リフォーム会社が向き合う見えない壁とは?「SAKSAK」事例:株式会社安江工務店様【前編】|住宅リフォーム経営コンシェルジュ

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今回は、2016年3月にグランドオープンしたHDC名古屋に自然素材の「LOHAS studio 名駅」をオープンされた株式会社安江工務店様へお邪魔して参りました。弊社システム「SAKSAK」は2007年からご導入いただいています。現況をお伺いするため、代表の喜多と石橋がインタビューを実施しました。

【中編】「本物」の時代に向けリフォーム会社が取り組むこと
【後編】システムの持つ役割は「道しるべ」です!

フォーム会社が向き合う見えない壁とは?「SAKSAK」事例:株式会社安江工務店【前編】|住宅リフォーム経営コンシェルジュ

yasuerogo

自慢されて・・「じゃあ、乗りますよ!」みたいな感じでした

全員 今日はどうぞよろしくお願いいたします。
 喜多 安江工務店様には随分前からご導入いただき、ようやく今回、事例の取材に伺うことができました。まずは、弊社の「SAKSAK」ご導入の経緯についてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
 安江 はい。最初は、他社システムを導入していたんですよ。
 喜多 そうでしたね。
 安江 今も付き合いの深い、奥田さん(株式会社OKUTA 会長)がSAKSAKを導入されていて、うちは取り残されたまま以前のを使っていたという感じでした。
 喜多 OKUTA様からお話をいただいて、そこからお付き合いが始まったんでしたね。
 安江 そうそう。奥田さんから、「こんな機能もあんな機能もある」とかいって、自慢されて・・。

(一同笑)

 安江 そう。「じゃあ、乗りますよ!」みたいな感じですよね。

日々成長している感がありましたね

 安江 あの頃、OKUTAさんで、すごいソフト開発がどんどんされていくのを見てて、「もう、うちも入れよう」っていうことで。
 喜多 あの頃、サーバーが結構いっぱいになってきて、メンテナンスのレスポンスをもうちょっとよくしたいっていうニーズがおありで、あと、大事なのが見積もりのシステムとの・・
 安江 連携?
 喜多 連携を取って、もっと業務を効率化したいって。「ポイントは見積もりなんだ」っていう話をされてましたね。
 安江 そう、あの頃はね。
 喜多 「みんなの業務の効率化なんだ!」っておっしゃってました。
 安江 みんなが見ることのできるよう作った見積システムで、かわいいソフトですけどね。それと連携したくて。後々は会計ソフトとの連携もしましたね。
 喜多 そうでしたね。
 安江 でも、本当のきっかけとしては、OKUTAさんのところで使ってるのを見てて、臨機応変な開発をされてるところが、日々成長している感がありましたね。
 喜多 そうですね、ありがとうございます。(笑)

「SAKSAK」事例:株式会社安江工務店様

 

ハウスメーカーからもう発注しないって言われたら・・怖い状況でした

 石橋 ところで、会社についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
 安江 じゃあ、かたいところから。売上が去年の12月の決算で41億3000万円です。社員は130名、1月現在でね。創業は昭和45年です。
 石橋 歴史がありますね。
 安江 そうですね。僕が2代目で始めて、社長になったのが1999年。
翌年の2000年にリフォームを本格的に始めました。当時は、チラシを中心にやっていこうってことで。
 喜多 リフォームをやっていくきっかけは何かあったんですか?
 安江 僕は他の会社を5年ぐらいやったのち、95年に安江工務店に入社したんですが、入社当初から売上は毎年右肩下がりで、新築の仕事も取れなくなってきていました。工務店としては新築がメインだったので、厳しかったですね。当初はリフォームといっても、大きな修繕とか、工場の修理とかそういうものでした。でも、次第にそういうのも減っていき、最後に残ったのはハウスメーカーの下請けの仕事と、修繕の小さな仕事。修繕は、後々新築や大きなリフォームにも繋がるかもしれないお客様なので。その二つが残っていくような感じで。
 喜多 ええ。
 安江 時代的には90年代後半の平成不況。
だからその頃・・まだ社長じゃない時代の話ですが、いろんな会社が「これからはリフォームだ!」みたいな感じで立ち上げてた頃で、僕もリフォームがいいなと思って取り組み始めたんだけど、どういうふうに取り組んだらいいかあまり分からなかった。
99年に社長に就任した当時の売上の内訳は、修繕と、大手ハウスメーカーの下請けしか残ってなくて、7億のうち5億がハウスメーカーの仕事で、2億が修繕の仕事っていう。ハウスメーカーからもう「来年から発注しない」と言われたら2億になっちゃうというような(笑)。怖い状況ですね。

