約すること」のみが目的となった結果、
時間を節約するために人が人に対してなおざりな態度を取るようになることだと思います。

 

作者のミヒャエル・エンデはどう考えていたかは分かりませんが、
私自身は、節約できた時間は自分や周りを豊かにする時間に使うべきだと思います。

 

DATAKITのミッションステートメントには、
「人にしか提供できない価値の提供に、人々が取り組める社会の実現を目指します」
という一文があります。

それこそ私が思う、自分や周りを豊かにすることなんだと思うのです。
人間の心の機微を感じ取れるのはやっぱり人間自身なんだと思います( ・ω・ )

 

便利なITツールの導入によって私たちの時間の節約ができるようになったときには、
それ(時間の節約)自体を目的にするのではなく、
時間の節約によって生まれた新たな時間を人のために使用することを目的とする。

こうやって私自身や周りの人の心が豊かになればいいな~と思いますし、
これがあるべき時間の姿なのかなって思ったりします。

 

児童文学書ではありますが現代を生きる大人に読んでほしい本だと思います。

 

ちなみに北山女史からは1年半以上借りパクしておりますので(笑)
4月に復帰されたらちゃんと返却しようと思ってます…(笑)

 

時間泥棒に自分の時間を奪われないように、
しっかり自分で時間の手綱を引いて毎日を大切に生きようと思います(*^o^*)

 

お時間のある方はぜひ読んでみてください♪

 

 

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