 

無添加リフォーム、そして歩合から分業へ、時流にのるということ

 石橋 2億が修繕。
 安江 そうです。5億がハウスメーカーのたった一社からの下請け。合わせて7億っていう感じですね。
 喜多 下請けが半分以上ですよね。
 安江 社長になって以来、いろんな会社を見て回って、船井総研でチラシをまいて、お客さんをまず増やすというやり方に決めて、チラシをまきだして徐々に売上を上げていったんです。
 喜多 その後、無添加リフォームへと方向転換されたのですね?
 安江 そう。本格的にOKUTAさんと一緒にやりだしたんです。
 喜多 なるほど。懐かしいな。
 安江 連携2003年にロハスグループができて・・そんな経緯でリフォームを伸ばしていったという感じです。
 喜多 そこから元請けを増やしていったという感じですか?
 安江 そうですね。おかげさまで2003年頃から急成長してきました。
リフォームを徐々に伸ばしていって、分業も始めました。
 喜多 このあたりから、歩合制をやめる会社が増えて分業にしていく会社が増えた時期ですよね?
 安江 そうなんですよ。我々も色々ありましたよ。「俺は歩合で食っていくんだ!」っていう人は「面白くない」って辞めちゃったりとか・・。
 石橋 分業で歩合をなくした場合、「お給料は変わらないのに仕事が増えるのは・・」みたいな意識って出てくると聞くこともありますが、その辺はどうでしたか?
 安江 いや、本当は分業がうまくいけば、大変じゃなくなるはずなんですよ。

生産性を高めるシナジーを生むことが「分業」

 石橋 そうなんですか?
 安江 分業ってなんの為にするかというと、生産性を高めるためにやるんです。専門の仕事に分けたら、「ここだけなら自分にもすぐ覚えられるし、すぐやれる!」っていう感じが組み合わさって、足し算したら1+1+1=3じゃなくて、4とか5とかになるっていうのが理想の分業です。
 喜多 得意が組み合わさるほうが、本人も楽ですよね。
 安江 そうそう。
 石橋 それでも、やっぱり歩合の方がいいっていう社員さんは、歩合のところに行ったりするんですか?
 北村 そうですね。安定と波の選択の話になりますね。でも、ある程度安定的にお給料がもらえる方がいいという人が、最近は増えてきていますね。
 石橋 なるほど。時代ですね。
 北村 はい。そうだと思います。

見えない壁と向き合った先に見えてきたもの

 石橋 ところで、「SAKSAK」のご導入は2007年でしたね。
 安江 そうそう、そんなリフォーム業界の変化に合わせて、やたら入金回数が多い新築にも「SAKSAK」は対応してくれてましたから。
あの頃は見えない壁に悩んでいたころですよ。
 石橋 見えない壁というのは何ですか?
 安江 分業や、リフォームの割合など、そういう大きい変化の時でしたね。
 喜多 どちらかというと体質改善に力を注いでいて、拡大のほうはいったん待っているという時期ですかね?
 安江 そうですね。少しづつは拡大の努力はするんだけど、ハウスメーカーという我が社にとっての花形事業だったのが、売上はさほど変わらないのに利益が出なくなっていって・・。
リフォーム事業を始めた頃は、古株から「そんな余計なことをやらんでもええんじゃないか?」って言われてました。「でも、もう1本ぐらい柱を立てときましょうよ!」みたいな感じでリフォーム事業をやらしてもらってたのが功を奏したという感じです。
 石橋 先見の明がおありだったんですね。
 安江 いや、本当にどんな風になっていたか分からないですね。

 次号~「本物」の時代に向けリフォーム会社が取り組むこと~

 

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